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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

ミザールSP赤道儀 取り付け加工

2010-12-25 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
9cm/F1000mmの屈折望遠鏡を、付いてきたウオームギアが一つ無い赤道儀を
経緯台がわりで使っていたが、せっかくなので、新たにオクで
 ↓ミザールのSP赤道儀を1,110円で落札。

 ↓なんだか、小さな恐竜みたいだ。


落札した赤道儀は、シャフト無し、ウエイト無し。ミザールは
M14シャフトで特殊なので、なかなか手に入らない。

そこでM14シャフトの穴に、M12 L=50mmの高ナットをM12の
ボルトで取り付け


内側はこんな感じ


下から見た所(ワッシャを一枚噛ませておいた)


この赤道儀に鏡筒を乗せる為に取り付け台を作らないと取り付かないので
自作する。

取り付け台の材料

廃材のアルミ板、ホームセンターで買った、150x20x3の鉄Lアングル、
M5x15皿ビス(真ん中の黒いのは赤道儀付属のスペーサ)


アルミ板切り出し、穴明け後


組み立て、組み付けると、こんな感じ



三脚に乗っける。

三脚の間隔が34~35mm位有るので、3mmのワッシャをスペーサーに
一枚づつ挟む。

なんと、寸法間違い。Lアングルの厚みを計算に入れてなかった(大汗)為、
アングルと鏡筒の当たる点が厚み分内側になり、予定より鏡筒位置計が高く、
アルミ板が入らない!!


しょうがないので、穴を横に開け直して、Lアングルをアルミ板の外まで広げる


なんと今度は、鏡筒が下がりすぎて、アルミ板の位置が上過ぎてネジが締まらない!


しょうがないので、ガムテープで、アルミ板のスペーサを噛ませる。


やっと完成!


早速、夜に覗いてみる。狭い庭(単なるアパートの前のスペース)では、
北極星が見える場所では、他の天体の観望は余り出来ないので、北極星の
見える所で軸合わせをして他の天体が見える場所に持って行って、だいたい
北に向けて使用する。

いや~赤道儀って便利ね。先ず今までのいい加減赤道儀と比べてしっかりして
いるから、余り揺れない。さすがにピント合わせは少し揺れるけど、それでも
像の合掌具合を目でなんとか確認しながら合わせられるレベルの揺れ。
反射とのサイドバイサイドでの見え比べでしばらく離れていても、戻ってきて
赤径軸をぐるぐる回せば又、真ん中に来る。(当たり前)

こんなに手間が掛からなくなると、今までゆらゆら揺れる中で悪戦苦闘しながら、
見ていたのだが、まるっきり世界が違う。でも揺れる星像を悪戦苦闘しながら
ピントを合わせて見るのも、ちょっとマニアックで、見えたとき『やった!』感が
くっしーは結構好きだったんだけどな、、、

双眼鏡 その3

2010-12-20 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
3cmの双眼鏡を手に入れたが、やっぱり5cmの物も欲しいよな~と思い、
ハードオフを物色するが適当な物が無い。ヤフオクを探すと怪しい1円出品も
かなり目に付く。でも送料で儲けているのか、結構送料が高い。
そんな中、個人で出品している12x50 7度の双眼鏡の1円出品を発見。

ブランドは、またしても安売りブランドのSUPER ZENITH。

まあ、これでも良いかと1円で落札。送料は普通に宅配便で780円かかった。

届いた双眼鏡を、バラしてレンズを一通りクリーニングキットで清掃。
再び組み立てて、外で見ると、こいつも像が2重に見える。

こいつのプリズム調整は、滑り止めのシボを貼ってある下に有るらしい。
↓カッターでシボを切り取りネジを露出させる。


これも、3cm同様、像が一つに見えて目の疲れない位置に調整。
ちょっと倍率が高いので、一人で手持ちして、像を見ながら調整ネジを
回すのは結構大変。何とかそこそこの位置に合わせられた。


最後にシボを切り取ったネジ部分は、マジックで黒く塗って完了。


口径が5cmなので他のより明るく、12倍の倍率のせいか、バックも暗く
コントラストは、他のに比べて多少良いようだ。後、他の2台に比べて
アイレリーフが大きいらしく、眼鏡を掛けたままでも楽に見られる。
(眼鏡を掛けないとピントが無限遠でギリギリだったりするし)

