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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

1月の新月期遠征

2015-01-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
1月23日は、いつものmx25hさんの観測所に出かけた。なんとか早くついて、ラブジョイ彗星を写したいと思って、仕事が終わってから速攻での出撃である。とは言っても、どうしても6時ぐらいの出発で、到着は8時に成ってしまう。

この週は、週中に関東の山間部でもかなり雪が降った様なので、ちょっと心配しながら出かけたが、案の定、観測所近くの橋を渡った出口あたりから、テールが滑る。おお!凍っている!更に進むと舗装された林道だが、かなりの積雪になる。車も余り通っていない感じで轍も少ない!


↑昼間に撮影した観測所近くの道路の状況
雪道を登りながら、だんだん雪が増えてきて前にあまり進まなくなってくるが、ここで止まると、動けなくなりそうなので、一生懸命アクセルを踏んで、車速が落ちないように何とか登る。

やっとの事でたどり着いたいつもの観測所は、一面雪景色。とは言っても夜なのであまりよく見えないが、、、、

↓昼間の観測所周辺の写真


と言う事で、先ずは、撮影場所の雪かきからの作業。最近長野でだいぶ雪かきは慣れたが、ここまで来てもやるとはちょっと想定外だった。スコップ持ってくれば良かった、、、、



と言う訳で、雪かきした所に機材を展開してやっとの事で撮影に入るころにはラブジョイ彗星は、だいぶ高度を下げていた。彗星の写真は、また後程、処理が終わってから、、、


↑撮影の設定が終わって、撮影をスタート。

その後、いつもの休憩所でこたつとファンヒータで暖をとり、長野から前回差し入れた、そば焼酎のお湯割りとおでんを食べて温まる。

おでんの後、mx25hさんは最近寝不足とかで、早々に仮眠に入ってしまった。しばらくして、ちょっとトイレに行きたいかなと思ってた頃、休憩所の外で何やら、休憩所の上り口の板を踏むような音がする。

地主さんでも遊びに来たかなと思ったのだが、一向に入ってくる気配がない、、、、、でもなんだか外で動いている様な気配がする!

う~ん、なんだろ?おでんの匂いに惹かれて動物でもやって来たかな?ひょっとして熊だったらいやだな。mx25hさんは寝入っているので私一人だし、、、、ちょっとドアを開けるのが怖いので、しばらくトイレを我慢する。

1時間ぐらいして、撮影も既に終わっているし、その後は音もしなくなったので、そーっと窓のブラインドを上げて、外の様子を見るが何もいなさそう。緊張しながら入口のドアを開けるが、そこにも何もいない。入り口付近の雪の上には何となく足跡が有るような無いような、夜なので良く判らない。

ビビりながら、外に出て、何もいないのを確認しながら、トイレに行き撮影対象を変更して、急いで休憩室に戻ってきた。

う~ん、何の音だったんだろう、、、、

そんなこんなで、一夜目が開けて明るく成った外に出るが、入り口近くの雪の上には足跡らしい足跡は無かった、、、、一体なんだったんだろう、、、、



ちなみに、敷地内には、鹿の足跡やサルの足跡が残ってはいるが熊のは無さそうである。
この時期熊は冬眠しているから大丈夫か?

ちなみに、この日の朝の温度は-11度程。どおりで休憩所の中ももう一つ寒い訳だ。



その後2日目の夜まで、買い出ししたりしながら観測所でまったりと時間を過ごして、2夜目。この日は月が9時半に沈む。それまでにラブジョイ彗星を捉えておいて、9時半~10時半の間に撮影してしまう作戦だった。

しかしなんと月が沈むころには、月の代わりに雲が出てくる始末!あれ~参ったなぁ、、、、とりあえず雲間から少し見え隠れするのを取っては見たが、どうなっていることやら、、、、

彗星がかなり高度を下げたころやっと雲がなくなって快晴状態。う~ん、なんて意地悪な雲!

と言う訳で、彗星はかなり粘って狙っていたが、高度も下がって、雲も取れないので、あきらめて他の対象をいくつか撮影して、2夜目を無事に終える。



そんな訳で、今回のメインの目的の彗星は、あまりまともに撮れなかったが、雪の中で、例によって時々暖を取りながらの撮影、やっぱり冬場は、ここしか無いかな。

でももう少したくさん雪が降るとチェーンを付けても上るのが厳しくなるかも。チェーンも4輪分用意しておこうか、、、

2015.1.23-25(1/26)


135mmレンズのカビ取り

2015-01-17 | その他修理
先日、kameさんのブログで、昔のスクリューマウントの交換レンズを使って撮影する記事が有ったので、三鷹の自宅に眠ってる、スクリューマウントのレンズをいくつか送ってもらった。


