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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

久々の試合応援

2011-05-29 | 観戦記
梅雨入りして、星見もしばらくお休みになりそうな大雨の日曜日
久々に、剣道部の試合の応援に行ってきた。

試合は、先ず個人戦から開始、2段以下に参加の2名は早々に
1回戦敗退。応援のしがいもなく終わってしまう。

続く3、4段の部では、20代~30代の比較的若者が3名参戦。
線の細いI君は、早々に1回戦敗退、ぽっちゃりのF君も
2回戦で敗退。


イケメン坊主のS君は飛び込んでの面↑が冴え、3回戦まで進出。
3回戦は地元の道場出身で、今年、多摩実でも強豪会社に入社した
男の子に延長の末1本負け。結構頑張ったが、入賞には届かなかった。

続くシニアの部では、変則軟剣のHさんが出場するも、得意の
変則剣道が通じず、あえなく1回戦敗退。

個人戦の最後は5段以上の部。ここには最近太ってきたのが目立つ主将と
まっちょなてらきちさんが参戦。主将は、1回戦長い延長戦で1本勝ちし
2回戦不戦勝、3回戦は地元道場の強豪君。でも主将は、『『**』には
負けたこと無いですよ。剣道が真直だから、判り易いんですよね』と
いつもカモにしているらしく、私に豪語していたのだが、今日は、延長
の末、運悪く相面↓で旗が割れて、相手の1本となった。

【↑クリックするとコマ送り再生します】

ビデオで見る限りはどう見ても主将(赤)の1本にしか見えないが相手の
白旗が2本揚がってしまったのでしょうがない。その内の1本は、うちの
部長が上げてるし、、、戻ってきて『今日は部長におごって貰うぞ!』と
本人はかなりぼやいていましたが、、、、

てらきちさんの方は、今回チーム員の負傷等で急遽引っぱり出されて
2年ぶりに竹刀を振るとか。とは言う物の、さすが過去に何度もうちの
大将を張ってきた実力の片鱗を見せつけ、得意の小手面↓で

見事決勝まで勝ち上がる。
でもさすがに、稽古不足によるスタミナ切れは著しく、決勝で1本負け
となったが、なかなか、応援のしがいが有ったと言う物だ。

続いて、団体戦。先ずはBチームから。お相手は、地元道場のBチーム。
先鋒はさわやか新人のT君。見事に出小手と面↓で2本勝ちして

流れを持ってきた。

よしよし良いよ~!続く次鋒は遅剣のK君だが、丁度実力伯仲のお相手で
引き分け。まあ、頑張った方かな。中堅は私と同時期にリバ剣したHさん、
実力的には2本勝ちして後ろを楽にして欲しい所だが、稽古不足で得意の
出小手にも冴えが無く、1本取るのがやっと。う~ん、不甲斐ない。
副将は変則軟剣のHさん。実力的にはかなり負けているが、そこは、
得意の変則剣道でお相手を攪乱。見事に引き分けをもぎ取った。さすが
変則は伊達じゃない?

続く大将は同期のI君。最近は膝の痛みで、思うようにお稽古できて
いなく、てらきちさん同様、無理矢理の出場。それでも何とか
 追い掛けての面↓で1本勝ちしてチームは3-0で上に進む。



続いてAチームの最初の試合が始まる。相手は男女混成の大学生チーム。
先鋒はイケメン坊主のS君。大学生には負けるがそれでも見た目は
結構若い彼は、小手と面↓で2本勝ちで先ずは流れを作る。


良いね~!続く次鋒はてらきちさん。女子大生を相手に、やりにくかった
のか、まんまと引き分けにされる。ちょっと個人戦で燃料使いすぎたか、、、
中堅はひょろひょろのI君、これも引き分け。
続く副将のぽっちゃりF君は、ほぼ同世代の女子大生相手に容赦なく
小手↓と面で2本勝ち。なかなかいい性格をしている。


大将を張るのは主将で、これ又女子大生がお相手で、こちらは
優しく面↓で1本勝ち。こちらのチームも順当に3-0で上へ進む。


Aチームの試合の途中に既にBチームの次の試合が始まっていた。
ビデオ係のくっしーは、Aの大将戦が終了後から見る。丁度1-1、
本数イーブンで大将戦に入った所。大将戦は、どちらも一本決められず
引き分け。代表選へともつれ込む。代表選は、勝ちを上げているリバ剣
Hさんがでる。相手は、やはり1勝を上げた、6段の方。


結局、Hさんの引き面↑で勝負が決まり、決勝へ進むことが出来た。
Bチームとしてはかなり好成績である。このまま行けば、決勝で
AB対決が見れるか?