でもこいつもピントは甘く、星像は、点像とまでは行かないが、まあ、
安く買ったから、これで良しとしましょう。

9cm 屈折を買った。

2010-12-18 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
前から8cm屈折の実力が知りたくて、オクを時々眺めているが
相変わらず、落札価格が上がってしまい、手頃な物が無い。

そんな中、不人気メーカの古い屈折望遠鏡がジャンクで
送料込み5,000円でオクに出ていた。ブランド名しか記載が
無く、型名も口径も説明に書かれていない。

鏡筒とアイピース部分の太さの比率から言って、8cmクラスに
見える。ブランド名はケンコーのコスモウイング。最近の物は
酷評だらけかな。でも古い奴だからどうだろう。もう少し
まじめに作って無いかなと思ってWEBを検索すると、写真から
コスモウイングのSG90と判明。d=90/f=1000mmだ。
まだ売ってる所もあるのね?

これの経緯台版を中古で手に入れた人の感想記事も見つけた。
それによると、そこそこ見えるらしい。やはり昔の造りだから
ちっとはまじめに作られているからだろうからか?

そんな訳で、この商品を落札。直前に一人入札者が現れて
多少値上がりしてしまったが、送料込みで6,250円で落札。
送料が1,750円位として、実質望遠鏡は4,500円位。9cm屈折だし
まあまあリーズナブル。もちろんちゃんと見えたらの話だが。

そんな訳で、9cm屈折が届いた。
開けてみるとかなり長い鏡筒↓


アイピースは無し、レンズキャップも無し。ついでに赤道儀の
赤径のウオームギアも付いてなかった。↓


三脚はヘッド取付幅35mmのしっかりした物。赤道儀は、
多少ガタの有る物だった。

対物レンズは、商品説明では『レンズにキズ汚れなどが多数
あるため望遠鏡としてはかなり難があります』と成っていた通り
レンズがかなり汚れていたので、早速バラしてレンズセルを外し
レンズクリーニングキットで掃除する。↓


掃除した所、ラッキーな事に、特にキズは無いみたいだ。
汚れも取れて、充分綺麗になった気がする。↓


鏡筒を覗くと、遮光環が3本入っている。いや結構まじめに
出来てるな。↓でも、奥の方の遮光環は少し錆が出ていた。


その内艶消し塗料を買ってきて塗らなければ。

三脚や各部のネジは少しさびているが、取りあえず覗くには
差し支えない。

問題の赤道儀は赤経軸を立てて、経緯台として使えば、
上下は微動、左右はフリーストップ風に使えるので、当面
これで使ってみる事にする。(これは↓縦横が逆)


夜が来て、早速覗いてみる。もちろん114mm反射と並べて
サイドバイサイドで比較。反射より少し暗いが、画像自体は
反射よりシャープだし、コントラストが良くてバックの星空も
黒く見え、星団も引き締まって見える。分解能的には、反射と
そう遜色もない感じ。口径差は有るが反射は斜鏡分のロスも
有るから、数字ほどの差には成ってない感じ。
屈折特有の視野周辺の色収差もほとんど気にならない。
さすがF11、昔ながらの長焦点屈折。


『おお、結構良く見えるじゃん!明るさこそ反射に負けるけど
それ以外は、同等かこっちの方が良いな!』って言うのが
初心者くっしーの感想。

明け方の土星でも比べてみたが、これは、完全に9cmの方が
像がシャープではっきりとした土星が見える感じがした。

ギアの一つ無い赤道儀は、フリーストップ経緯台として使って
みると、多少水平方向の引っかかりは有る物の、以外にガタも
気にならず、しっかりした三脚と相まって、思った以上に
揺れが少ない。
(経緯台の反射が揺れすぎと言う方が、正しい、、、、)

これは、予想以上に良い買い物だったかも。

2010 12 18 (2011.1.23UpLoad)


双眼鏡 その2

2010-12-15 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
取りあえず、星の存在確認用に6x18の小さな双眼鏡を買ったが、
何となく、口径の大きいのも欲しいよな~と、またハードオフで
安物を物色。30x50と書かれた口径5cmと、8x30と書かれた
3cm口径が有った。30倍は使えないよなと思い、3cmを手に取るが
壊れていて、ピントがきかない。

ブランド名はSUPER ZENITHって書いてある。視野角は7.5度と記載がある。
一旦家に帰ってSUPER ZENITHを検索すると、良くある安物ブランドらしい。
まあ、でも見えればいいからそれでも良いんだけど、ピントが合わないん
じゃな、、、、

