新・空飛ぶ猫さん’ず 

目の見えない黒猫と、ぽっちゃりな女子猫の写真と飼い主の日常

がぶちゃんの思い出話

2011-10-02 11:33:38 | インポート

テンプレートを変えたら、やたらと写真がでかくなった・・・。

近いうちにまた変わると思うんですが・・・・(苦笑)

写真はがぶちゃん。(知ってます)

こういうコなんです(笑)彼の性格がわかる寝相ですが。

今日はがぶちゃんの若かりし頃のお話を一つ。

幾つぐらいだったかなー。きっと4~5歳かなー。いや、もっと若かったかも。

ある日、がぶちゃんがいつもはもっと活発なのに、ちょっと違う事に気づきました。

なんだか変だな。

元気いっぱい、と言うのとは違う気がして。

どこか悪いのかな、病院へ行こう、と去勢手術以来行っていなかった動物病院へ行きました。

で、待合室でがぶちゃんが呼ばれました。

「どうしました?」って先生に聴かれて、私どう説明して良いから解らなかったから、ありのままを言いました。

「顔色が悪いんです」

その瞬間、待合室に笑い声がどっと。

だって・・・・がぶちゃん真っ白ペルシャだから顔色なんて解るはずもなく。

きっとそれは犬だって同じ。

みんなに笑われたーって思ったけど、それが私の感じた印象でした。

でも、先生は笑わなかった。

真剣に聴いてくれた。

いつもと元気がないこと。ご飯は食べているけど、やっぱり変だって。

そして、「血液検査しましょう」ってことになって。

待つこと30分。

結果が出ました。

がぶちゃん肝臓機能がかなり悪くなってて。

黄疸も出てました。

私が顔色が悪いって感じたのは、この黄疸のせいでした。

「外に出してます?」って先生。

出している、と答えたら、可能性としたら草枯らしの薬が付いた草を食べたかもしれないって。

きっと、まだ除草剤まいたばかりの所に行って、草を食べた。

我が家ではがぶちゃんとちびちゃんがいるから、いくら芝生に草が生えてても除草剤は使いません。

きっと、外に出た時によそのお宅の庭で・・・・という話でした。

「入院です」

先生はそう言いました。

肝機能が悪いから点滴とお薬で治療しましょうって。

その日、即入院。

家に帰って母に話したらびっくりしていました。

でも、がぶちゃんのためだからねって。

去勢手術の時は1泊で帰ってきたから淋しくなかったけど、病気でいないとなると、家から灯が消えたようでした。

翌日、母と一緒に病院へがぶちゃんに会いに行きました。

病院の奥の、人間で言う病室に通された私たちは、四角いゲージに入れられて、手には点滴をしながらじっとしていうがぶちゃんに会いました。

なんだか、モニターもついているぞ。

そんなに病状は悪いのかしら・・・。

HRが180くらいあるし・・・。とか思っていると、気付いたがぶちゃんがむっくり起きて近づいてきました。

「がぶちゃん」って呼ぶとお返事。

これが弱弱しい鳴き声で。今でも忘れられません。

「帰りたいよー」って言っているように聞こえました。

母はその瞬間泣きだすし。

泣いている母を見て、私が泣いちゃいけないって、泣きたいのを我慢しました。

ちょっとの間だからってがぶちゃんと母に言ってたら、先生が「お母さん、淋しいねぇ」って。

ケージの間から手を入れてがぶちゃんをなでなで。

頑張って、すぐ家に帰れるからねって言って、後ろ髪を引かれる思いでお部屋を後にしました。

その間、がぶちゃんが鳴いてたから、とっても辛かったです。

結局がぶちゃんは4日間、入院しました。

連れて帰るころは黄疸もひいて、顔色の悪さは感じられませんでした。

でも、退院して、1週間は肝庇護剤の注射に通い、それからは投薬。

半年間お薬を朝晩飲み続けました。

定期的に血液検査したら、肝機能はどんどん良くなり、半年後、晴れて病院と縁が切れました。

よかったよかった。

がぶちゃん頑張ったねーと家族一同喜んだものです。

もう、病院のお世話にならないね、なんて話していたんですが・・・・・。

それからお空へ帰るまで、病院とはずっと縁があり続けたがぶちゃんです(笑)

これががぶちゃんの最初の病気。

ホントに生きててくれてよかったと思いました。

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