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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

急遽 入院手術

2009-06-10 | 体調
ここの所、頻脈性の不整脈がよく出るので、数週間前から不整脈用の薬を貰っているが、どうもその薬を貰いだしてから、更に頻脈が頻発する感じだ。昨日かなり長い間、頻脈が出ていて、夜には一旦収まったかの様だったが、今朝にはまた発生して脈拍は140位。医者から48時間続くと脳梗塞を起こしますと言われているので、ちょっとやばいかなと思って、予定外だが外来でいつもの病院へ行った。


↑安静にしていても140台の脈拍!

先ずは血液検査、心電図、レントゲンと検査をする。まだ、頻脈は続いている。いくらも待たずに呼ばれて、先生から、『心房粗動』という頻脈性の不整脈が出ていて、今日入院して明日手術した方が良いです。との事。ええ~!いきなり明日手術ですかい?先生から症状の事や手術の事の説明を受けて、納得の上、急遽入院する事になってしまった。なんでも、カテーテルアブレーションと言う、管を血管から心臓に通して、その管から電極を心臓に通して、不整脈の余分な電気信号ルートを焼き切る手術のようだ。

簡単な、処置を受けて、病棟へ。少しベットがあくまで、ナースステーションの隣の観察・処置用ベットで待っていて下さいとの事なので、一旦席を外させて貰って、お昼ご飯を食べて、一度自宅に戻り、最低限必要そうな入院グッズを持ってくる。

その後、病室に案内され、無線テレメータ式の携帯型心電図を取り付けられる。↓

これで、24時間心電図をナースステーションでモニタ出来るそうです。群馬日本電気製。病室の受信アンテナの長さからすると、使用周波数は400MHz帯かな?ちなみにこのフロアしか使えないので、フロアを出る時は、ナースステーションでスイッチを切って貰って下さいとの事。

この日は、その後、点滴を受け、やはり心拍が早い状態が続いているので、点滴にワソランを入れて、心拍を下げた。

あと、剃毛とマーキング。ふとももの付け根からカテーテルの管を通すので、その周辺の剃毛が必要との事で、若い看護婦さんに太ももからあそこにかけて毛を剃られる。
20才の時に、左大腿骨粉砕骨折なる怪我で入院した時に初めて剃毛された経験があるが、さすがにあのころと違ってもう若くないので、心を落ち着けて無事に大きくならずにすんだ。もっとも大きくなっても、昔と違うから別に恥ずかしくも無いんだけど。(あの頃は結構恥ずかしかったな)
マーキングは、脈が取れる所がすぐ判る様にマジックで印を付けると言う物で、足の甲にマーキングされた。

と言う訳で、一夜明けて手術の日。2人目との事で、お昼頃の手術室入り。

↑手術室に入れられたくっしー。まだ始まる前なので、スタッフがあまりいない。

局所麻酔とのことで、みんなの会話や動きが判る。しばらく色々と準備した後、いよいよカテーテルの挿入。右足付け根に何となく鈍痛を感じる。今、入れてるんかなぁ~?って感じ。ちなみに、右足付け根の辺りは、こんな絵図になってるらしい↓


でっかいリアルタイムレントゲンが体の前にセットされて、いよいよアブレーションのスタートらしい。(上しか見えないので、殆ど聞こえてくる言葉でしか状況が判らない)脇の人が、45W、52℃、90Ω、10秒なんて読み上げている。なんだろ?と思っていると、おや、何か胸の中がなんだ!熱い?痛い?よく判らない痛み?が体の中からしてくる。『痛てててっ!!痛~い!!』心の中で叫びながら『先生、かなり痛いんですけど、、、、』と告げると、『判りました、痛み止めを使いましょう』との事。

痛み止めを使ったらしいけど、それでも痛い!!(後で聞いた話では、普通心臓には痛覚神経はあんまり通っていなくて、殆ど痛くないらしい。たまたま焼く所が痛覚神経に近いと痛いらしい)繰り返し聞いていると、どうも読み上げの最後の秒は経過時間らしい。でもって一回のアブレーションは60秒間らしい。焼く場所にもよるけど、初めっから痛かったり、だんだん痛くなってきたりと、場所によって痛みに差があるが、基本的にものすごく痛い!! 経験無いけど、火の点いたたばこを押しつけられるとこんな感じなのかな、、、いて~!!痛くて涙が出てくる。『先生、まだ終わらないの~!』と心の中で思いつつ、読み上げを聞く。最初の10秒辺りで痛みが強いと、後50秒、後40秒って我慢するのがものすごくつらい。歯を食いしばって、涙をためながら我慢する。(大泣)

なんだかんだで、この痛いアブレーション40回ほど行われた。途中でなんか、言葉が交わされて、それ以降読み上げが無くなった。『終わったの?ねえ先生終わったの?』と心の中で思うが、先生はこんなに痛いとは思ってないらしく、『もう痛いのは終わったよ』とも一言も言ってくれない。と思っている内に、機材がだんだん片づけられていく様で、やっぱり終わったみたいだ。良かった~(;_;)ウルウル。

ちなみにあまりに痛かったので、終わった後、吐き気と気分が悪くなった。看護婦さんが、『気分が悪かったら言って下さい』と言うので、すかさず『気分が悪いです、吐きそうです』と告げる。と何か点滴に薬を入れてくれたけど、結局少し吐いてしまった。