翌日、又ハードオフでまた眺めていて、対物レンズを少し回してみると、
簡単にねじ込みで外れる。お!こりゃ修理できそうじゃんと言う気がした。
そんな訳で、315円也で買って帰った。


さっそく色々調べてみるが、どうやら真ん中の軸がスティックしている様な
感じがする。

色々とこね回していると、↓軸が折れた!ありゃ~こりゃ駄目か。


軸は、何やら2重構造になっていて、外と内でネジの向きが逆だったりと
ちょっと機構が今ひとつ良く理解できない。でも、眺めていて、こんな
複雑じゃなくても、ピント合わせるには外だけ生きてれば良いじゃん!
と勝手に思いこみ、内ネジの切ってあるシャフトを抜いて、外ネジの筒に
長いネジが通せる様にドリルで穴を開け、工具箱の中に転がってた3mmの
長いネジで、折れた外筒を止める。


↑但し、外筒は動かない接眼レンズ部にくっつくので、外筒だけ回転
する様に、ネジの最後をWナットにして、Wナットの間にワッシャを
はさんで抜け止めにし、外筒をフリーに回る様に止めた。


↑こいつを、胴体に納める。

と言う訳で、何とかピントあわせが出来る様に成った。↓


早速、外に出して景色を眺めてみる。ピントはまあそこそこ合う
みたいだが、目幅をいくら調整しても像が2重に見える。
なんだかな~、、、、しょうがないので、しばらくこのまま
使っていた。

ちなみに家内はこれを使ってもちゃんと一つに見えるのか何にも
言ってこない。

その後、何か直す方法が無いかWEBを検索してみるとこの症状は
左右の視軸が合ってない状態らしいと判明。でもっていくつかの
HPで修理の仕方が説明されていた。

かなり本格的な修理から、簡単にプリズムの位置を調整したと言う
だけのページもある。本当は、人間の目は自動調整機能が有るから
有る程度以上の誤差は吸収してしまうとの事で、測定器や治具を
使う方法が良いらしいが、くっしー的には簡単にプリズムを調整
して像が一つに見えて、目が余り疲れない所に調整する事にした。

 ↑これが調整ネジ。

 ↓全部で4ヶ所合った。


やってみると、手前の2ヶ所のネジだけ調整すると概ね一つに見えて、
目も大して疲れないポジションになったので、これで良しとする。
ホントはちゃんと調整しないと目幅を変えると合わなくなったり
するらしいが、取りあえずくっしーの目幅でOKならそれで良しとした。

これもピントは甘いけど、まあ、使えない事もないかな。
2010.12.15 (2011.1.19 Upload)

双眼鏡 その1

2010-12-10 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
国立天文台の観望会なんかに行くと、説明係の学生が星空解説を
してくれるんだが、くっしーも家内も余り視力が良い方では
無いので、眼鏡を掛けても、説明してくれている星が見え
ない時がしばしばある。家には、武道館で観客席から対面の
トーナメント結果表を見る為に、ハードオフで買った10~30倍
ズームの25mm口径の双眼鏡しかない。一応これでも見えるが
いかんせん、視界が狭い。
 ↓10倍でも視界が3度しかないZoom双眼鏡

そんな訳で、何か手頃な双眼鏡が無い物かとオクやハードオフを
物色。本当は、星見に適した笠井の視角28度ワイドビーノや、
17度のスパービュー4x21、ミザールの17度の6x35なんかの
広視界の物が欲しい所だが、8~15k円前後の価格で、双眼鏡と
しては充分安い方だが、それでもやっぱり高いな~と貧乏人の
くっしーは、ちょっと買うのをためらってしまう。

そんな時に、ハードオフでTASCOの6x18の小さな双眼鏡を
見つけた。はっきりと℃で書かれた視野角の記載が無く、
何度まで見えるか良く判らなかった。120/1000mとの記載を
見つけたので、電話で自宅の次男に電卓を叩いて貰うと6.8度。
う~ん、まあ、3度よりは見えるかなと思って購入。
税込み840円なり↓


自宅で夜に覗いてみると、口径が小さいので余り明るくないし
ピントも少し甘めだが、取りあえず今まで肉眼で確認できなかった
星の有無ぐらいは判る。これで星空解説の星や、望遠鏡で導入したい
目標の星の位置確認ぐらいには使えそうだ。

2010 12 10 (2011.1.19 Upload)