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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

今年のUPも最後

2013-12-29 | 天体観望・撮影(遠征地)
会社も昨日からお休みに入り、今年も残す所後わずかですね。

今年は、夏前後に余り天気が良くなくて、遠征に出られずうずうずしていましたが、冬に入る辺りから、巡りが良くなってきて、結局今年も遠征はなんだかんだで、27夜程になりました。

年末に最後の遠征に出たかったのですが、ちょっと風邪気味なので遠征をあきらめました。

今年最後にお届けするのは、12月1日の鳴沢村にて撮影のバラ星雲です。


【↑NGC2237-9 バラ星雲 いっかくじゅう座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 LPS-P2使用 PowerShotS90+CHDK F:2.0 f=6mm Iso3200
S:128秒x12コマ Noise減算:ON 35mm版換算で560mm相当 合成F=2.0
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/12/2 01:02-02:03
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で回転
916mm相当にトリミング(61%)、トーンカーブ・サイズ調整

前日の小貝川での画像がまだ未処理なのですが、光害かぶりの補正がうまくいかず、なかなか納得のいく画像に成らなかったので、翌日の暗い鳴沢村での画像を先に処理してUPしました。

バラ星雲は、いっかくじゅう座の散光星雲ですが、いっかくじゅう座と言っても、星座に詳しくない方は判りにくいと思いますが、オリオン座の左隣の星座です。

オリオン座の左肩の赤い星ベテルギウスから、10度位東に寄った位置にあり、大きさは2度と月の4倍ぐらいの範囲に広がる赤い星雲です。中心部にはNGC2244と言う散開星団が、バラのおしべとめしべの様に輝いています。

前回の撮影とは、あまり大きな進歩は見えませんが、それでも毎回華やかな絵を提供してくれている星雲です。

さて、みなさんは、今年一年はいかがだったでしょうか?

今年一年、勝手気ままに撮影した画像をのんびり処理しながら掲載してきましたが、おつきあい頂きありがとうございました。
また、来年ものんびりとした画像upに成るかと思いますが、宜しくお願いします。

2013.12.2(12/29)

夜空に浮かぶシャボン玉(NGC7635)

2013-12-23 | 天体観望・撮影(遠征地)
11月22-23日の連チャン遠征の2日目の鳴沢村での撮影だが、この日は月の出が21時半頃と早いので、そう多くは撮影できない。

まだ光害の影響が少し残る早い時間にらせん星雲を撮影した後は、先日の五合目で自動導入が上手く動かなくて撮影が出来なかったバブル星雲 NGC7635を撮影してみた。


【↑バブル星雲 NGC7635 カシオペア座の散光星雲】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 LPS-P2使用 35mm版換算
2240mm相当 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90
+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=3.7 S:128秒x13枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/11/23 20:46-22:00
Registaxでコンポジット、Flataideでかぶり補正、GIMPで
5040mm相当にトリミング(44%)・トーンカーブ・回転・サイズ調整

NGC7635・バブル星雲は、その名の通り、中央の泡の様な形に見える部分が印象的な星雲である。

画像処理をするまで、ちゃんとよその写真みたいに、泡っぽく見えるのか心配だったが、かぶり補正を掛けると、なんとかそれっぽく泡の形が浮かんできた。

今回、バブル星雲を初めて撮影してみたので、ちょっと画像処理での色具合が良く判らなかったが、取り敢えずバブル星雲の由来の、中央の泡の様な部分が見える程度の処理にとどめた。

また、Hαの赤い散光星雲の領域は、淡いながら、もう少し広範囲に広がっているのだが、その辺まで入れると、中心の泡っぽく見えている部分が、小さくなって泡らしく見えなくなりそうなので、今回は80倍での中央付近のみの構図にしてみた。

今回、極軸が少しずれていて、撮影後半では画面の中央からだいぶずれていったので、上の方が周辺収差で少し流れてしまったが、取り敢えず、シャボン玉星雲ぽく写ったので、まずまずと言った感じであろうか。

2013.11.23(12/23)

またしても雲にじゃまされる(NGC7293)

2013-12-21 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は、11月の後半の22日23日の連チャン遠征に進む。

初日は、御殿場口五合目で彗星を撮影して既にUP済みだが、2日目の鳴沢村でのコリメート撮影の画像をアップする。

この日は、早い時間から撮影が出来たので、以前は霧の中からの撮影で、もう一つ納得のいかなかったらせん星雲に再挑戦してみた。


【↑NGC7293らせん星雲 みずがめ座の惑星状星雲】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 LPS-P2使用
GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=3.7 S:128秒x11枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/11/23 18:42-20:02
Registaxでコンポジット、Flataideでかぶり補正、GIMPで
トリミング(44%)・トーンカーブ・回転・サイズ調整