ちなみに、読み上げられていたのは、↓これらしい。

焼く為の電極(アンテナ?)からの、高周波出力、その時の先端?温度、電極からのインピーダンス(どこからどこまでの抵抗値か不明)、焼いてる時の経過時間の4つらしい。

そんな訳で、ものすごく痛かった手術は無事に終わった。手術時間は4時間ちょっとかかった。後で聞いた話だと、通常よりかなり長かったらしい。普通は心房粗動なら20回程度のアブレーションですむとか、、、、しかし過去に事故で手術を何度か受けた事が有るけど、手術後は麻酔が切れると痛いけど、手術中に痛いのは初めて。こんなのも有るのね。手術の認識を改めねば、、、、

カテーテルを刺した所は、完全に止血されるまで、約6時間動かしてはいけないとの事で、ベッドに右足を縛り付けられたまま、寝たままで6時間を過ごさなければならない。手術を入れると10時間ぐらい、寝たままになる。途中背中が痛くなるので、少しだけ体制を入れ替えたりしながら、やっと夜に安静解除。

夜に、先生から結果の説明をうさ吉共々聞く。今回、心房粗動の対策手術を行ったが、心房細動というタイプの不整脈も出ていて、完全には治療し切れていませんとの事。心房粗動は右心房周辺なので、血管から直接カテーテルを到達させられるが、心房細動は、主に左心房、肺静脈側のルートを焼き切らないといけないので、手術は左右の心房の壁を針で通してカテーテルを左心房に入れて行わなければならない事、また、必要とするカテーテル(モニタ電極?)等の本数も増えるとの事で、今回は出来なかったとの事。この後、様子を見て、必要であればもう一度心房細動の手術を行う必要が有るとの事だった。

先生に、痛くないか聞いたら静脈麻酔をするから今度は痛くは有りませんとの事だった。取りあえず、今回はこれで終了。もう少し様子をみて今後どうするかを決める事となった。

と言う事で、一夜明けて入院3日目の朝にはもう退院。あっという間の入院~退院だった為、せっかく病院に入院したのに、看護婦さんと仲良くなる暇も無かった。残念。

ENTECH NTC2200W 修理

2009-06-02 | LCDモニタ修理
ジャンクモニタワッチを続けていて、また、22インチのよく知らないメーカのモニタを見つけた。日本であまり聞かないメーカ名のせいか人気がない。と言う訳で、ついつい安かったので落札してしまった。2,700円なり。韓国のENTECHってメーカのNTC2200Wって機種。22インチ、1680*1080。商品説明は電源が入りません。詳細不明とか。
で、本日モニタが到着↓

開梱すると、くさい!こりゃ燃えてる臭いだな。実験室でたまにPC板やデバイスを燃した時のあの臭いだ!ありゃりゃ、今回はババだったかな、、、、

動作確認結果は、当然電源がうんともすんとも入らない。早速中をあけて見る。中は、電源基板、制御基板、操作部の3枚構成。
で電源基板↓

表から見るだけで、あきらかに焦げている。その隣のコンデンサは膨らんでるし、、、

裏から見ると、スイッチングのFETが真っ黒焦げ。それどころか基板もパターンごと黒こげ。


これは動かないよなぁ、、、秋葉原で代品のFETを入手してきて交換する。ここまで来てると他も逝って無いか心配だが、取りあえず調べる限りは大丈夫そう。交換の時に、すでに基板側の背面パターンも含めてパターンが燃えているので、代わりに、0.5mmの銅板をJマートで買ってきて、パターン代わりに敷いてFETを取り付ける。

パンクしているコンデンサも、代品に交換。

組み上げて、取りあえず動作確認すると、だいたい動く。だいたいというのは、時々なにやら白いノイズ線が横に走ったり、信号が切れた時に画面が真っ白になっていったりと、元々の動作なのかNG動作なのか(普通ならNGなのだが、このメーカじゃ何が基準に出来てるか判らないので)するから。でもって、交換した所、きっと熱的に余裕が無いんだろうと、デバイスは、オリジナルの物よりON抵抗も低く許容損失もでかくて、内部熱抵抗も低い物を選んだはずなのに、それでも熱い。触った感じで60度を超えていてちょっとの間しか触っていられない。こりゃだめだ。どう見ても放熱設計失敗してるだろ。ディレーティングが足りていない。設計不良だわな。こりゃ壊れるわ。

と言う事で、ちょっと放熱対策をする事にした。燃えてるPC板の所に銅板を張ったのだが、一旦外して、そこの下のPC板をカット。で銅板を取り付ける際に、アルミの放熱板がそこに付けられる様に加工して取り付けた。↓


ついでに、パンクしたコンデンサと並列に入るコンデンサ用のランドもあったので、もう一つコンデンサを追加した。念の為、パンクした位置のコンデンサには、気休めで放熱板も付けておいた。↓


なんとか、触れるレベルまで温度は下がったが、触感では50度位ある。まだまだ高いと思うが、周囲温度は40度位まで考えればいいはずだから、まあ何とか持つでしょ。

相変わらず、時々白いノイズ線が走ったり、電源オフ時に一旦じわじわホワイトアウトしていく現象はそのままだが、きっとこんなメーカだから、元々有るのかもしれないから、これ以上追求するのはやめた。


このモニタは、秋に上げる事にした。ただ、秋のPCは古いからオンボードグラフィックが1680*1080に対応していないので、後日、秋PCをジャンクマザーでアップグレードする羽目にはなったのだが、、、、