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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

秋の天の川

2015-10-27 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、昨年の10月24日の湯の丸高原での撮影は、コリメート撮影の横で、PowerShotS95をMKの赤道儀に載せて星野撮影を行ってみた。


【↑カシオペア座からぎょしゃ座にかけての天の川銀河】
PowerShotS95 Iso400 F2.0 S=256秒x4コマ 35mm換算28mm相当
2014.10.24 23:35-24:01 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
Registaxでコンポジット、FlatAideでフラット補正、
GIMPでトーン調整・リサイズ

カシオペア座から、ペルセウス座を横切りぎょしゃ座にかけての秋の天の川銀河を撮影してみた。

ペルセウス座の上と下に、カルフォルニア星雲、ハート星雲、胎児星雲などの散光星雲、そして二重星団。アンドロメダ座のM31アンドロメダ銀河、またぎょしゃ座の中の散光星雲や、カシオペアの下ケフェウス座との間の散光星雲もいくつか写りこんだ。


【↑各星座と星雲・星団の位置関係】

天の川の星々と合わせてかなりにぎやかな感じの写真になった。

もう少し散光星雲がはっきり写りこめば、かなりカラフルな写真になったと思うので、次回はもう少し露出を掛けてみた方が良いかもしれない。

昨年も似た様な領域を撮影しているが、この時よりは多少良く写ったであろうか。

夏の銀河も暗黒帯の迫力が素晴らしいが、秋の銀河もこれはこれでまずまずの絵になったかな。

2014.10.24(2015/10/22)

今年のオリオン座流星群は低調!?

2015-10-22 | 長野市からの撮影
昨夜というか今朝方未明は(10月22日未明)はオリオン座流星群の極大日。長野も夜は何とか晴れそうなので、駐車場の隅にカメラをセットして流星群をねらってみた。


カメラはEOS 20DとF2.0のIXY30S、2台の合計三台セットしたのだが、どういう訳かF2.0のIXYは2台とも一枚も写っていない。なんとかEOSの方に、大小含めて5枚ほど写っていたが、下の一枚以外は、暗かったり小さかったりと全くの不作である。


【↑北東の空に飛ぶオリオン座群の流星】

Canon EOS 20D EFS 18-55mm 18mm F3.5解放 SS10秒 ISO 1600
撮影場所:長野市自宅 撮影日時:2015.10.22 03:35

ちなみに、この後の3コマには、うっすらとではあるが流星痕も写っていた。

この日の長野の空は、全体に透明度が悪く3等星ぐらい迄しか見えないと言う悪条件のせいもあるが、普段は、良く写るF2.0の明るいIXYがまるっきりの空振りと言うのも不思議な物である。たまたま2台とも向いていた方向が悪かったのか?

それにしても、今年のオリオン座流星群は低調だ。1時間ほど寝る前に外で寝そべって見ていたが肉眼では一つも見つけられなかった。

賑やかなのは、ふたご座流星群までお預けかな、、、、

2015.10.21-22(10/22)

冬が来たらやっぱりオリオン(M42)

2015-10-17 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、昨年の10月24日の湯の丸高原遠征では、M1を撮影した時点で3時をまわっていた。

薄明まで、残り少ない時間となってきた所で、南に高度を上げてきたM42オリオン大星雲を
撮影してみた。



【↑M42/M43 オリオン大星雲 オリオン座の散光星雲】
Vixen Super mirror R125S/D:130 f:720 UW20mm 36倍 LPS-P2使用
GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 PowerShot S90 +CHDK F:2.0 f=6mm
コリメート法 35mm版換算1008mm相当 合成F2.0 ISO:3200
S:2.5秒x8枚x20%+20秒x9枚x20%+64秒x8枚x20%+128秒x4枚x40%
撮影日:2014/10/25 04:03-04:58 撮影場所:長野県湯の丸高原
Registaxで各秒毎コンポジット/YIMGで4露出画をコンポジット
→FlatAideでFlat補正、Gimpでトリミング・トーンカーブ・サイズ調整

前回にM42を撮影したのは、2013/11/4で、この写真より1年ほど前だが、富士山須走口五合目からの撮影である。

前回よりいくぶん淡いところや、分子雲の写りが悪いような感じであるが、やはり高度2000mは伊達じゃないと言うことだろうか。

とは言うものの、M42は比較的安定して取れるので、このときも薄明までの残り少ない時間で、急いでとったが、それなりの写りにはなってくれた。

でももう少し夜中のうちに撮った方が、淡いところまで良く出てくれそうではあるが、、、

2014.10.25(2015/10/17)

今週末、2回目の遠征

2015-10-13 | 天体観望・撮影(遠征地)
3連休の先の週末、金曜日に遠征に出たが、日曜の夜も微妙に晴れそう。GPVで見ると夜半から晴れてくるような予報。

と言う事で、また湯の丸高原へ、家内と2人で出かけた。到着したのは8時ごろ。この時はまだ空の半分近くが雲で覆われている物の、北極星もボチボチ見えるので、のんびりと機材の設置を始めた。