送ってもらったのは、28mmF3.5 50mmF1.7 135mmF2.8の3本だが、残念ながら135mmF2.8は後ろ玉の内側にカビがかなり出ていて、このままじゃ使えそうにない物だった。



せっかくF2.8のレンズなのに残念と諦めていたのだが、レンズを見てると後ろ玉のサポート部分は出っ張っているので、カニ目が無くても何とか回せないかとラジペンを持ってきて試してみた。



ちょっと切欠きの形が崩れたが、何とか後ろ玉のホルダー部分が回った。しかしネジが抜けきるまで回しても後ろに抜けてこない。どうやら、背面の自動絞りの付いてる部分を外さないとダメらしい。



背面のネジを4本外すと絞りを動かす機構ごと外れてきた。



背面の部分を外すと、なかの後ろ玉のホルダーがレンズごと外れてきた。


↑カビてる後ろ玉の内側



これを、中性洗剤とレンズクリナーできれいにする。




↑これで綺麗になった後ろ玉

さて組み付けだが、ばらした時に良く位置を見てなかったので、さんざん悩みながら小一時間ほど試行錯誤して、やっと正しい位置に組み付けられる。



これが正しい位置。奥の絞りのピンと裏板の自動絞り作動用の腕は、後ろ玉ユニットのベアリング部に付いている細長い板を介して押す様な形になっている。



絞りの動きが悪くなっていて、ピンを離しても直ぐには元の位置に戻らなかったせいで、正常位置の把握に手間取ってしまった。

この日は、一旦終了にしたのだが、翌日レンズを眺めていると、どうも前玉の内側の汚れも気になる。

ピント環をみると何やら外してくれと言わんばかりに塗装の剥げかけたネジが見える。



これ外すと外れるのかな、、、、と思いつつ、ネジを外して、ピント環を回してみると、ピント環、絞り環の側と絞り機構を含むレンズの前~後ろ玉までが分離した。



結局、また背面と後ろ玉ユニットを外す羽目になる。



ちなみに、ピント環ユニットの方は、背面から2番目のノブを外すと下にクリック感を出すための金属球が入っている。これを無くすとカチカチ言わなくなるので、そっと元通りに戻しておく。



前玉と中玉が残っているユニットの方を見ると、伸縮式のレンズフードの下に、また小さなネジを発見。どうやら、これを外すと前玉が外れてくるかな?



ネジを外すと、レンズフードが下の筒ごと外れるが、前玉と中玉は一緒のまま



これをまた、ぐるぐる回すと、前玉&中玉ユニットとアルミ地の斜め溝の筒が外れた。





更に前玉ユニット周りをつかんでグルグル回すと前玉と中玉が分離した。





この時、2枚構成?の前玉の後ろレンズが外れてきた。

取り敢えず、前玉は、前側も後ろ側もきれいに掃除する。

中玉の方も2枚構成?でどうも内側に汚れが少し見えるが、これはちゃんとしたカニ目がないと外すのが難しそうなので、ここまでで諦める。



ピント環とレンズユニット環の斜めの溝には切欠きが有って、そこに縦に金具が入り込む構造らしい。



ここを良く見ながらどの環をどちらに回してと考えながら、元通りに組み付ける。この時、金具の入る位置を180°間違えると、無限遠まで縮まなくなるようだ、、、



と言うわけで、そこそこ使えるレベル位まではきれいになったレンズ。

後はマウントアダプター買わなくちゃ、、、、

あっ!それよりも先にX2のフィルター外し改造しなきゃ、、、、、

2015.1.13(1/17)


ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)

2015-01-11 | 天体観望・撮影(遠征地)
ラブジョイ彗星(C/2013 R1)は、一昨年の年末から昨年の初めまで、期待のアイソン彗星の崩壊後、それなりに楽しませてくれたが、今年は同じラブジョイさんが発見した、ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が1月7日に地球に最接近した。

あちこちのブログでも話題になっているので、さっそく撮影に出かけてみる事にした。


【↑撮影風景(矢印の先はラヴジョイ彗星(C/2014 Q2))】
IXY30S 最広角(28mm相当) ISO1600 F2.0 SS20秒

ご覧の通り、広角で撮影してもしっかり緑色に写っている。実は、1月7日に自宅のベランダから固定撮影で、1月9日に仕事から帰って、社宅の駐車場で追尾撮影をしたのだが、写る事は写るが、どうにも上手く尻尾が写らなくて、結局1月10日に、瑞垣山近くまで、一撃離脱で撮影に出かけたのだ。 

この日の月の出は9時半、彗星の南中が8時半なので、早めに現地入りして準備し、彗星が上がってきた所で撮影したのがこれ↓


【↑ラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)】

Vixen SuperMirror R125S/D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySensor2
F:5.5 Canon EOS kiss X2(無改造) 直焦点 ISO:1600 S:180秒x10枚
Noise減算:Off 撮影場所:山梨県北杜市 2015/1/10 20:24-21:12
DeepSkyStackerにて、ダーク・フラット補正・彗星基準コンポジット
→GIMPでトーン・サイズ調整


