紅楼ん家- kuronchi -

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帰省しておりました♪其の三

2013-01-04 17:59:16 | おでかけの扉
【9th CREW】から帰宅して布団に入っても、興奮が冷め止まぬままで寝つけず
寝不足なはずなのに、8時にしっかりと起きましたwww
朝ごはんもちゃんと食べて、メイクもして、荷物の片づけをし、10時前に実家を出ました

このお別れの時が一番ツラい……
「元気でな」
「風邪ひかんようにな」
「無理したらあかんよ」
簡単な言葉なのに、胸が詰まる……

無理やり笑顔を引き出して、一時のお別れ
「また来るからね



朝から快晴

雪はまだところどころに残っていましたが、道路はもうすっかり溶けているところが大半
まっすぐ帰るわけないじゃんwww


一路、実家の大垣市から岐阜市へ


岐阜市には、母方の祖母が住んでおりました。
過去形なのは、今は介護施設に入っていて、前とは違う場所に住んでいるのです
まだオイラが小さかった頃、住んでいたアパート
もう一度見たかったのです。

二階建ての木造、風呂なしトイレ共同という古~いアパートに、夏休みや正月休みなどに家族皆で遊びに行くのがすごく楽しみでした。

夏休みには長良川まで歩いて行って、川原で遊んだり花火大会を見たり。
10分ほど歩いた所にある銭湯まで、なにやら楽しく話しながら歩いたり。
寒いのに小さなコタツにギュッと入って、テレビを見たり。
小さな部屋に布団をいっぱいに敷いて、くっついて眠ったり。
思い出がたくさんある

ここも、もう10年近く行くことが出来ませんでした。
それが今日、叶いました


道も舗装され拡大され、立ち並ぶ店もすっかり変わり、おぼろげな記憶を辿りながら長良北町へ

「そうそう、この細い道だよ
とか独り言を言いながら、車2台すれ違えないような道をゆっくりと走っていくと……
そこにあった
【美山荘】

もう誰も住んでいないと聞いていた。
ちらりと見えた、古びた靴箱、階段、もうすっかり色あせていた。
でも、まぎれもないあのアパートだった。



いろんなモノが外れた。

祖母の病気を知った。

9th CREWに帰れた。

想い出のたくさん詰まった美山荘を見ることができた。



「良かった……」
とつぶやいた途端、それまで張っていたものがプツンと切れた。
運転しているのに、涙がボロボロこぼれてた。
路肩に止まればいいのに、ひたすら前を見て運転してた。
そして、泣いた。
いろんなものが詰まった涙だった。

なんか、やっと泣けたって感じだった




其の四へ続く~~





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