だんだんと雲も少なくなってきて、10時過ぎごろから、時々流れる雲に邪魔されながらも撮影を始めた。

撮影をしていると23時ごろには、ほとんど雲が無くなりかなり良い空になった。

そのまましばらく撮影をしていると、1台車が下から上がってきた。

なんと珍しく、星屋さんだった。なんでも大宮から来たとの事。赤道儀に載せた屈折望遠鏡で眼視と、別の赤道儀に乗せたカメラレンズで星野撮影をやられていたようだった。


【↑奥の赤い灯りが付いてるのが、大宮から来られた星屋さん】

途中で、少しお邪魔して、望遠鏡を覗かせてもらった。丁度みごろのM42だ。暗い所でみるM42は、視野一杯に星雲が広がりなかなか見ごたえがある。

空の方は、1時過ぎから2時頃まで、また雲がわいてきて、少し流れる状態だった。おかげで、思う様に撮影枚数が稼げず、なかなか次の対象に移れないでしつこく撮り続ける様だった。

でも2時半過ぎには、また雲が無くなり、夜が更けて街明かりが消えるのとあいまって、かなり透明度の高い空に成ってきた。

この時期、流星群のピークもそろそろ近いので、夜空には結構流星が飛んでいた。私も眼視で10数個見かけた。残念ながら、この日は電池不足で流星カメラをセットしてなかったのが悔やまれるが、、、

この夜は、珍しく一般車も1台上がってきた。まあ、駐車スペースを一往復して帰って行ったが、、、ちなみに、ここは通常のスキー場の駐車スペースより500m位、奥の方に有るのであまり一般車も来ない事が多いのだが、、、

まあ何はともあれ、いつもは一人さびしく熊に怯えながらの撮影だが、今日は、お仲間もいてかなり心強かった。



この日は、薄明近くの4時半ごろまで撮影して、私は早々に撤収。大宮からの方は、結構粘っていた様で、5時過ぎに、私が帰り際に車窓から挨拶した時にはまだ、鏡筒が出たままだった。今の時期は、明け方、東の空に惑星がたくさん見えるので、ギリギリまで惑星を楽しんでいたのかな。

と言う事で、秋に入って、だいぶ晴れ間が増えてきてうれしい限りである。ただこれからは寒さとの戦いになりそうだが、、、、

2015.10.11-12(10/13)

1年ぶりの湯の丸高原

2015-10-11 | 天体観望・撮影(遠征地)
金曜日、日中は仕事が忙しくてGPVをあまりみる暇がなかったのだが、いざ会社を出ると暗くなり始めた空は、良くはれているような感じ。これはと思って帰ってGPVをみると微妙な感じで、妙高辺りは駄目だが、長野と群馬の県境あたりは晴れそうな感じ。

と言うことで、今回は、妙高ではなく、昨年の10月以来の湯の丸高原へ久しぶりに出向いてみた。


8時半頃到着してみると、いつもの奥のスペースのすぐ上にあるマレットゴルフの受付所の電気が点いている。近寄ってみるが中には誰もいないようではある。とは言っても鍵もかかっているだろうし、中に入って消す事もできない。まいったな、去年は非常灯だけだったのに、、今年は中の蛍光灯が点いている。いつも点いてるのだろうか?それとも今日だけ消し忘れたのだろうか、、、、



ここは、上の写真のように、もともと南に高い木が生えていて、ただでさえ南の下の方が遮られている。いつも撮影する、スペースの真ん中辺りのすぐ側に受付はあって、どうした物かとしばらく思案する。


ちなみに星座線を入れるとこんな感じ。

スペースの中をあっち行ったりこっち行ったり。撮影対象を何にするか考えながら、それが写せそうなスペースを探して、小一時間ほどうろうろする羽目に、、、

結局、明かりをできるだけ避けるべく、スペースの端の方に陣取り、遮光のため、光のくる方向に車をおいて、やっとの事で、機材の展開を始めた。

そんなこんなで、撮影を始めたのは、12時過ぎ(泣)

ちなみに、他に人は居なく、一人で寂しく撮影。長野ではこれがデフォルトらしいが、、、でもここだと熊が出そうで怖いので、気休めに熊鈴をつけて撮影。でも撮影だと動きが余りないので鈴がたいしてならない。思わず自分で鈴振ってならしたりしながら(汗)

この日の夜空は、着いたときは少し雲が低空に少しあったが、撮影する頃には、かなり良い空になった。

シンチュレーション(大気の揺らぎ)も少ないみたいで、あまり星も瞬いていない。

と言う訳で、撮影を始めてから、サマーベッドに横になって、少し夜空を眺める。この時期いくつかの流星群のピークが近いせいか、あまり大きくはないが、いくつかの流星を寝転がって楽しめた。




なんだかんだで、撮影は順調に進み、だんだん夜空も白み初め、この日の撮影を終了。

朝の最低気温は、+1℃ほど。



ここは標高1700mあるが、富士山麓のように、3000m上から冷気が来ないから、まだ氷点下にまではならないようだ。でも次は氷点下だろうな、、、

2015.10.09-10(10/11)