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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

大きな黒点

2014-10-27 | 長野市からの撮影
ここ数日、NETの情報で肉眼黒点が話題になっているようである。

そんな訳で、土曜日遠征しなかったので、日曜の午前中にベランダに望遠鏡を引っ張り出して、太陽を撮影してみた。


【↑肉眼黒点】
Vixen Custom 80M(鏡筒)/D:80 f:910 ミザールSP赤道儀
バーダープラネタリウム社アストロソーラーフィルター使用
F:11.4 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:200 S:1/250秒x11枚
Noise減算:Off 撮影場所:長野県長野市 2014/10/26 09:43-09:45
Registaxにてコンポジット→GIMPでコントラスト・アンシャープマスク
・トリミング・リサイズ調整

う~ん、大きいと言われれば確かに大きいが、普段余り黒点を見慣れてない事もあり、普段見る奴よりは大きいみたいだなぁ程度の感じである。(笑)

コリメートでもう少し拡大してみる。


鏡筒周りは同じ、EP:UW6mm、150倍、コリメート法 
Canon PowerShot S95 f=6mm 35mm換算4200mm相当
ISO100 1280x768ビデオモードから切出 256枚スタック

まぁ、大きいんだろうなぁ、、、普段見る黒点の倍ぐらいは有るような感じであるが、太陽面と比較すると、余りピンと来ない感じかなぁ、、、、もう正面を過ぎて、だいぶ回り込んだから少し小さく見えてるしな、、、、

あっ、でも眼のいい人には、日食メガネと肉眼で確認できるとか、、、フィルターを手に持って見たけど私には少し厳しかったかな、、、、

2014.10.26(10/27)

今週も湯ノ丸へ。

2014-10-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
金曜の夜に仕事が終わってから、遠征に出かけた。仕事後の出撃なので、時間効率を考えて、基本的に過去に遠征した場所で、なるべく近くと言う事で、先週に続き、今週も湯の丸高原へ出かけた。

先週は三鷹から出かけたので、長野からの行きの時間がどの程度掛かるか判らなかったが、今回、6時40分に社宅を出て、着いたのは、薄明が終わって30分後の、7時52分。山道の菅平越えルートを選択した事もあり、先行する車が少なかったとは言え、1時間12分で到着。やっぱり近場はいいなぁ~。


【↑北東の空に昇ってきたぎょしゃ座を背景に記念撮影】
ちなみ、星座の並びはこんな感じ。↓


8時前に到着して、奥の駐車場へ、誰かいるかと思ってライトに気を付けて上がったが誰もいない。取り敢えず、少し南の視界は悪いが一番上の駐車場に陣取って、撮影準備。8時半頃には撮影をスタート出来た。

この日は、13cm反射での撮影。空は良く晴れていて、綺麗に天の川が肉眼で確認できる。しだいに時間が遅くなるに従って、周囲の灯りが消えて空がだんだんと暗くなる感じ。



↑沈みゆく夏の大三角の一つ、はくちょう座と天の川を背景に撮影風景を一枚。

しかし、今日は土曜日じゃ無いせいか誰も来ない。なかなか暗闇の中で独りでいると、熊でも出てきそうで、ちょっと怖い。今度からラジオを持ってきてかけておいた方が良さそうである。

そう言えば、こもロハスさんが、長野は余り撮影している人が居ないから、他の撮影の人に会う事は余りないとか言ってた様な気がする。関東周辺なら、週末は大抵他に誰か居たり、一般車が来たりするものだが、やっぱりここは長野なんだなと実感。

ちょっとおっかなびっくりの夜を過ごしながらも、オリオン座流星群の極大が22日未明だったので、まだいくつか流星が見られるかもと、流星向けカメラを一台セット。実は2台目もセットしようとしたが、調子が悪くて、上手く連射できず、結局また一台体制だった。

流星群の名残りも少しあるようで、やはり普段より少し多く飛んでいる。


↑2014.10.25` 02:46 画面中央 カシオペアの右上
方向から見てオリオン群の流星


↑星座線を入れるとこんな感じ


↑02:55 画面右下 こぐま座のコカブの下 
これは、向きがオリオン方向からじゃ無いので散在流星

全部で5枚程流星を捕らえていたが、比較的暗い流星が多くて、写真写りはもう一つだった。ちなみに5枚中4枚はオリオン群の流星と見られる方向だった。


↑04:07 画面中央 カシオペアの右横 オリオン群の流星

そんなこんなで、独り寂しい撮影も、そこそこ順調に進み、薄明開始の4時半を少し回った頃に、本日の撮影を終了。この日は最低気温0℃程と、先週と同じ位だったが、1mほどの弱いながらも風があったので、先週よりは少し寒く感じた。

