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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

Canon EOS Kiss X5 入手

2016-12-11 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
以前にジャンクで手に入れて、使っていたkissX2をローパス除去改造したので、もう一台普通に撮れるX2でもと思っていたが、さすがにX2はもう玉が少なくなってきている感じ。見てるとX5が2万前後で落札されている様なので、X5が安く落ちないかと物色していたのだが、この度、めでたく本体と電池、ボディキャップのみだが、15.5k円にてを落札。


商品説明では、背面に浮いている所が有るが動作は問題なしとの説明。オクの写真では良く判らなかったが、確かに右後ろの拡大縮小ボタン近くの合わせ目が浮いている。



ラバーをはがして良く見ると、背面パネルが軍艦部の中の部品を挟んで内側に入り込んで、軍艦部が正規の位置に収まっていない。



う~ん、これは一度分解歴が有りますよと言うしるしだね~!、、、何のために分解したんだろう??、、、、気になるが、まぁいいか。

さて、この浮き上がりと言うか組間違い、分解して、治せそうな感じだが、面倒なのでどうしようかと思っていたが、分解を説明している海外のページを見つけたので、参考にばらして組み直すことにした。

先ずは、底面のネジを4本外す。



右手グリップの横のネジ2本を外す。



左手側は、ラバーの下に有るネジを4本外す。



コネクタのカバー部分を持ち上げて外す。





ここは外さなくても良いかもしれないが、ちょっと背面が開きにくかったので、ファインダー下のネジ2本も外した。



中につながっているフレキと配線を切らない様に、そっと背面パネルを持ち上げて外す。



背面パネルを外した所



浮き上がっていた所は、軍艦部側のロックの爪が割れてしまっている。



まあ、無くても何とかなるか、、、、

と言う事で、元通りに組み付ける。



軍艦部のプラ部品が少し変形してしまっているのと、中の爪が折れている事も有り、元の組位置に戻してもまだ少し浮きあがっている。

ドライヤー辺りで熱を掛けながら力を掛けておけば元に戻りそうだが、まあたいした事ないので、ここは、このままで終了。

以前にX2のシャッター回数を調べたEOS Infoでシャッター回数を調べようとしたが、うまく行かない、、、、

EOS utilityが少し古いので、キャノンのページからX5用のアップデートファイルでアップデートしたが、それでもだめ。確かにEOS Infoのページには、X4までしか対応が書いてないんだよね、、、、

諦めてサービスセンターに持ち込もうかと思っていたのだが、もう一つ「Canon EOS Camera info」と言うのが有ったので、それで試してみる。



こちらでは、無事に回数を表示。なんと6000回強と、かなり少なめ。これはちょっと嬉しい。

シリアルからも、X5の最初の製造から20か月後の製造らしい。1年半弱でモデルチェンジするエントリー機なので、ほとんど最後の方の生産品らしい。

ちなみに、このアプリは比較的最近の機種にも対応している様だ。

と言う事で、ボディに多少キズは有る物のまずまずの機体が手に入ったかな。

2016.12.9(12/11Up)


フィルター買いました。

2016-05-23 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
先日、Kiss X2 のローパスフィルター除去改造を行ったが、全フィルター削除したので、撮影には、レンズ先端取り付けのUv-Irカットフィルターを付けて使っていたが、新たに買ったF2.8レンズ群は、フィルター径が異なる事も有り、FFタイプのフィルターを買った。


Uv-Ir域のカットとHα以外の赤領域のカットでHαのコントラストアップを目指して、IDASのHEUIB-2フィルターを購入。MFAアダプターと一体型に成った物を送料も入れて19k円にて購入。

以前は、ねじ止め式のアダプターと37mmのMFAフィルターの構成だったのだが、最近アダプターは、ねじ止め無に切り替わり8k→4kへのコストダウン。また、ねじ止め無の一体型も発売されて、37mmフィルターの1kアップで買えるようになり、以前の組み合わせより、7k円安くなって、貧乏人の私にも、だいぶ手が出しやすくなった。



早速、カメラに取り付けてみる。切欠きに合わせてフィルターを落とし込み、位置を回転させて、切欠きが引っかかって落ちてこないようになる構造だ。

でもなんだかグラグラするような、、、、どうやって固定するの??

