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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

今日は土星食、、、だったのだが。

2014-09-28 | 長野市からの撮影
今日は、月に土星が隠される土星食の日だ。昨夜久々に遠征に出て(遠征レポは後程)、戻って自宅で一眠りして起きたら、そんな情報をアストロアーツのHPで見た。

そりゃ撮影しなければと良く情報を見ると、なんと昼間の時間帯に起こるらしい。潜入が12時11分頃。11時過ぎから月を探すが、長野の南東の空は少し霞んでいて、肉眼でも双眼鏡でも、さっぱり月が見つけられない。月が見えないんじゃ、土星なんか見える訳が無い!

潜入の時間を過ぎても全く月が見つけられないので、諦めて、昼飯のおかずを買い出しに行き、戻って来て空を見ると、『お!月が見える!』ってな訳で、あわててベランダに13cm反射をセットする。

で、出てくる時間前後に、眼視で見たり、コリメートで撮影してみたりした。


が、しかし、昼間の月齢4日の月はものすごく淡い。月の見えている縁の近くに土星が有るはずなのだが、いくら眼視で見ても、露出を変えてコリメート撮影しても一向に写っていなかった、、、、

もう少し倍率を上げて、ピンポイントで出現場所を狙うべきだったのだろうか?それとも13cmじゃ力不足だったのだろうか、、、、

何しろ昼間のイベントなので、極軸合わせもまま成らず、ピンポイントで狙うのは難しい。以前にひらいさんから昼間の極軸合わせの方法を教えて貰ったのだが、すっかり忘れているし、急に土星食の撮影だ~!って成ったので、準備が足りなさすぎる。

1~2年前の木星食の時も月が探せず、敗退したが、今回は、手持ちの機材では土星自体が見えず、完全敗退である(泣)

そんな訳で、結局土星食は、入る所も出る所も見る事が出来なかった。

暗くなってから、比較的近くにいる月と土星を、望遠鏡の同一視野内に収めて1枚撮影した。月に露出を合わせると土星が暗くてほとんど写らないので、月は4日とちょっと太めの月だが、地球照に露出を合わせて撮影してみた。


【↑地球照と土星】

Celestron D:70 f:400 kenko MK-800赤道儀
F:5.7 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:1600 S:1秒
Noise減算:Off 撮影場所:長野県長野市 2014/9/28 18:54
Jtrimでリサイズ調整、シャープネス調整

しかし、昼間のイベントは難しいな、、、、

2014.9.28(9/28)

わしの翼に見えるか??(M16)

2014-09-23 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、GWの遠征の最後の5月3日のmx25hさんの観測所での撮影は、M63を撮影し終わる頃には、1時を過ぎ、夏の対象がかなり高度を上げてきた。そんな訳で、鏡筒を北天から南東に向けてM16を撮影してみた。


【↑ M16 わし星雲 へび座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE+AL90+SkySenser2
UW20mm 36倍 35mm換算1008mm PowerShotS90+CHDK ISO:3200 LPS-P2
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=2.0 S:101秒x11枚 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/4 01:18-02:06
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・トリミング・サイズ調整

いつもは、中心の創造の柱を出来るだけハッキリ写したいので、UW9mmを使って80倍で撮影するのだが、今回は少し広範囲に撮ってみようと、UW20mmで撮影していた。トリミングも、ほぼ縦の長さは3%位しかトリミングしていなく、かなり端っこまで取り入れた画像とした。

もちろん、わし星雲が、その名の通りわしの様に見えるかなと思っての撮影である。そんな訳で、今回は、前回前々回までよりも、かなり広範囲に映し出しているが、わしが翼を広げた様に見えるかと言えば、見えない事もないかな?程度の感じで、今ひとつわしらしい様な、わしっぽくない様な?微妙な感じの出来上がりである。

トリミングをほとんどしていないせいもあって、端の方はレンズ収差がかなりでているし、中央と周辺部でピント位置のずれも有るのか少し周辺像が甘い感じに見える。

なかなか、コリメート撮影では、周辺までシャープな画像は難しいので致し方ない所だろうか?

わしの翼ふうに見えるのと、周辺収差、なかなか微妙なトレードオフである(汗)

いろいろと難しいな、、、、

2014.5.4(9/23)


粒状感が出ない(M63)

2014-09-16 | 天体観望・撮影(遠征地)
引っ越しと出張で、暫く画像処理が進んでなかったが、やっと少し進んだので、また、5月3日のGW中の撮影結果に戻る。mx25hさんの観測所での撮影は、M64を撮影した後、M63ひまわり銀河を、再挑戦してみた。


【↑M63 ひまわり銀河 りょうけん座の渦巻銀河】
Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPE赤道儀+AL90
SkySencer2 PowerShot S90+CHDK F:2.0 f=6mm コリメート法
35mm版換算2240mm相当 合成F3.7 ISO:3200 S:128秒x11枚
撮影日:2014/5/03 23:38-00:44 撮影場所:山梨県北杜市
Registaxでコンポジット→FlatAideで補正→Gimpでトリミング
トーンカーブ/サイズ調整→NeatImageでノイズフィルタリング40%

今季、M63は、1月に続いて2度目の撮影になる。それ以前の撮影は2011年の撮影になるのだが、1月および昨年の画像と、2年半前の画像と比べて、銀河の周辺部分の粒状感が、うまく写しだせていない感じであった。

しかし、前回前々回よりは、幾分ましな画像にはなったのだが、それでも2年半前の画像に比べるとどうしても粒状感が薄いのはなぜだろう。2年半前の方が、露出量はかなり少なく、今季の1/4位しか無いのだが、粒状感を出すには、かえって露出が少ない方がうまく粒状感を出せるのだろうか?