Aチームの次の試合は、地元道場のAチーム。ここのチームにはいつも
煮え湯を飲まされているので、今日は何とかしたい所。先鋒のイケメン坊主
S君のお相手は個人戦で一度勝っているお相手。だが、しっかり個人戦で
研究されたのか、物の見事に2本負け。おいおい、せめて引き分けに
しなきゃ!ちょと流れを持って行かれそうで嫌な感じ。続く次鋒の
てらきちさんは引き分け。やっぱり、個人戦で力を使い果たしたか。
続いて中堅のひょろひょろI君のお相手は、これ又個人戦で対戦済みの
リバ剣さんで、こちらは一度負けているお相手。しかし個人戦での借りを
きっちり返す形で返し胴↓で1本勝ちして、1-1に持ち込んだ。よしよしいいぞ~!


続く副将のぽっちゃりF君は粘っていたが、時間間際で、やはり実力の差が
出て1本負け。再び1-2でリードされる。こりゃ何とか大将戦で2本勝ちして
代表選に持こみたい所。大将戦の相手は、これ又、個人戦で当たった相手。
なんとか、言葉通り今日もカモにして、代表選に持ち込んで欲しい物だ。
しかしながら、彼も剣連の代表メンバーの一角をになう強豪。


そうやすやすとは、カモになってくれず、結局、主将は引き小手↑で
1本勝ちで、対戦成績2-2、本数2-3でわずかに1本差での敗退。決勝での
ABチーム対決の夢は破れた。敗因は、やはり一番初めの、先鋒が一度
勝ってる相手に2本負けした所だろう。ここは最低でも引き分けで後ろに
繋がないとやはり流れが作れない所だ。先鋒の重要性が出た試合となった。
(言うのは簡単だが、私ではきっと出来ないだろうけど、、、、)

決勝戦はBチームと地元道場のAチームとの試合。実力的には劣るかも
知れないが、何とか一矢報いて欲しい物だ。先鋒のさわやか新人T君は
引き分けて、なんとか流れを持って逝かれないように踏ん張った。
よしよし、いいぞー!
続く次鋒の遅剣K君は、剣歴と実力の違いを跳ね返すべく、かなり粘る。

惜しい引き面↑も有ったが終盤になって、やはり力の違いから捕らえ
られてしまい、2本負け。彼なりに、かなり頑張った試合だった。

中堅のリバ剣40後半のHさんは、お相手のリバ剣30代に、うまが合わ
ないのか、実力は伯仲位だと思うのに、あえなく面と抜胴↓で2本負け。

ここで一矢報いないでどこで一矢報うの!期待していたのに、、、、

副将の変則軟剣のHさんは、相変わらずの変則剣道で、実力ではるかに
勝るお相手と見事に引き分ける。この辺は相手もかなりやり難いだろう
なあと、私でも思ってしまうが、、、最後に大将戦も頑張った物の
1本負けとなり、結果0-3で決勝敗退、準優勝となった。

それにしてもBチームで準優勝とはうらやましい。体調が良くて稽古
できていれば、Aは無理でも、Bでは出られたかと思うとちょっと悔しい。
もっとも、私が入った事で、準優勝できなくなったかも知れないが、、、、

そんな訳で、1年半振りぐらいの試合観戦とビデオ撮影を担当したが、
やはり見ていると、そこで剣を振るえない自分が悔しい。早く病気を
治して復帰したい物だ。
2011.5.29(5/30)


春に見えるメシエ天体を探す(M3球状星団)」

2011-05-21 | 光害地:三鷹からの天体撮影
昨日に引き続き今日も晴れたので、表でコンデジで撮れそうな
メシエ天体を探してみた。

今日は、北天のM3をターゲットに探してみる。
例によって、天体を探し出すのに苦労しながらやっと見つけた。
これ又、25mm26倍だと、かなり小さくて、ボヤッとした光芒でしかない。
これが球状星団とは認識できないレベル。そこで10mmのアイピースに
替えて、やっと眼視でも球状星団の感じに見える様になった。
露出を10秒で試しに撮ってみた。