しかし、もう秋もだいぶ過ぎて、冬になりかけのこの時期、らせん星雲はかなり早い時間から南中している。薄明は終わっても、まだ街灯りの影響が多く、比較的空が白っぽい時間帯だ。

それでもLPS-P2フィルターのおかげで、なんとか128秒の露光を掛けて撮影していたが、まだ時間が早いせいか、この日は天気が安定していなくて、途中で、蜘蛛に襲われてしまった。そんな訳で、雲の影響の少ないカットを選んだのだが、全体にやはり光害かぶりも多かったので、画像補整で、かぶりを綺麗に取りきれなかった。

そんなこんなで、前回の撮影結果と比べて、いくらかはマシだが、そう大きく改善した写真には成らなかった。

やっぱりGWか夏頃までに押さえないと厳しい対象かも知れない。来年は是非早めに撮影して、納得のいく画像にしたい物だ、、、

2013.11.23(12/21)

来年は午年だな(馬頭星雲)

2013-12-18 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は少し戻って、11月4日の富士山五合目遠征である。この日は、とりあえずボウズ回避でM42を撮影したが、なんとなくもう一つ位撮影したくて、これまた困った時のオリオン頼みで、馬頭星雲を写してみた。


【↑IC434馬頭星雲とNGC2024八つ裂き星雲】
Vixen Super mirror R125S/D:130 f:720 UW20mm 36倍 LPS-P2使用
GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 PowerShot S90 +CHDK F:2.0 f=6mm
コリメート法 35mm版換算1008mm相当 合成F2.0 ISO:3200 S:128秒x9枚
撮影日:2013/11/05 01:02-01:43 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
Registaxでコンポジット→FlatAideでFlat補正→Gimpで75%トリミング、
トーンカーブ/サイズ調整

馬頭星雲は、天文屋さん以外でもかなり知ってる人の多いメジャーな天体である。オリオン座の三つ星の左端の星アルタニク(上の写真で眩しく輝いている星)のすぐ隣に、NGC2024八つ裂き星雲(別名:燃える木)があり、90度ずれた方向に馬頭星雲がある。これらは、明るい散光星雲の手前に、暗黒星雲があり、地球から見てそれぞれの形に見えている。

全体としての露出量は今回の方が多いのだが、倍率的には前回の方が高倍率である。また前回は月明かりの中での撮影である。

前回の撮影に比べて、今回は馬頭星雲の上側の赤い所が狭い範囲しか出ていない感じである。しかし燃える木辺りは、今回の方が明るく写っている様な気がする。また前回画像は、背景の黒い部分が今回より少し赤くなっている様なので、画像処理の違いも影響しているようだ。また、今回少し接眼レンズの視野内での位置が前回と異なるので、馬頭星雲の上の方の赤い部分が、視野の周辺によってしまったのも、赤の範囲が狭くなった理由の一つの様な気がする。

今回画像も前回画像も、周辺画像はコリメート特有の収差もあってか、ピントも少し甘くなっているのが、もう少し何とかならないものだろうかと思う所だ。もう少し周辺まで収差の少ない接眼レンズを使うべきか、、、

2013.11.4(12/18)

12月14日未明のラブジョイ彗星

2013-12-16 | 天体観望・撮影(遠征地)
ふたご座流星群観察の夜、リニア彗星の後は、ラブジョイ彗星を撮影した。

先週の直焦点撮影と、同じ光学系での撮影なので、ちょっと見、あまり代わり映えしませんが、逆に比較観察には向いるかと思います。


【↑12月14日未明のラブジョイ彗星 C/2013 R1】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySensor2
F:5.5 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:1600 S:120秒x9枚
Noise減算:Off 撮影場所:山梨県 2013/12/14 05:06-05:28
DeepSkyStackerにて、ダーク・フラット補正・彗星基準コンポジット
→FlatAideでかぶり補正→GIMPでトーン・サイズ調整(ノートリミング)

よく見ると、先週の画像に比べて、イオンテールとダストテールの向きが少しずれていて、イオンテールが途中で写真で見て上側に少し折れ曲がった様な感じに成っている。



尻尾の様子を判りやすくする為、いつもの反転強調画像を掲載しておく。
イオンテールが途中で折れ曲がっているのが良く判る。

画像では、今回の方が、途中でFlataideを使ったので、尻尾がよりハッキリと出ているが、双眼鏡で見た感じは、だいぶ光度が落ちてきている様で、探すのに苦労したし、双眼鏡では尻尾の存在は確認できなかった。

ラブジョイ彗星もだんだん減光しつつ有ると言ったところだろうか、、、、

2013.12.14(12/16)