どうやら、EFレンズを取り付けると、EFマウントがフィルターを押さえつける構造の様である。

EFレンズは良いが、望遠鏡へのTリングや、M42からの変換アダプター使用時は、フィルターとアダプター類の隙間が出来て、そこでフィルターが前後に遊んでしまう。



遊ばない様に、T-リング側に貼り付ける織毛紙までついている。なんだかな~、、、、
これならねじ止めの方が確実っぽいけど、、、、まあ安くなってるので余り文句も言えないが、、、、

ちなみにFFフィルターを装着すると多少光路が長くなるので、無限遠の改善が期待できるので確認してみたが、70-210は70mm側で、17-50mmは17mmで、以前よりは改善しているが、まだ無限遠が出ない。

外したフィルターは2枚で、1.4mm位の厚み。IDASのフィルターは、0.5mmしかないのでまだまだ足りない様だ。

ちなみSEOのFFはそこを考えているのかフィルター厚が1.4mmとなっている。でも税抜24k円と7k円ほど高いしな、、、今さら買い替えるのも癪だし、、、なんかいい方法を考えましょう、、、、

2016.5.19(5/23)

レンズ買いました。

2016-05-19 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
先日、遠征で135mmF2.8が使えず、結局F4とかF5.6のレンズの暗いポイントで撮影したのだが、どうにも露出時間がかかるし、ISOも上げないといけないので、せめてF2.8程度のレンズが欲しいと思っていくつかオクで買ってみました。


ほんとは、M42の単焦点でも良いいかなと思ったんですが、オクを探してもあまり出てなくて、値段もそれほど安くない。試に「F2.8」で検索すると、AF対応のズームが結構出ているようで、その中で難ありの安いのをいくつか探して落札しました。



70-210mm、28-70mm、17-50mm、3本とも全域F2.8。これで星野撮影も楽しくなりそうだ。

ちなみに、色々と難ありを買ったので、70-210mmは、商品説明通り、AF不良、中玉に曇り有。AFは使わないから問題ないけど、中玉曇りは、そのうち分解清掃の記事が載る事でしょう。



28-70mmは、AF時は問題ないが、MFにするとピント環が前後方向に少し動いてピントがずれる。商品説明ではエラー表示が出るだったのだが、、、、まあ、ピントを合わせた後に、レンズの向きを上方→下方とか、下方→上方って動かさないだろうから何とか使えるか。

17-50mmは、ゴムラバー無、動作正常、カビ曇りなしの説明書きだったが、何やら前玉に汚れの様なものが、、、一生懸命レンズクリーニング液で拭くが全く取れない。どうもコーティングを強めの有機溶剤かなんかで拭いてしまったみたいな、コーティングのキズと思われる。



うーん、あんまり派手には影響しないかもしれないが、説明にないキズはちょっと、、、、
一応NC,NRは商品説明に書かれているが、ダメもとで、出品者に連絡。

ちなみに、この出品者、同じレンズが手に入り易いのか、私の落札の後も、同じ物をすぐ出品しているし、評価を見ると同じレンズを何本も販売している。そこで、傷の無い同じ物への交換をお願いしたら、早速代品を送ってくれるとか。良心的な出品者で助かった。

本日、無事に代品も受領。

と言う事で、これで17-210mmまでF2.8で星野が撮れるようになるので、対象の幅が広がって楽しみだな。でもこの後梅雨入りだから、実際稼働するのは梅雨明けだろうか、、、

でもこうしてみると、28-70mmは買わなくても良かったのでは、、、、

2016.5.19

EOS Kiss X2 LPF 除去改造2

2016-05-04 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
さて、ローパスフィルターを外したEOS Kiss X2だが、Uv-Irカットフィルターは残したのだが、コウイチさんの記事を含めて、検索して出てくるブログでは、大抵このUv-Irカットフィルターも外している例の方が遙かに多い。