しかしながら三鷹の光外下では、もう一つはっきりと写らず、暗く
小さく写るのみ。う~ん、メシエ天体の中では、球状星団は比較的、
明るい物が多いのだが、残念ながら三鷹の光害の空では、6.4等のM3でも
全体として明るいバックの空に消え入るように、かすかに写るのみであった。

なんとかトーンカーブをいじって星団を浮き上がらせたのだが、ちょっと
やり過ぎたか。↓【10秒露出時】

R130S/D:130 f:650 PL10mm 65倍
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 9コマ
撮影日:2011/5/21 21:29-21:48 撮影場所:三鷹(自宅)

トーンカーブをいじりすぎて、真ん中と周辺の微妙な明るさの差で、
ずいぶん真ん中だけ明るく残ってしまった。周りはいらなかったか?
3つの恒星の真ん中に明るい中心部と、そのすぐ周辺に集まる比較的明るい
星々と、そこから少し離れて周辺に広がったまばらな星々とが確認できる
しかし星団の星々が細かいので、どうしても追尾のブレが目立ってしまう。

↓【15秒露出時】

R130S/D:130 f:650 PL12.5mm 52倍
IXY 910IS ISO1600 S:15s F:2.8 f=4.6mm 8コマ
撮影日:2011/5/21 21:53-22:16 撮影場所:三鷹(自宅)


露出を15秒にしてみる。明るさや色の差は補正の具合でちょっと
変わってしまったけど、多少15秒露出の方が周辺の星々が良く
写っているだろうか?あんまり変わらないか?

それにしても昨日に引き続きどうも今ひとつの写りだ。こんなに
星団が薄くしか写らないのなら、もう少し倍率を下げて、回りの
星々も、写野に取り入れれば良かったか、、、、
2011.5.21(5/27)

春に見えるメシエ天体を探す(M5球状星団)

2011-05-20 | 光害地:三鷹からの天体撮影
ここの所天気が悪かったが、週末にやっと晴れたので、月出
までの短い間であるが、メシエ天体探しをしてみた。


例によって前回も見えなかった北天のM101を探してみるが、
やっぱり存在を確認できない。
↓本来なら視野の真ん中ちょっと上あたりに来るはずなのだが、、

R130S/D:130 f:650 PL12.5mm 52倍
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 5コマ
撮影日:2011/5/20 20:50-20:53 撮影場所:三鷹(自宅)
色補正無し

先日のM101写らずの写真と比べると、斜鏡の影は出ていないが
バックは、不透明な空で前回よりも白くなっている。
三鷹の、5月頃のかすんだ空で見るのは無理か?ちなみに
星の見え具合は、眼鏡を掛けての眼視では、相変わらず
1等星まで。2等星が殆ど見えない。

早々に諦めて、望遠鏡を南天の見える位置へ持って行って、
今度はM5球状星団を探してみる。双眼鏡でやっとの事で、
へび座を探し当てて、そこから辿っていくと、何やらそれら
しき淡い光芒が見える。これがそうかな?と思いつつ倍率を
少し上げてみると何となく星団で有ることが確認できたので
12.5mmのアイピースで撮影してみた。ピントは近くの5等星
で液晶画面で見ながら合わせたつもりだが、どうにもはっきり
しない感じであった。

今日は少し空が白いようなので、露出は10秒で、いつもの
眼視手動ガイドで撮ってみた。

その絵が↓これ。M5球状星団

R130S/D:130 f:650 PL12.5mm 52倍
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 17コマ
撮影日:2011/5/20 21:51-22:16 撮影場所:三鷹(自宅)

思ったよりも、はっきり写らず、かなり貧相な写真に成って
しまった。これでもトーンカーブまでいじって補正して、だいぶ
ましになった方なのだが、どうもM5は余り大きく写らない事に加えて
今日の空が白い事が大きく影響して、コントラストが出ていなくて
今ひとつ綺麗な絵が撮れなかった。
それでも中央の明るい光芒から離れた位置まで、細かい星がまばらに
広がっている所までを、なんとか捕らえられただろうか。
しかしと言うか、やっぱりと言うか光害の三鷹では、余り綺麗に
撮るのは難しい様だ。取りあえず存在を撮影した証拠写真位にしか
成らないかな、、、、光害フィルターの導入でも真剣に考えるか、、
2011.5.20(5/25)