明るくなる前に撤収を完了して、5時40分に湯の丸高原を後にした。

帰りも菅平ルートで帰ったが、既に明るくなって来て、山道でも時々対向車が来るので、道幅を一杯に使えない。対向車が来ても大丈夫なように注意しながら山道を抜けて、社宅に帰り着いたのは、6時34分。先週より対向車注意分、ペースを落としたつもりだったが、先週のタイムを2分短縮して、54分と今週も1時間を切って帰り着いた。

この後、本当は土曜も出撃しようと思っていたのだが、余り長い睡眠が取れなくて、どうにも疲れが取りきれず、連チャン遠征は中止。もう若くないか、、、、(笑)

2014.10.24-25(10/26)

長野で県内初遠征

2014-10-19 | 天体観望・撮影(遠征地)
7月の終わりに引っ越してから、なかなか週末の予定とお天気が合わず、長野近隣の、新しい場所への遠征に行けてなかったが、この週末、何とか晴れそうなので、金曜日、三鷹出張にもかかわらず、土曜の昼には三鷹を出て、遠征に出てみた。

遠征先は、ある程度地図と航空写真で当たりを付けておいた、湯の丸高原。この日は三鷹から長野に戻る途中での遠征なので、三鷹を1時過ぎに出て、まだ明るいうちに、小諸で高速を降りて現地へ。途中の山間の道路は、すっかり紅葉している。


【↑湯の丸高原への道沿いはすっかり紅葉している】
現地に着いて、撮影に良さそうな場所をロケハン。しばらくうろうろして、ようやく、撮影に良さそうな場所を見つけた頃には、すっかり日も落ちてしまった。



ちょっと南方向は木がじゃましてるけど、少し中に入り込んだ場所で、余り人が来なさそうな良い感じ。

しかし、日が沈んでしばらくすると、雲が襲来!あれ!もっと北に行くべきだったか?妙高高原まで移動するか、ここでじっくり待つか悩んだが、この日は1時半には月が出てくるので余り時間がない。と言う事でここで雲の無くなるのを待つ事にした。

結局、多少雲が来る時は有ったものの、概ね夜中は快晴状態で、まずまずのお天気だった。



撮影の準備をしていると一台車が来て、一つ下の砂利の駐車場に陣取った。後で見ると同業者さんのようだった。しばらくして、撮影を開始する頃に、もう一台車が来た。こちらは、私と同じ段の駐車場の少し離れた所に車を止めた。こちらも同業者さんのようである。

挨拶をして少しお話をすると、小諸から来たとの事。後で良く聞くと、こもロハスさんだった。ブログに直接コメントした事は無かったが、マイミクさんの記事に、良くコメントされていたので、時々ブログを覗かせて頂いたりしていた方だ。撮影の合間など、色々とお話を聞かせて頂き、撮影の待ち時間を退屈しないで過ごす事が出来た。

撮影の方は、7cmの鏡筒で一対象、13cmに載せ替えてもう一対象撮影した頃には、1時近くなり、もうすぐ月が昇ってくる時間となった。

この日は、オリオン座流星群の極大が近いせいか、かなり流星を見かけた。流星用のカメラを一台だけセットして撮影してみたが、1台ではなかなか捕まえられず、2枚程写っていたのみだった。


【↑アンドロメダ座の足元を貫く流星】

ちなみに、ここは標高が1700m程あるので結構寒い。日中かなり暖かかったので、ズボンの下にタイツを履いてくるのを忘れた。でも外気温は、富士山のふもとと違って、0度位までしか下がらず、なんとかタイツなしでも、それ程寒い思いをする事は無かった。


【↑この夜の気温は0℃程】

月が昇る1時半を回った所で、この日は撤収。こもロハスさんにご挨拶をして、長野に向けて出発。

帰りは、高速ルート、18号ルート、菅平高原ルートと大きく3つ程選択肢があるが、一番距離の短そうな、菅平ルートで帰ってみた。夜中という事もあって、主要幹線から外れるこのルートは、ほとんど他の車に会わずに、わずか56分と1時間を切って長野の社宅に帰り着いた。

まあ、行きは1時間半ぐらいは掛かるかも知れないが、それでも結構近場の撮影地として使えそうだ。

2014.10.18-19(10/19)

夏の忘れ物(M8)

2014-10-14 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、話は5月3日のmx25hさんの観測所での撮影に戻る。
この日は、M16を撮影し終えた時点で2時をまわっており、薄明まで残り時間がわずかとなった。あと一天体撮影すると夜明けだろうか。

残り時間も少ないので、あまり大きく鏡筒を動かさずに済む、夏の天体と言う事で、GWの頭に撮影して、拡大率が高くて、収差が大きく出てしまったM8干潟星雲に、少し倍率を落として再チャレンジしてみる事にした。


