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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

SP赤道儀のアリミゾ化

2012-07-30 | 望遠鏡・撮影機材(改造・修理)
スカイセンサーのシステムをGP赤道儀に移してから、13cmの鏡筒は二本ともアリガタを装着しているのでSP赤道儀に取り付けることができず、休眠中のSP赤道儀だが、ぼちぼち暖かくなってきたので、梅雨の合間の機材工作で、眼視用の鏡筒を載せる為に、アリミゾを取り付けることにした。

アリミゾ部分は、ずいぶん前に、秋葉原のキョウエイで買って置いたのが有るのでそれを使う。赤道儀への取り付けに、適当なアルミ材を探すが、家には10mm厚の端材しかなかったので、これを加工することにする。


家には、安物の電動ジグソーしか無いのだが、これで10mm厚のアルミ材を切るのは、結構しんどい!適当な切削油がなかったので、エンジンオイルを掛けながら、なんとか切り出せた。


後は、6mmと8mmのタップを全部で6カ所程開けてアリミゾを取り付けて、


赤道儀にアルミ板を取り付けて出来上がり。


無事にR125Sを取り付けられた。


もう一方のR130Sを載せようとすると、アリガタを取り付けているネジが、1/4インチの6角ボルトで、頭が、アルミ板に干渉して取り付かない!

しょうがないので、近くのDIY屋さんまで、適当なネジを探しに行ったが、希望する1/4インチのヘックス頭のネジがなかったので、ナベ頭でガマンした。


と言う事で、無事にR130Sも取り付くようになった。これで撮影の合間に眼視も出来るかな。

2012.6.24(7/30)

もう夜明け(M55)

2012-07-28 | 天体観望・撮影(遠征地)
5月18日の富士山五合目遠征も、M54を撮影し終わったところで、辺りはだんだんと明るくなってきた。薄明が始まっているが、このまま終わると先週のメシエ天体の撮り直しだけで終わってしまう。なんとか、新しいメシエ天体を、一つ位は稼ごうと、薄明の中、更に鏡筒を東に向けて、M55を撮影してみた。


【 ↑ M55 いて座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
IXY 30S ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm S:32秒x16コマ
撮影日:2012/5/19 03:23-03:34 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
Registaxでコンポジット→YIMGで回転・トリミング
→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で、トーンカーブ調整・リサイズ

M55は、7等級、19分角と、比較的大きめの球状星団なので、薄明の
中で、意外にしっかり写った感じである。もちろん、薄明前なら
さらに写ったと思うが、薄明の中でこれだけ写れば、まずまず
と言ったところか。

これがM54やM70位の大きさと、暗さだと、こうはいかないだろうが、、、


2012.5.19 3:51 IXY910is 35mm版換算105mm相当 ISO400 S=1.6秒 F=5.8

M55を撮り終える頃には、東の空に27.5日の細い月が昇ってきた。
朝焼けに染まる東の空に浮かぶ月が美しい。新月期の夜だったが、
早い日の出と、夜半の風に邪魔されたが、そこそこ撮影出来たかな?
次は梅雨明けの新月期まで、一休みかな。

2012.5,19(7/28) 撮影済みメシエ天体 101個/107個中


ボワッとしている?(M54)

2012-07-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
5月18日の新月期の富士山五合目遠征、5月12日の月明かりの中で
撮影した球状星団の撮り直しの最後は、M54である。

M70を撮影し終わった所で、時計の針はもう3時。急がないと
今度は月明かりの替わりに薄明が迫ってくる。


【 ↑ M54 いて座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
IXY 30S ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm S:32秒x19コマ
撮影日:2012/5/19 02:56-03:12 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
Registaxでコンポジット→YIMGで回転・トリミング
→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で、トーンカーブ調整・リサイズ

手際良く撮影できて、何とか薄明前に写す事が出来た。
前回撮影した画像と比べると、星団の周辺がうすボンヤリと
白っぽくなっている。通常の球状星団の様に星粒として捕らえられず
まるで楕円銀河の様にも見える。

もちろん中心部も星粒に分離できず、なんともボワッとした感じだ。
周辺のうすボンヤリ白くなってる所に、濃淡というか、白い筋の様な
感じの物も写っている。本当なら星粒が並んでいるのだろうか。

なんとも、球状星団らしからぬ写り具合は、一風変わっていて
これはこれで良いかも知れない。

2012.5.19(7/26)

だいぶ大きさがちがう?(M70)

2012-07-24 | 天体観望・撮影(遠征地)
5月18日の富士山五合目への遠征で、1週間前に月明かりの中で撮影して
いまひとつの写りだった球状星団を、新月期に再度撮影した。

M69に続いて撮影したのは、すぐお隣のM70だ。


【 ↑ M70 いて座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
IXY 30S ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm S:32秒x20コマ
撮影日:2012/5/19 02:37-02:53 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
Registaxでコンポジット→YIMGで回転・トリミング
→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で、トーンカーブ調整・リサイズ

前回の月明かりの中で撮った画像と比べると、星団の周辺の
暗い星が、写って、一回りも二回りも星団が大きく見える。

これだと、大迫力は無いが、球状星団として、まずまずの写りと
言えないこともないぐらいの写りになった。

色味も、月明かりを、かぶり補正した前回の物はかなり赤っぽく
なっていたが、今回はかなり白っぽく写った感じだ。こちらの方が
たぶん、見た目に近いのだろう。

まあ、月明かりの中で撮っても写るには写るが、暗くて小さめの
球状星団は、やはり暗い空で撮らないと、見た目が大きく変わって
しまう感じだ、、、、

時計も3時近くなって、昇ってきたカシオペア座の上を人工衛星が
通り過ぎる↓

2012.5.19 2:57 IXY910is 35mm版換算28mm相当 ISO800 S=32秒 F=2.8

星座線を入れると、こんな感じかな。


2012.5.19(7/24)


月の無い時に撮り直す(M69)

2012-07-22 | 天体観望・撮影(遠征地)
梅雨が開けた割には、週末にうまい具合に晴れてくれない。
今週末もいまひとつの天気だ。

さて、5月18日の須走口五合目への遠征は、夏の華やかなM20を
撮影した後、5月の12日に撮影したが、月明かりの中だったので
もう一つの写りだったので、撮り直す事とした。先ずはM69からだ。


【 ↑ M69 いて座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
IXY 30S ISO:3200 F:2.0 f=4.9mm S:32秒x25コマ
撮影日:2012/5/19 02:17-02:33 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
Registaxでコンポジット→YIMGで回転・トリミング
→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で、トーンカーブ調整・リサイズ

撮影している時は、モニターで見る限り12日の写りとそう変わらない
様な印象を受けたが、画像処理をしてみると、12日の月明かりの中
で撮影した画像
に比べて、だいぶ明るく写った感じである。周辺の
暗い星も、いくらか写った様で、一回り星団が大きく感じられる。

ただ、中心部の星が余り分離していないところは、大きく変わっていない。
この辺は、もう少し解像度のあるシステムでないと写せないかな。

WEBでの紹介記事では、目立たない球状星団として紹介されていることが
多いが、この程度写れば、小さいけれど、まずまずの球状星団といった
感じであろうか。


2012.5.19 2:03-2:06 IXY910is 35mm版換算28mm相当
ISO800 S=32秒 x 3コマ F=2.8

時計の針は2時を回り、天の川も高く昇ってきた。

2012.5.19(7/22)