4度目の手術

2011-05-17 | 体調
一年ちょっと前に不整脈の治療で3回目のカテーテルアブレーション
を行った
が、それ以降もやはり月に1回位心房細動の発作が起きる。
これが治らないと、ワーファリン(抗血液凝固剤)がやめられないから
いつまで経っても剣道の稽古が再開できない。そんな訳で今回
4度目のアブレーション手術をして貰った。

↑お世話になってる病棟のナースステーション

入院当日の朝、190~200を超える心拍数での発作で6:30に
目が覚めた。最悪の目覚めである。とりあえず貰ってる心拍を押さえる
ワソランを2錠飲んで布団に戻りおとなしくしているが一向に収まらない。
8時になっても収まらないので、今日入院予定の病院の救急外来へ。
既に救急受付時間は終了らしく、通常外来での受付を指示された。
外来受付では、当日入院予定者は、総合受付で入力できないらしく
直接循環器科の外来へ行く様に指示される。循環器受付の開始を
5分程待って、状況を伝えると、5分もせずに処置室の看護師さんから
呼ばれて中で、心電図モニターを付けられる。


↑今朝の寝起きの心電図(心拍数は200を超えているのでErr表示
 1秒に3.4回位脈打ってるのが判る)

そのまま車いすに乗せられて入院予定の病棟のベッドで寝かされて
点滴を受ける。薬が効いたのか9:30頃にやっと正常に戻る。
正常と言っても、ディオバン(血圧降圧剤)以外を手術の5日前から
止めているので、通常よりも10~15位高い90~100位。

今回、病室で付ける心電図テレメータが前回までの物より半分位の
サイズの物に変わっていた。前回の物もDIGITALと書かれていたが、
当然新型もデジタルなんだろうな、、何とも書かれていないけど。
ちなみに、IPX8の表記がある。なに!レベル8なの。私は防水機器は
担当した事が無く、IP54位のレベルの物しか設計した事無いから、
思わずびっくり!無線機と医療機器じゃレベルが違うのね。

↓病棟で使用の新しい心電図無線テレメトリー装置


そんな訳で、体調の落ち着いた夕方近くに、心臓の造影CTと心電図と
経食道エコーの検査を受ける。今年カテ手術機材が最新装置に入れ
替わったそうで、今までアブレーションはリアルタイムのレントゲン
による2次元情報を頼りに、カテ操作、焼灼を行っていたのが、
CT映像と合わせて、3次元表現が出来る様になったので、その為の
造影CTらしい。

↓造影CTで使われたCTスキャナー?


経食道エコーは、相変わらず苦しい。胃カメラよりも少し大きい??
サイズの筒を喉から、ぐいぐい入れられて、思わず涙がボロボロ出て
くる。ちなみにエコーはうちの系列のALOKA製だった。大小に拘わらず
エコーって他メーカ製って見た事がないけど、しっかり特許で守って
いるのかな?

涙物のエコーが終わり、後は夕食を食べて寝るだけ。今回の初日の
夕食は心高食(食塩6g)と書かれたもので、前回入院初日の食事と全くメニューが一緒だったが前回は心高食じゃなかったので、普通
のコロッケだったが、今回は衣が無くて、挽肉とポテトを混ぜて
コロッケの形にしただけの物だった。なんじゃこりゃ~!
思わず揚げてないコロッケって笑えます。
(済みません写真取り忘れました)

夜はなぜか寝付かれず結局3時間ぐらいしか睡眠が取れなかった。
ちなみに寝不足になると発作が出やすく、実は昨夜も『どうせ明日は
午後から入院だから昼近くまで寝てられる』と思い、3時近くまで
星見をしていた事がトリガーになっている様な感じだ。

2日目の手術は3番目の予定だったが、9時頃に急患が入り4番目に
繰り下がり。10時過ぎになって、2番目に変更を告げられた。更に
もう一件急患手術が入ったとかで、2室あるカテ手術室をフルに使い
主担当医は変えない様、予定を組み替えた様である。