【↑EOS Kiss X2のUv-Irカットフィルター】
こちらのかたくちいわしさんのブログでは、最初の改造でにUv-Irカットフィルターのみを外して、その後で、ノーマルとUv-Irカットフィルターなしの比較もされて、星雲の写りにはあまり影響がないみたいな結果もでていますが、LPS-P2併用なのではっきりしない結果に見えます。

ちなみに、上の写真のフィルターが「Uv-Irカットフィルター」と言うのもどこかのブログで見かけたのですが、、、、

ほんとにこのフィルターがあっても、Hαの写りに影響ないのか?
フィルター越しで赤外線リモコンのLEDの写りを比較したのはよく見かけるんですが、900nm位の赤外線リモコンと656nmのHαじゃ、あんまり意味がないし、、、、
と言うことで、はっきりHαで比較したデータが出ている所を見つけられませんでした。

ばらした時に、LPF、Uv-Irカットそれぞれ単体でHαの透過を簡易的にでも確認しておけば良かったのですが、、、、

しょうがないので、コンデジのS95、IXY30S、LPF無しX2、ノーマルEOS20Dで、Hα近辺の写りを比較してみました。


使ったのは、こちらの千石で売ってる赤色LEDの中でもっともHαに近い波長:650-670nmと明記されている物。どこまで正しいかは判らないが、まあ、赤外線リモコンのLEDよりはHαの写り具合に近いんじゃないかな。

で撮影結果が下の通り。



なんだか、IXY30S、S95に比べて、20Dの写りは悪いのは当然ながら、X2も少し写りが悪いような気がしないでもない。IXYとS95は、F3.5まで絞って、X2、20Dと合わせているので、絞りの形が出て、なんか良く判らん画像だ、、、

う~ん、透明のフィルターは、Uv-Irカット用と思っているのだが、特性が悪くてHα領域まで影響が有るのかな?、、、これじゃ良く判らん!

しょうがないので、もう一度ばらして、フィルターをそれぞれ単独で比較してみることにした。


↑外したフィルターを一枚ずつLEDの間に入れてIXY30Sで撮影。

+LPFは明らかに写りが悪いが、無しとUv-Irカットフィルター付きでは、微妙な感じ。差がないような、少しUv-Irフィルター付きが写りが悪いような、、、
透過率が良くても95%位だろうから、これぐらいの差は出るのかな。目で見て5%は判らないような気もするが、、、、

もう一度、今度は少し絞って暗くして撮影。



これで見る限り、フィルター無しとUv-Irカットフィルター有りでは、目で見て判るほどの差は無いと言っても良いかもしれない。

ちなみに、Ir領域はと言うと、赤外線リモコンで試して、こんな感じ。



一応、Uv側は判らないが、Ir側は、それなりにカットされているようだ。

と言う事で、結論として、青いLPFは取って、透明なUv-Irカットフィルターは残しておくのが、外付けフィルター無しでもそこそこ使えるし、EF-Sレンズも使えるし、ダストリダクション機能も生き残るので、色々と便利そうだ。

一通り実験も終わったので、Uv-Irカットフィルターを元に戻そうと思ったら、少し指紋が付いて汚れている。

しょうがないので、レンズクリーニング液とクリーナーペーパーで拭き取ろうとするが、なかなか上手く取れない。

何回かやっているうちに、フィルターがポロリと床の上に落ちた!!

げっ!と思って、急いで拾おうと、椅子を動かしたら、椅子の脚の車輪が、フィルターを踏む!げっげっげ!!



がーん!拾い上げたフィルターは残念ながら隅が割れてしまった!!(涙)

ショック!余計なことしなきゃ良かったか、、、、

でも割れてしまった物はどうしようもないので、結局LPFもUv-Irカットフィルターも無しで組み付ける。まあ、両方外している人が結構多いので、みんなと一緒に成っただけだし、、、、(あっ、新改造は付いてるか、、、)

とりあえず、58mmのレンズ前装着用のUv-Irカットフィルターは有るので、レンズ撮影は出来るけど、直焦点撮影には、何かFFフィルターを準備しなければ、、、

2016.5.1(5/4)

EOS Kiss X2 LPF 除去改造

2016-05-03 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
以前にジャンクで3k円で手に入れた、EOS Kiss X2。その後、月や彗星の直焦点撮影に時々使用していたが、GWになって、さそり座の頭部をもう少し鮮やかに撮りたいなと、ローパスフィルターを外す事にした。


