kurogenkokuです。
288冊目は
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司馬遼太郎「坂の上の雲」を読む
谷沢永一 著 幻冬舎
昨年末に終了したNHK「坂の上の雲」が非常に良かったので購入して読んでみました。
司馬遼太郎「坂の上の雲」はさらりと読んだことがありますが、ドラマを見て、本書を読むとさらに理解が進むと思います。
本書P120にはこうあります。
「だから、これは、帝国陸軍・海軍批判の書として読むべき」
ドラマを見ていると「日露戦争の悲壮な勝利」が描かれたものと理解して終わりがちですが、本書を読むと司馬遼太郎の解釈は全く違うということに気づきます。
非常に興味深い書です。
【目次】
第1章 まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている
―国と人を育てた明治という時代
第2章 おそろしさはその素人ということじゃ
―秋山好古・秋山真之・正岡子規
第3章 日本人は飲まず食わずで巨大海軍をつくった
―日露戦争前夜
第4章 はじめて『近代』というもののおそろしさに接した
―日露戦争勝利の真相
第5章 勝った収穫を後世の日本人は食いちらした
―日露戦争が日本に与えた悲劇
第6章 作家にとって知識は敵である
―司馬遼太郎の作品と生涯のテーマ
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