↓手術に使う血管造影室



と言う訳で急遽順番が早まって、昼前に準備で尿管とうしの看護師さん
が2名来て、前回同様男性の看護師が尿管を通していった。前回の男性
の看護師さんの時より少し痛みが多かった様な気もするが、いずれに
しても痛くて、違和感満載!排尿の感覚がある時には思わず涙が出て
しまう。

手術室まで、点滴と尿パックを持って看護師さんと歩いていく。
今回、機械が入れ替えになったとかで、最新機械が導入されていた。


↑↓最新の機材類

前回の手術室の写真と比べるとモニター回りも画面が増えている。

そんな訳で、最新機材でのカテ手術を受けるべく、又いつもの様に
まな板の上のくっしーとなるのでした。

毎回、局所麻酔後のシース挿入とカテーテルの挿入はかなりの鈍痛
がする。前回はここで気分が悪くなったが、今回は何とか持ちこたえた。

↓挿入されたカテーテルのリアルタイムレントゲンの画像

先端が丸い輪っか状の物が、①上大静脈、②肺静脈内に置いた電極カテ
左の少し太いのが、③焼灼の為の電極の付いたカテ
残りの2本は④⑤心臓の冠状動脈に挿入されている電極カテ
足から4本(①②③④)、肩から1本(⑤)のカテーテルが挿入される。

手術室は入ってしばらくは寒く感じられたけど、麻酔を注入されると
少し暑く感じる様になった。静脈麻酔投入後、かなり気持ちよくなり
寝てしまいそうになるが、その後の不整脈再発調査等の電気ショックに
よる心臓周辺の痛みで眠ってしまうまでは行かなかった。アブレー
ションが始まって、焼灼の場所が神経に近い所に来ると、かなり痛み
が出る。何回目かのアブレーションで、たまらず先生に、『かなり痛い
です』と伝えると、痛み止めを入れますとの事で、なにやら又注入した
様である。たぶん麻酔と思われ、一回目の眠くなった時と似た様な感じ。
今度はそのまま眠ってしまい気が付いた時は、ほぼ手術が終わっていた。


手術台からストレッチャーに移され、脇の方で担当の先生が、シースを
抜いていたのだが、突然『何だこりゃ!あれ、これ?残っちゃった??』
と言う慌てた先生の声がした。なんと、シースの内の1本の先端5cm位が
血管の中にちぎれて残ってしまったらしい。

『げげ!こりゃ拙いんじゃないの!!切開して取り出すの??入院1週間
延長か??』と内心焦るくっしー。担当の先生もベテランの先生と相談。
相談後『もう一度カテーテルを入れて除去作業をします。状況によっては
切開して除去が必要になる可能性もあります』とくっしーに告げた。
『う~ん異常事態発生だな。今回は入院の朝から御難続きだな』と考え
ながら再びカテ室へ逆戻り。

肩と太腿の付け根の2カ所からカテ挿入だが、↓残ったのは太腿側のシース


再び手術台に乗せられ肩からカテをつっこんで除去作業。新たに麻酔は
無しで、痛かったら言って下さいとの事。麻酔が切れたら追加すると言う
感じだろうか。リアルタイムレントゲンを見ながら残ったシースを、先に
ワイヤーの輪っかの付いたカテを挿入して、輪っかにシースを挟み込んで
無事に除去できたらしい。取れたのを見せて貰ったが、薄い樹脂製で
太さ5mm長さ5cm位の大きさだった。


↑肩からの輪っかワイヤー付きカテーテルでシースをつかんでいる図

後で先生が説明するには、『2年で4回目なので、血管もその度に
炎症を起こして、治癒してを繰り返しているから少し堅くなってる様だ。
挿入時にも少し抵抗が大きかったので、それが原因でしょう。でもそう
いう時の為に、取り出すカテも有りますから大丈夫です』と説明して
くれたが、あの時の先生の声はかなりビックリしていましたよ(笑)

と言う事で、なんとか入院の延長も無しに乗り切れた様で良かった。

病室に5時半頃に戻って、また、ベッドに足を縛り付けられて固定される。
途中食事を挟んで、ベッドを起こして貰えるまでが7時間、そこから足の
拘束を外して貰えるまでの更に2時間、全て合計すると9時間縛り付け
られる事になる。なんか入院する度に時間が長くなっている様な、、、、
その間は、同じ姿勢が続くので背中が痛くて寝不足なのに寝られない状態。


ひたすら気を紛らわす為、暇つぶしに、4月から放映開始でまだ一話も
見ていないアニメを、どれが面白いかと考えながら見て過ごした。

拘束を外され尿管を抜いて貰い歩ける様になったのが夜中の1時半過ぎ。
あ~これも毎度苦痛だ~!