次回、少し試してみたい気もするが、今季はもう無理だろうから、来期に期待するしかないか、、、、

2014.5.3(9/16)

先月に続いて今月もスーパームーン

2014-09-10 | 光害地:三鷹からの天体撮影
9月9日は、先月に引き続き、今月もスーパームーンだ。10日に三鷹で立会いなので、9日の夜に三鷹に移動。移動途中の車窓からは、大きな満月がよく見えている。


【↑車窓から見えるスーパームーン】
良く晴れた空に浮かぶ月を横目に一路三鷹を目指す。

三鷹に着くと、少し雲が出てきた様で、雲間の満月に成りつつある。慌てて、三鷹に残してある望遠鏡で撮影してみた。


【↑三鷹に残してあるSG90で撮影】

ちなみ、先月スーパームーンだったのに、今月もまたスーパームーンなの?と頭の中で疑問符が浮かぶ。そう言えば、7月もスパームーンて言ってた様な、、、そんなにしょっちゅうスーパームーンだと、ありがたみが薄れる気がするが、、、、

と言う事でちょっと調べてみた。スーパームーンは、以前にも書いたけど、月の公転軌道が楕円軌道で、その軌道の中で、月が一番地球に近づいた時の満月をスーパームーンって呼ぶと理解していました。

ちなみに、スーパームーンは天文学での呼び名ではなくて、占星術から来ている呼び名らしい。

でもって、軌道中で地球に最接近(90%以内)した新月または満月をスーパームーンと占星術師のRichard Nolleが1979年に定義したという事らしい。新月もスーパームーンて呼ぶんだね。さすが占星術。いわゆる惑星直列ですね。



Kenko SG90(鏡筒)/D:90 f:1000 Vixen Custom経緯台
F:11.1 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:400 S:1/250秒x5枚
Noise減算:Off 撮影場所:東京都三鷹市 2014/9/9 23:11
Registaxにてコンポジット→GIMPでコントラスト・アンシャープマスク
・トリミング・リサイズ調整

ちょっと、薄雲越しの撮影なのでまだら模様が少し変かも、、、、、、

所で、何の90%なんでしょう?って疑問が、またまた浮かんでくる。

でもって更に調べたら、その年の最遠地点距離と最近地点距離の差を100%として、最遠地点から距離差の90%以上、内側に来ている事とNolleさんは定義したようです。

なんとなく90%以内って言うより、最遠地点より90%以上内側、判り易く言うなら、最近地点から距離差の10%以内の距離まで接近した地点に有る事って感じですかね。

先月は、最近地点と満月のずれがわずか26分と言う、ほとんど最近地点での満月だったので、エクストラスーパームーン(これもずれが1時間以内をそう呼ぶみたいです)なんて呼ばれていたけど、今月の満月も最近地点に10%以内まで近づいているので、先月に引き続きスーパームーンとなっているらしい。

なんだか、ややこしいですね。


そうこうしているうちに、スーパームーンはすっかり雲の中に埋もれてしまったので、早々に撤収したのでした。

2014.9.9(9/10)

修正:間違って9/8の画像を再処理してUPしてました。どうりでいくら見ても
   昨日の月と変わらない訳ですね(汗)
   9/9の月に画像差し替え。一晩経って、左下のクレーターが見えていた
   のが、右下のクレーターが見える様に成ってます。

昨夜は中秋の名月

2014-09-09 | 長野市からの撮影
昨日9月8日は、旧暦の8月15日、いわゆる中秋の名月である。
長野の空は、低空に多少雲が有るものの、かなり低い位置からお月様が顔を出して、お月見日和である。


【↑ベランダ観望で中秋の名月を見ながら、団子を供える】
長野に来て、初めてベランダに望遠鏡を展開してみたが、ベランダが狭いので、三脚の足が伸ばせなくて、ギリギリ望遠鏡がベランダから顔を出す感じ。三脚の足を1本室内に入れれば多少は高さが稼げたか、、、、

ベランダは南に面しているので、当然北極星も見えないので、超適当に極軸を合わせて設置。まあ、月の撮影なら追尾の必要もないから、ずれたら修正すれば良いだけだし。

所で中秋の名月って、旧暦で、7月8月9月が秋にあたるらしくて、その丁度真中を中秋とするらしい。つまり、旧暦で8月15日になるのだが、その夜の月を中秋の名月と言うらしい。そんな訳だから、中秋の名月は、必ずしも満月になるとは限らないみたい。


Vixen Custom 80M(鏡筒)/D:80 f:910 ミザールSP赤道儀
F:11.4 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:400 S:1/250秒x14枚
Noise減算:Off 撮影場所:長野県長野市 2014/9/8 19:59-20:00
Registaxにてコンポジット→GIMPでコントラスト・アンシャープマスク
・トリミング・リサイズ調整

と言う事で、今年の中秋の名月も満月少し前の月になっています。

満月は翌9月9日のスーパームーンとなります。9日は三鷹へ夜移動だから、スーパームーンは撮影できないかも、、、、

2014.9.8(9/9)
修正2014.9.10:月の画像サイズと処理変更