【↑M8 干潟星雲 いて座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW20mm 36倍 35mm換算1008mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=2.0 S:101秒x10枚
Noise減算:ON 撮影場所:山梨県北杜市 撮影日:2014/5/4
2:37-3:22 Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正
→GIMPでトーンカーブ・トリミング・サイズ調整

前回の撮影ではUW15mmを使用したのだが、収差特性があまり良くなく、今回はUW20mmを使用したことにより、周辺収差は多少改善した物の、中央と周辺のピント位置に差が有るようで、うまく両方のピントをそこそこにする位置に調整できていなく、周辺のピントがかなり甘いものになってしまった。

露出は前回は2分の露出で中央が白飛び気味だったので、今回は101秒にて撮影した。中央の白飛びはそこそこ抑えられた。ただ周辺部は露光時間が少ない分少し写りが悪いような気がする。多段露光にすれば良かったのかもしれないが、この日は時間がなく、101秒の最後の方のコマは、もうすでに背景が青くなって来ていたので、どっちにしてもその余裕はない所だが、次回以降は少し気に留めておこう。

しかし、今年は夏場の天気が不良、なおかつ引っ越しの影響も有ったので、夏場にほとんど撮影ができなかったので、GWに夏の天体を少しでも撮影しておいて良かった。夏の対象はもう今年は撮れないけど、これから冬にかけて、冬の天体を本格的に撮影できることを期待しよう。

2014.5.4(10/14)

皆既月食 2014

2014-10-09 | 長野市からの撮影
昨夜は、3年ぶりの皆既月食の日だった。当初の予定は、午後半休を取って山に出かけて撮影をしようと考えていたのだが、実家に帰るのに月曜休んで、台風の影響で帰れず火曜日も休んだので、水曜日に午後半休はちょっと取りづらくて、遠征するのをあきらめ、自宅のベランダから観望・撮影する事とした。

しかし、仕事が終わった5時15分の時点で、雲量9/10で、東の空は暑い雲に覆われている様だった。ちょっとガッカリしながらスーパーで買い物をして帰り着いてから、念のためセッティングしておこうかと、準備をしだすと、いくらか雲間に月が見え隠れしている。


雲間に再び隠れた月が出るのを、ビールでも飲みながら待つ。

何とか雲間に顔を出した月に、ピントと露出を合わせて撮影できたときには、既に月食は50%ほど食分が進んでいた。



2014.10.8 18:45 EOS Kiss X2 + Custom80 D:80 f:910 F:11.4 Iso400 SS:1/60秒

その後も、多少雲量は8/10程度に改善しつつも、相変わらず雲間に見え隠れしているので、月が顔を出したタイミングでシャッターを何度か切った。



18:57 だいぶ食分が進んで残り1/4程度

皆既が近ずくと月が暗くなってくるので、かなり見えにくくなってくる。皆既になるころには、再び雲の中!

何とか雲の中から顔を出したところを、撮影するが、月がかなり暗くなっているので、シャッタースピードを遅くしたのだが、8cm鏡筒でFが暗かったので、シャッタースピードを2秒程度にしないとIso1600まで上げても、適正性露出にならない。今回、赤道儀は使っている物の月だから問題ないだろうと、追尾のモーターは使っていなかったので、2秒も露出すると、かなり流れている。一応ブラケッティングで+/-1EVの撮影を行っていたので、かろうじて写って、流れも目立たない程度に写っていた、1秒露出の画像を多少処理したのが下の絵。



20:11 Iso1600 SS:1秒

う~ん、ちょっと露出不足気味だ。せめて13cm鏡筒を使っていれば、2絞りほど稼げたから、何とかなったと思われるのだが、、、今回、カメラをセットする時にコリメートにしようか直焦点にしようか迷ったのだが、いつものコリメートにしておけば良かったと後悔しても後の祭り。

まあ、追尾モータの付いた赤道儀を使わず、ベランダでお手軽観望の時点で、かなり手抜き撮影なので、まあ致し方ない所だろうか。



20:27 Iso1600 SS:1秒 

皆既月食が終わって、部分食が始まった頃。部分食開始直後は、また雲に紛れていたので少し後の時間の撮影。



20:52 Iso400 SS:1/60秒

このころには、だいぶ空も晴れてきて、雲量は6/10位まで改善



21:30 Iso200 SS:1/250

そろそろ月食も終わりが近づいてきた。このころには月の高度も高く上がってきたので、8cm屈折鏡筒に直焦点撮影では、バックモニターの確認がかなりつらくなる。ベランダに座り込んで撮影を続ける。



21:45 Iso200 SS:1/160秒

部分月食も完了。まだ半影食の影響で右端はいくらか暗い。

と言う事で、雲間の中で何とか皆既月食を観測できた。でもやっぱり半休を取って新潟辺りで最初から最後までのタイムラプスで撮影して、3年前に作成したいろいろと不満の残った月食動画を2014年版で置き換えたかったな、、、、

2014.10.8(10/9)