手術翌日の担当の先生からの話は、『前に肺静脈隔離をした箇所に
再導通が有り、そこからの電気信号が心房内部をぐるぐる回って、脈拍
200の不整脈を起こす事が術中に再現確認できたので、再導通箇所を
1点追加焼灼し不整脈が発生しなくなる事が確認できた。また前回の
上大静脈隔離も再導通箇所がありこちらは20カ所程追加焼灼。
肺静脈の隔離強化の為、肺静脈焼灼箇所の上下の部分を線状に焼灼
した。ほぼこれで上手くいったと思われます。』との事だった。
前回は85~90%位の人は出なくなりますが、くっしーさんがその9割に
入ってい無い場合もあり得ますと少し自信なさそうだったけど、今回は
術中に現象も確認できたので割と自信を持った説明だった。


ちなみにこの日は部長先生の回診が有る。いつもはそれ程変わった事も
ない短期入院なので、あまり詳しく見る事もないのだが、今回はシース
残り事件が有ったので、色々聞かれたり触診で血管の状況等を確認して
いった。部長先生によると、この病院では初めての事だとか。どうりで
担当先生も慌てる訳だ。良く取る奴が準備されていた物だと感心する。
部長先生の触診では、それ程血管にしこり等は無いとの事だ。なにか
変な方向に引っ掛かったのだろうかと言ってもガイド筒だから基本的に
引っ掛かる所は途中には無いと思うけど。部長先生も首をひねっていた。

前回入院時は、1Fのラウンジで無線LANが使えたのだが、いつの間
にかAPが無くなって使えない。事前に判っていたが、高速モバイル
環境を持ってないくっしーは、懐かしのISDNのPCMCIAカードを準備して
きた。でアクセスするも、APが無反応。(話中状態)カスタマー
サポートに連絡して、別の番号を教えて貰って、繋がる様になったが、
たぶんPWで蹴られている見たいで結局繋がらない。あきらめて、早々に
切り上げた。


↑今時、公衆電話でNetは、ちょっと恥ずかしい。

と言う事で、今回の入院中は、ネット接続できず、残念。やっぱり
高速モバイル環境を準備するかな。でもまだ少し高いんだよね。
もう少し安くなってくれないと。

退屈な一日も過ぎ、無事退院。今回、健康保険限度額適用認定証を
持ってきたのだが、よく見ると有効期限が1年で、とうの昔に切れて
いた。と言う事で今回の支払いはなんと57万。2.5万を超える分は
後から大部分、戻ってくるとはいえ、毎回高いよな。それこそ良い
望遠鏡が買えちゃうよ。


それに、手術による治療の方が根治への早道と積極的に手術して貰う
方向で先生に相談していたが、今回の様なリスクも有るから少し考え
物だな、、、、、

ちなみに、前回までの3回の手術時は、手術翌日とかに不整脈が
出ていたのだが(手術直後で心臓が炎症を起こしてる為、落ち着いて
からで無いと結果の評価は出来ないとか)今回は、手術翌日から
何度モニターしても脈拍はまだ早いけど、不整脈が一つも出ない。

こりゃ先生の言うとおり、上手くいったかなぁ~?
2011.5.16-19(5/22)

三鷹で春見えるメシエ天体を探す (M13球状星団)

2011-05-14 | 光害地:三鷹からの天体撮影
先日、Nikon8cmさんに光害地域でも、M13は
見えそうだから探してみて下さいとアドバイスを頂いた。
そんな訳で、久々に夜中に晴れたので、月も低くなった
時間から、庭でM13を探してみた。

晴れたとはいえ、空が少し白くなってる様な感じで
肉眼で見えるのはベガやアルクツルス等の1等星クラス。
2等星の前半の物が、双眼鏡で確認した後に、その
場所に向かって目をこらすと何とか存在が判る程度。
もっとも、くっしーは眼鏡を掛けても視力が1.0を切る位
なので、目のいい人はもう少し見えるのだろうが、、、