淡いテールを何とか捕らえる事が出来たが、720mmではちょっと長すぎた様だ。次回はもう少し短い鏡筒で撮影しなければ。

ちなみに、今4等級台との事で、この日、肉眼では、ぼうっとした光芒が何となく確認出来た。

ついでに、撮影に使っていない7cmの鏡筒でも彗星を確認したが、残念ながら、肉眼では、尻尾までは確認する事が出来なかった。


【↑ 7cm鏡筒で彗星を観測】

もう少し明るくなって、尻尾もハッキリ見える様になれば、眼視も楽しいのだが、これからの太陽接近に期待したい物だ。

2015.1.10(1/11)

PS:これから見る人は、こちらのページを参考に探してみて下さい。双眼鏡が有れば町中でも見えると思います。ちょっとした山とか、暗い所へ行けば、肉眼でも結構見えそうです。

年明けのしぶんぎ流星群

2015-01-05 | 天体観望・撮影(遠征地)
新年明けましておめでとうございます。

年明け最初の記事は、1月4日未明のしぶんぎ流星群観測からスタート。毎年しぶんぎ流星群の時は、四国のお天気が悪いので関東で観測してました。今年の帰省は、長野⇔三鷹⇔香川のルートを取ったので、三鷹から長野へ帰る途中でしぶんぎ流星群を観測。

とは言うものの、今年は満月に近い大きな月が有るので、あまり期待はできません。天気も未明には雲が出てくる予報でもあるし。と言う事で、長野に帰る途中、上田菅平ICで降りて、菅平あたりで観測できないかと車を走らせた。


↑菅平辺りの雪道
菅平はスキー場もある高原地帯なので、ICを降りて菅平が近づくと、当然の様に道路は圧雪路面。くっしーは昨年も雪の育樹とかで細い林道の雪道は経験している物の、あまり広い道での圧雪路を通常速度で走る経験はほとんどなく、どの程度で走れるのか見当もつかない。でも走ってみると意外に圧雪路は4~60km/hでも、結構平気な感じで走れる。ブレーキも、かなり強く踏まないとABSが効かない位で思ったよりグリップする。

さて、菅平付近をロケハンするも、雪が多くて、除雪してある道路と民家の前や、奥の民家へ続く道がかろうじて入れるぐらいで、グランドの駐車場とかは除雪されてなくて入り込めず。車を止めてカメラを展開する場所が無い!

と言う事で、あきらめて菅平を降りてきて少し手前の雪の少ない真田町あたりのグランドの駐車場に展開する事に。駐車場用の街灯も有るが、月明かりの方が強くて、まあ関係ない感じ。


↑真田町のグランドの駐車場にて撮影

ちなみに、菅平から降りてくる途中で、道路の雪がだんだん無くなって来て、所々、わだち状に少し残雪がある様な道路になり、手前の雪のない直線で普通に走っていて、コーナーが見えてきた辺りで浅いわだちの残雪路面。ブレーキを軽く踏むと、極僅かの減速Gしか得られず、すでにABSが効いている!あっ!こりゃやべー!わだちの中は凍っているのね~!てな感じで。ちょっとドキドキしながら、緩い減速Gをそのまま待っていると、なんとかコーナー手前ではスピードが落ちてくれたので事無きを得ましたが、ちょっとハラハラ!完全圧雪路より微妙な残雪が凍結してる方が怖い!と言う事を思い知った。

さて、撮影場所は普段なら、こんな街灯の明るい所にだれも星撮りに来ないだろうみたいな所ですが、月明りの方が街灯の明りよりはるかに強い。こんなんで流星写るのかしら、、、、


2015.1.4 02:53 北斗七星の下 散在流星 IXY30S 35mm換算28mm
ISO1600 F=2.0 SS=5秒 高速連写モード ダーク減算OFF


03:07 北斗七星の上 これも散在流星


04:15 しし座の上 これはしぶんぎ群かな?


06:09 からす座の右下 これもしぶんぎ群かな。

2台のカメラで、雲間から何とか写った流星は大小合わせて6枚。

雲の具合から、坊主も覚悟していたが、多少は写ってくれた様である。

しかし、そのうちしぶんぎ流星群と思われるのは半分の3個しかなかった。他の半分は散在流星だった。極大は4日の午前11時なのだが、ピークが短いのだろうか?あまりしぶんぎ群は飛んでない感じだった。

しぶんぎ流星群目当てに撮影しているのに、なんだかなぁ、、、、

2015.1.3-4(1/5)