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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

入院、その後

2015-03-27 | 体調
エコノミー症候群で緊急入院したくっしーだが、当初予定では、2週間位で退院できる予定だった。

が、しかし、既に3週間を超えているが、未だに退院できずにいる。

入院の原因となった、診察当日のCTの結果だが、下のCT写真の通り、深部静脈と肺動脈に血栓が出来ていた。


【↑左下肢の深部静脈中の血栓】
右の同じ部分と比べて血管の中に黒っぽく血栓が見える。

【↑右の肺動脈の端に黒っぽく写っているのが血栓】

造影剤を注射してのCT撮影なので、基本的に血管は造影剤で白っぽく写る。血栓がその中にあると、それが黒っぽく写っている。

このCT撮影の結果で緊急入院となって、その日のうちに下大静脈にフィルター留置術を行っった。


【↑首筋からカテーテルを通して下大静脈にフィルターを留置】

赤枠の中がフィルターで、その左上に薄く細い管が見えているのがカテーテル。

その後、点滴で、血栓を溶かすウロキナーゼ、血液サラサラのヘパミン、の投与で1週間を過ごした。

で、1週間後の3月10日に、再度造影CT撮影。


【↑左下肢深部静脈の画像 黒色の部分がかなり小さい】

3/3の画像に比べて血栓はかなり小さくなっている。


【↑肺動脈の血栓も小さくなっているがまだ残っている】


【↑フィルターの入力側】

うまく血栓が、心臓の反対側に引っかかっているのが見える。

一応、まだ血栓は残っているが、かなり血栓が小さくなってきている状態である。

血栓溶かしは1週間しか使えないようで、この後は血液サラサラ薬のみで、血栓が溶けるの待つとの事だった。

で更に1週間後の3月17日に再度、造影CT撮影。この日は、たまたま点滴の針を右手の内側にしており、造影剤注入は、別の血管からやる必要が有るとかで、右腕の表(手の甲側)の血管に針を刺したが、なんか入りずらく、刺した後、3回ぐらい、グイグイと針を動かされて、痛かった。

しかし、痛いのはここでは終わらなかった。いざ造影剤の注入・撮影で薬剤が注入され始めると、なんか少し腕が痛いか?と思ったのも束の間。途中からもの凄く腕が痛い!思わず「痛い!痛い!腕が痛い!」と痛みを技師に伝えるが、結局、そのまま撮影。注入直後の一枚は、痛いと言ってる最中に「息を吸って、止めて下さい」のアナウンス。痛いと言ってる最中なので、息を止められる訳もなく、そのまま撮影。上手く撮れたんだろうか、、、、、

撮影が終わって、右腕を見ると、見事に腫れ上がっている。


【↑造影剤の漏れで手の甲と腕の途中までが腫れ上がっている】

「体が熱くなりましたか?」と訪ねる技師さんに、「全く暑くなりません。今の造影剤、入ってませんよね!?」って聞くと、「いや、少しは入ってますので、、、、」との回答。まあ、患者の前で失敗したと不安になる言葉を出さない事には感心したが、、、、痛かった。

結局、腕はその後3日位腫れていたが、撮影の方は、造影剤の効きは悪い物の何とか撮れていたようである。

で、その結果が以下の通り。


【↑肺動脈の血栓 初めと同じぐらい大きくなっている】


【↑フィルターの出力側(心臓側)に新しく血栓が出来ている】

なんと、肺の血栓は、ほとんど振り出しに戻る状態!しかもフィルターの出力側(肺に近い側)にも新たに血栓が出来ている。

3/10時点で、血液サラサラ薬のヘパリンの効きを示すAPTは、29と余り効いている数字ではないが、投与量は通常の1.5倍程なので、数字にでなくても効いている場合も有るとのことで、その状態で様子を見たらしいのだが、残念ながら、数値の示すとおり余り効いてなかったようで、結局フィルターの出力側に新たな血栓を産んで、肺に飛んでいるらしい。

結局、この後、毎日血液検査をしながら、血液サラサラ薬のヘパリンを最終的に当初量の1.8倍、APT70まで増やして、同時にワーファリンに切り替えるべく、ワーファリンの量も調整し、4.25mg、PTINR2.0程に調整できたところで、点滴のヘパリンを中止して、錠剤のワーファリンのみに移行した。

血栓が溶けるのに、また2週間位掛かるとの事で、造影CT撮影を、3月最終週に設定して、そのまま入院継続中である。

フィルターの出力側に血栓が有るので、トイレぐらいで極力動き回らないようにとの事。

2週間位なら、良い骨休めだったのだが、1ヶ月になるとちょっと飽きてきたかな、、、、

2015.3.3-27(3/27)

またまた緊急入院

2015-03-08 | 体調
先週、母の体調が悪くて、実家に帰っていたのだが、日曜日の帰りの岡山駅でマリンライナーから新幹線への乗り換えに少し小走りで階段を昇ったら、まるで剣道の掛かり稽古の後のような息の切れっぷり!あれ?!こりゃおかしいぞ?と思いつつ、名古屋の乗り換えではゆっくり移動して何とか長野の社宅まで帰り着く。

先週、4日休みを使ったので月曜日はどうしても休みたくなかったので会社へ。会社へ行くまでの約700mの徒歩もかなり息が乱れる。もっともこの日は長野は大停電で朝から暖房が使えず、一杯着込んで会社に行ったのでその影響もあるのかなとも思ったのだが、、、、

なんとか月曜の仕事をやり過ごし、火曜日にいつも診てもらってる長野中央病院のK先生の診察に行った。

いくつか検査をしてはっきりしないので、月末に心臓造影CTをする予約をして、帰る前にもう少し追加検査で、採血と胸部造影CTを撮ったら、検査直後に、血栓が出来ていますので入院ですと告げられた!


