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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

NGC7635 バブル星雲 周辺も欲張ったが

2016-06-30 | 天体観望・撮影(遠征地)
画像処理は、昨年9月21日の妙高高原遠征の結果に移る。
この日はシルバーウイークの5連休の中日で、駐車場は登山客の車が沢山ある中での撮影だった。その中で、まずはカシオペア座のNGC7635バブル星雲から撮影を始めた。


【↑バブル星雲 NGC7635 カシオペア座の散光星雲】
VixenSM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 LPS-P2 GPD赤道儀+HAL110
+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
合成F=3.7 S:128秒x15枚 Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2015/9/21 23:18-24:45
Registaxでコンポジット、Flataideでかぶり補正、PS/CS2でレベル・
トーンカーブ・回転・トリミング・サイズ調整

NGC7635バブル星雲は、カシオペア座とケフェウス座の間にある、15分x8分角で10等級の散光星雲である。形がシャボン玉に似ているのでこの名前が付いたのだろう。

WEBで他の人の写真を見ると、前回の撮影結果の星雲の周辺部分まで淡い星雲が広がっている様なので、今回はちょっと無理して周辺までトリミングせずに残して、淡い所も意識して画像処理したが、淡い所はかすかに写っているかと言った所であろうか。また視野の周辺まで使ったのでちょっと周辺収差が大きく出てしまった。

前回よりは、だいぶはっきりした画像となったと思うが、この辺は今回から投入したGPD+HAL三脚の恩恵も有るのだろう。枚数も21枚撮影して、15枚程使うことが出来た。

周辺の淡い部分はもう少し1枚当たりの露光時間が必要かもしれないな、、、

2015.9.21-22(2016/6/30)

NGC253 露出時間は倍だが、

2016-06-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、画像処理は昨年の9月11日の妙高高原遠征の続きで、らせん星雲撮影後は、ちょうこくしつ座のNGC253を撮影した。


【↑NGC253 ちょうこくしつ座の渦巻き銀河】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
Vixen GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90
ISO:3200 F:2.0 f=6mm Noise減算:ON S:128秒x7枚
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2015/9/12 01:25-03:16
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→
GIMPでトーンカーブ・トリミング・サイズ調整、NeatImageで
フィルタリング

らせん星雲に続いて、NGC253も27分x6分と大きい物の、南中時の高度が28度位と低く、撮影時期が限られる。

前回の撮影は、およそ3年前で、64秒露出、15mm48倍での撮影だった。
一応今回の方が解像度や、銀河周辺の淡い所がわずかに良く出ている物の、1枚当たりの露出時間が倍も違う割には前回の結果がそれなりに健闘している様な気がする。

この時は、15mmのアイピースで、合成Fは2.2と明るいが、今回は9mm80倍なので、合成Fが3.7と暗くなっているせいも有るだろうし、前回のスタック枚数が、今回の倍で、総露出時間が変わらない辺りも効いているのだろう。

2015.9.12(2016/6/26)

NGC7293 らせん星雲

2016-06-23 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、画像処理の方は、昨年の9月11日の撮影に移る。昨年の夏は全く晴れず、梅雨明け直前の7/10の撮影から実に2か月ぶりの撮影であった。先ずは、みずがめ座のNGC7293らせん星雲から撮影した。


【↑NGC7293らせん星雲 みずがめ座の惑星状星雲】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 LPS-P2使用 
GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm 合成F=3.7 S:128秒x11枚 Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2015/9/11 23:05-24:37
Registaxでコンポジット、Flataideでかぶり補正、GIMPで
リミング・トーンカーブ・回転・サイズ調整、NeatImageで
フィルタリング

らせん星雲は、15分x13分と比較的大きな対象ではあるが、南中高度が30度ちょっとまでしか上がらないので、なかなか撮影時期が限られてしまう天体である。

前回の撮影は、15mmのアイピースで撮影した事とピントがずれていたことも有り、解像度的には、今回の方がだいぶ良い。

前々回の撮影結果と比べてもいくらか赤い星雲の出具合が良くなっているような感じを受ける。

確か前回、前々回共に、雲が流れてきてその合間をぬっての撮影だったが、今回は、らせん星雲撮影中は晴れていた。

5回目の撮影にして、やっとまともな状態で撮影できたと言う所である。

2015.9.11-12(2016/6/23)

M20 三裂星雲 枚数は少なかったが

2016-06-20 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、撮影画像の処理の方は、昨年の梅雨開け直前の晴れ間の7月10日の妙高高原での撮影結果に進む。この日は、天の川の中の、M20三裂星雲を撮影した。


【 ↑ M20 三裂星雲 いて座の散光星雲】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 LPS-P2 F:2.0
f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x4枚 Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2015/7/11 01:09-01:14
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーン
カーブ・トリミング・サイズ調整、NeatImageで40%フィルタ

いて座のM20三裂星雲は、天の川の中に有って、赤と青の対比でなかなか派手な星雲である。いかにも夏の星雲と言った感じであろうか。

この日は、赤道儀のバランスセッティングが悪かったのか、16枚撮影して4枚しか流れの少ないコマが確保できなかった。NGのコマを見ると西の方が重くて、バックラッシュの間で動いてしまっている様な感じである。星まつりでGPDを手に入れる1ヶ月ほど前の撮影であるが、GPでも、もう少しバランスに気を使っていれば良かったと思うが後の祭りである。

前回の撮影は、約1年前であるが、その時より、少し明るめに仕上げたので、青と赤の星雲部分はいくらか良く出ていると思うが、枚数が少ないので多少画像が荒れ気味の様な感じだ。ただ前回よりは極軸が合っているようで、スタック後の周辺像のずれはあまり出ていない様である。

ちなみに、この日は、金曜日で仕事終わりから出かけて、月の出が1時とあまり時間が取れなかったので、このM20、1枚の撮影で切り上げている。まあ梅雨明け前なので、一対象でも撮れれば御の字だろう。

2015.7.11(2016/6/20)

NGC4565 かみのけ座の系外銀河

2016-06-17 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、2月の新月期、mx25hさんの観測所での撮影もこの日は最後の対象に移る。
しし座のNGC2903を撮影した後は、かみのけ座のエッジオン銀河NGC4565を撮影してみた。


【↑NGC4565 かみのけ座の系外銀河 (右下はNGC4562)】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2
UW9mm 80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x9コマ Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2014/4/5 01:08-02:14
Regstaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ・
50%トリミング・サイズ調整 NeatImageで60%フィルタリング

NGC4565は、銀河を真横から見た、きれいなエッジオンの形をした銀河で、大きさは16分角ほどでかなり大きめに見えている銀河である。

なかなか暗黒帯の複雑な形までは、写し切れていないのだが、それでも、前回の撮影結果に比べると、中心から半分ぐらい外に行った所の暗黒帯が、少しでこぼこした様子がいくらか判る感じに写っているだろうか。

それにしても、エッジオンの銀河は、かっこいいなぁ。

2015.2.21(2016/6/17)