そんな訳で、ベガからヘラクレス座を経由して探すのだが
初心者のくっしーには、ヘラクレス座自体が良く判らない。
しょうがないのでしばらくガレージ前にサマーベットを取り出
して、双眼鏡片手に、PCと見比べで天頂付近のヘラクレス
を探して全体の位置関係を把握する。


やっと全体の位置関係が判ったので、ファインダーで導入を
試みるが、天頂付近なのでファインダーが非常に見づらい。
ベガは東天側だが、ヘラクレスはほぼ天頂を超えているので、
ベガから追いかけると、鏡筒が逆方向まで傾き見辛さに拍車を
掛けている。


ファインダーで追うのをあきらめ、26倍の主鏡でベガから
少しづつ地道に追いかけた。やっとこさヘラクレス座の
中のM13を見つけたが、25mmアイピースでは、何か
ボーとした淡い光芒が見えるだけで、星団としてのイメージ
では見えていない。

アイピースを10mm65倍にして見ると、何となく星団で
有る事が認識できた。さっそく先日の赤いLEDで光軸
合わせを済ませて、撮影に挑戦してみる。
10秒で1~2枚撮った所で、試しに15秒露出にしてみると、
銀河や星雲と違って、恒星の輝点がはっきりしているせいか、
光害に負けずに良く写ってる様に見えたので、15秒で
撮影したのが↓この絵

R130S/D:130 f:650 PL10mm 65倍
IXY 910IS ISO1600 S:15s F:2.8 f=4.6mm 10コマ
撮影日:2011/5/15 01:34-01:45 撮影場所:三鷹(自宅)

倍率が高い為、いつもどおりの手動眼視追尾だが、多少流れが
多い。それに何となく輝点がはっきりしない様な、、、、、

撮影の途中で、液晶画面に、近くの星が見えていたので
試しにその星を中央に置いてピントを合わせ直してみる。
レンズとアイピースがぶつかる程の距離なので、光学ズームや
デジタルズームを効かす訳にも行かず、最広角側でのピント
合わせで、凄く判りずらかったが何とか感でこの辺!と合わせて
撮影を再開。その絵がこれ↓

R130S/D:130 f:650 PL10mm 65倍
IXY 910IS ISO1600 S:15s F:2.8 f=4.6mm 7コマ
撮影日:2011/5/15 01:47-01:59 撮影場所:三鷹(自宅)

カメラの液晶画面上では良く判らなかったが、後でPCで見ると
明らかに、こちらの方がピントが合ってる。倍率が高いだけに、
ピント位置もシビアなのだろう。

倍率が高い事に加え、ガイド鏡の倍率が38倍で主鏡より
低倍率だった事も手伝ってか、頑張ってガイドした割には、
やはり輝点が流れて、横長の星になってしまっているが、
倍率を高くしたおかげで、東京の光害下で、かなり細かい
星まで分解できている様な気がするが、いかがだろうか?
但し写ってる星の数は光害下なのでちょっと少なめだけど。

M13を一通り撮り終えて、次に先日見つけられ無かった、
M101を探してみる。ステラリウムを頼りに何とか、ここに有る
はずだと思われる場所までは行き着いたが、眼視では、
なんにも見えない。

デジカメなら写るかもとデジカメをセットする。この時、アイピースは
室内試験で影の出なかった17mmを使って撮った。がしかし、
17mmでは、まだ斜鏡の影が見事にど真ん中に出てしまい、
本来M101が有るべき位置が黒くなってしまっている。

R130S/D:130 f:650 PL25mm 26倍
IXY 910IS ISO1600 S:10s F:2.8 f=4.6mm 7コマ
撮影日:2011/5/15 02:53-03:04 撮影場所:三鷹(自宅)
色補正無し

がっかり、、、、12.5mm位に倍率を上げれば、斜鏡の影は
消えただろうか?何を使っても、三鷹の光害下では写らな
かったのかもしれないが、、

もう少し光害下での撮影でtestして13cmで使えるアイピースを
見極めないと駄目か、、、或いは低倍率は8cm9cmでTRYして
見ようか?
2011.5.14(5/21)