【↑HCUにて点滴と酸素吸入を付けられ、カテ室入り待ち!】
入院を告げられると、以降は車いすに乗せられ酸素吸入を鼻に付けられて、処置室で暫く待機。この後どうするのかなと思っていたら、今度はHCU(集中治療室の一種でICUよりは緊急度が低い人向け)に移動して、又暫く待つ。

すると今度は服を脱がされ、点滴を付けられて、剃毛されて、一気に尿管まで入れられる!(痛かった!)

後からいつも診てもらってるK先生でなくて、若いH先生が来て、足の静脈に血栓が出来ていて、肺の動脈に詰まっている。足の血栓がまだ残っているので、カテーテルを使って血管にフィルターを入れて血栓が心臓に行かないように処置をするとのこと!

と言うことで、あっという間にカテーテルによるフィルター挿入と言うことになってしまった。

症状は簡単に言うとエコノミー症候群だそうで、足の静脈に血栓が出来、動いたときに心臓を経由して肺に血栓が回って、肺の血管を塞いで、ガス交換が出来なくなり、息苦しくなっていたらしい。

ちなみに、上の写真の状態で3時間ぐらい待たされた。なんでも緊急の心筋梗塞の患者が入ったとか。

さて、やっとの事で私の順番が来てカテーテル室へ移動。カテ室No.2に成っていたので、カテ室は2つ有るらしい。

さすがに今回、カテ室の写真を撮る余裕が無かったのでカテ室の写真は無し。

武蔵野日赤の現在のカテ室に比べると機材は旧型ではあるが、私が一番はじめにカテ手術をした2009年の武蔵野日赤の機材よりは、少し新しいのか、レントゲン部分が、少し小型の物だった。

首の所からカテーテルを入れるのだが、施術前に説明してくれたH先生でなくて、どうも別の若い?女の先生がメインで作業をしている。

首にカテを刺すのもなかなか刺さらなくて結構痛かった。どうもこの女先生あまり経験が無い様で、周りの先生に「ここは、こうでしたっけ?」「これは、こちっちで良かったんでしたっけ?」等と、ほとんど局所麻酔で耳の聞こえている私の首元で、不安になる質問ばかりしている。

おい、おい!勘弁してくれよ~!まあだれでも初めてや慣れるまでの期間は有るので、経験が少ないor無いのは仕方ないとしても、ちゃんと手順を把握して、患者が不安になるような質問を周りにしないでよね、、、、、

と言うことで、女先生の言動に不安に成りつつも、施術は僅か3-40分位で終了。

再びHCUに戻され、その夜は、ベッド上安静との事と、傷口が開かない様に、首を動かさないで上を向いておとなしく寝る。

と言ってもそんなにしっかり眠れるわけもなく、何回か浅い眠りを繰り返して朝を迎えた。

午前中に施術前の説明をしてくれたH先生が来て、血液検査の結果次第で、午後から食事とベッド安静解除出来ますと言われたが、残念ながらその日はベッド安静が解除に成らず。食事だけ通常食に成った。

ちなみにHCUに来た時の看護師さんはあまりうるさく言われなかったのだが、翌日翌々日の看護師さんは、携帯、無線ラン共にHCUではNGと言われてしまい、ほとんど情報断絶状態だった。

術後2日目の昼からベッド安静が解除になり、HCUから一般病棟に移された。


【↑一般病棟に移されたくっしー】

現在両手に点滴で、血栓を溶かすウロキナーゼ、血液サラサラのヘパミン、あと水分・栄養補給の3本。1週間ぐらい続くらしい。後は携帯心電図モニターの装着。酸素吸入は3日目に96%以上なら外してもOKと言われて外しても98%が維持されているので、無くなった。

ちなみに、点滴の針だが、3日で交換らしい。


【↑3/5~3/8までの点滴針】

そんな訳であちこちに点滴用の針を刺す場所を探しながら看護師さんが刺してくれる。

ちなみに、昨日は、点滴の針を抜いたところが、途中から2回ほど開いて、パジャマが2着も血だらけになってしまった。


【↑2着目のパジャマも袖が血だらけになる】

まあ、血液サラサラの薬が入ってるから、血が止まりにくいんだろうけど、、、

この後、血栓溶かしとサラサラ薬をトータル1週間位続けて、その後入れたフィルターを、今度は大腿の方からカテーテルを入れて取り出す予定だとか。

と言うことで、後1週間ぐらいは入院していることになりそうだ、、、、

2015.3.3-8(3/8)