いくつかのサイトで手順が出ているが、今回は主にコウイチさんの記事と、たぶんその元ネタになった?と思われるYoutubeの動画を参考にさせていただいた。

内容的には今更感もあるのだが、自分の備忘録として一応、手順も掲載しておく。

まずは、外回りのねじを外していく。


↑①ファインダー周り3本。


↑②底面は4本。


↑③両サイドで3本。


↑④上面はストラップホルダーの横2本。


↑ちなみに、ねじの長さ違いも多いので、今回は久しぶりに、位置を間違えないように、こんなメモに両面テープでねじを貼り付けました。

効率の良い分解方法みたいで、思ったほどねじはたくさん外さなかったので、外した順番に並べるだけでも行けそうですが念のため。


↑⑤背面のラバーをカッターとピンセットではがす。


↑⑥左右から背面パネルを揺すりながら持ち上げて外す。
外すと中にフレキが繋がっているので、そっと開ける事。


↑⑦基盤にいっぱい繋がるフレキを外す。
赤印のコネクタは、フレキ側の茶色または黒色の押さえ板を持ち上げてから引き抜くタイプ。

青印は、穴に楊枝を突っ込んで、引き抜くタイプ。

黄緑印は、フレキと反対側に押さえ板があるタイプなので、そちらを持ち上げてから引き抜く。

紫印は、爪で引っかけて持ち上げれば外れるタイプ。

⑧フレキを外したらPC板を止めている青丸印のねじを4本外す。一本はフレキの下にあります。

いや~、コンデジと違って、さすがにコネクタが多いですね~。

もう一つコネクタがPC板裏に繋がっているのですが、それはPC板を持ち上げてからにします。


⑨ねじとコネクタを全て外したら、左のUSBコネクタに続く金属板を指でめくりながら基盤を外します。


↑ちなみに、基盤の上の方になにやらプラ部品が差し込まれている感じですが、基盤を外すのに支障は有りませんが、入れる時に上の位置関係になるように注意しましょう。


↑⑩基盤を持ち上げて、ひっくり返したら、裏側のコネクタも外します。


↑これで基盤が一枚外れます。

次にCMOSセンサーをフィルターごと外します。


↑⑪青四角印のコネクタを爪楊枝で引き抜き、
 ⑫赤丸のねじを4本外します。

そして、難関なのが、黄丸印の下側のねじ。

↓ここですね。

↑⑬軍艦部を無理矢理上に持ち上げながら、ドライバーを斜めにして、ねじを舐めないように慎重に外します。

↓外れたCMOSセンサーとフィルターユニットです。

↑⑭ねじを一個はずします。
 ⑮金属枠の矢印の位置がつめに引っかかっていますので
↓持ち上げて枠をはずします。


↓⑯金属枠が外れたら、その下のUv-Irカットフィルターを外します。


裏面のOリングが少しくっつき気味でしたが比較的簡単に持ち上がってきます。


↑⑰黒い枠についているのがローパスフィルターなので、ねじ2本を外して黒枠を外します。

黒枠は、両面テープの様な物でくっついているので、センサーの金属板と黒枠の間にカッターを差し込んで、外周を一周、ぐるりと分離しないと剥がれません。


↑⑱黒い枠からローパスフィルターを外します。黄色い四角の四隅のところに接着剤がついているのでカッターで切って取り外します。

ブログ記事を見ていると、ここでフィルターを割る人が多いのですが、私もやはり割ってしまいました。再利用はしないので最初っから割って取れば早かったか、、、、


⑲この後、黒い枠、Uv-Irカットフィルター、金属枠をCMOSセンサーにばらした逆順で組み付けます。

黒枠は外すと漏光の原因になることがあるとか。
あとあまり深く考えずに、Uv-IrカットフィルターはHαにはあまり関係ないと思い、外さずに取り付けしました。

後は、センサーと基盤、背面パネルを逆の手順で組み付けて完成。


とりあえず部屋の中で試写。これで赤い星雲、良く写るかな?

2016.5.01(5/3)