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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

2016年 第22回遠征

2016-10-26 | 天体観望・撮影(遠征地)
10月24日は月曜日であるが、この日は関東の北の方はGPVで真っ黒の予報。もちろん近場の菅平も、いつもは雲がかかるかどうか微妙な予報が多いのに、この日は真っ黒。月の出は12時半頃と翌日の仕事を考えて早めに切り上げるにはちょうど良い位。

と言う事で、仕事から帰って、大急ぎで準備をしていつもの菅平へ向かった。菅平には7時前に到着。多少風は有るが、雲一つない久しぶりの快晴の夜空である。


【↑沈みゆく夏の大三角。北西は長野市街方向なので明るい。】

急いで、機材を展開する。まずは7cm鏡筒を設置していつものコリメートをスタートさせる。
前回中途半端に終わったので、再撮影からのスタートだが、撮影開始が9時前のせいか、若干まだ空が明るいような、、、


【↑上の写真に星座線を追加】

平日遠征で、短時間撮影なのでどうしようかと思ったが、200mmで丁度良い被写体が上がっているので、もう一台GPDを展開して、カメラレンズでも撮影を開始する。こちらの70-210mmのズームは、今回初投入で、少し曇りも残っているので、それも含めて、どの程度撮れるかのテストも兼ねての撮影である。


【↑カメラレンズでの撮影風景と昇りはじめた冬の星座たち】

この日は、さすがに真っ黒なGPV予報だけあって、360度どの方向でも雲一つない夜空。

ときおり、流星が飛ぶのが目に入るが、さすがに流星撮影用のカメラまで設置するほど時間的余裕はない。


【↑上の写真に星座線を追加】

気温は、到着時でも既に氷点下1℃。12時頃には氷点下3℃程に成った。



この時間になると、風もほとんどなくなったので、氷点下でも意外と寒さを感じない。

明け方までにはもう少し下がりそうだが、12時半を過ぎた所で、そろそろ月が顔を出すので撤収。いつもの様にかっ飛ばして峠を下って、1時40分に帰着。なんとか2時には布団に入る事が出来た。

ちなみに、この日、カメラレンズでの撮影に、無理やり上を向いてアングル決めとかやっていたせいだろうか、翌日、朝からやたら右肩が痛くて腕が上がらないのだが、、、、

2016.10.24-25(10/26Up)

M51 子持ち銀河

2016-10-24 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、画像処理の方は、2月の新月期遠征、2月10日の臼田への遠征結果に移る。

この日は、撮影場所の雪かきをして場所確保した物の、電源逆接トラブルでスカイセンサーが使えず、手動導入できる対象と言う事で、北斗七星近くのM51子持ち銀河を先ず撮影した。


【M51 子持ち銀河 おおぐま座の渦巻銀河】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍
GPD赤道儀+HAL110+SS2 コリメート法 PowerShotS90+CHDK
ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:128秒x11枚 Noise減算:ON
撮影場所:長野県佐久市臼田 撮影日:2016/2/11 00:53-01:40
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→PS/CS2で回転
トリミング、トーンカーブ・サイズ調整

今回、スカイセンサーを壊してしまった為、手動で導入した後、2軸コントローラで追尾しての撮影であったが、スカイセンサーに加えて、カメラ用の電源も壊してしまった為、撮影は電池による撮影である。

真冬の雪の上での撮影で氷点下10度程になっている為、電池の持ち時間が1時間ちょっと位しか持たない為、あまり沢山は撮影できなかったが、GPD+HALのおかげか、何とか11枚使用出来た。

前回、前々回の撮影と比べると、雲間をぬって撮影した前回よりは少しコントラスト良く撮れているが、富士山で撮った前々回に比べると多少淡い部分の写りが落ちる感じである。

ただ前々回はだいぶピントと追尾が甘い所が有ったので、その部分においては、前回よりは悪いが、前々回よりはましと言った感じで、コントラストもピントや追尾もちょうど前回と前々回の中間ぐらいの出来上がりとなった。

コントラストの差は、2000mの富士山五合目と、900mの臼田の高度差によるところも大きいかもしれない、、、、

いずれにしても、最悪は坊主になる所を何とか撮った物なので、これはこれで十分な成果だろうか。

2016.2.11(10/24Up)

2016年 第21回遠征 不完全燃焼

2016-10-11 | 天体観望・撮影(遠征地)
10/9日、3連休の中日、何とかGPVは夜中には晴れそうな予報が出ていたので、遠征に出る事にした。候補地としては、GPVをみて、菅平か臼田辺り。結局、近い所でいつもの菅平に取り敢えず出かける事にした。


【↑西の空に沈む白鳥座と撮影の様子】
菅平には8時過ぎに到着。8時半のGPVの予報と、菅平の状況を見て、場合によっては臼田に移動するかとも考えていたが、菅平は、そこそこ晴れてきそうな感じ。ただちょっと風が強い。

この日は月がだいぶ大きくなってきて、23時の月没であるので、菅平でこのまま展開する場合は、そこそこ時間的に余裕が有る。臼田に移動すると結構ギリギリになる感じ。そんなことも有り、少し風が強いがこのまま菅平で撮影準備をすることとした。


【上の写真に星座線を追加】

機材を展開して準備を進めているうちに、空は南西から北西にかけての低空の雲を除けば、ほぼ全天良く晴れている。

風が強いので、鏡筒は7cmで北天の対象を狙う。

風は、時折強く吹いたりするが、全体的には撮影に影響がなさそうな感じ。

この日は、3連休のせいか、登山客の車の出入りが多い。いつも第3駐車場で撮影しているが、、普段は登山客は第一、第二辺りの駐車場で車中泊されている事が多いが、この日は第三駐車場にも何台か登山客の車が来た。

時折、露光中に車が移動する時も有り、なるべく鏡筒が影になる様に体を使って影を作る。
う~ん、臼田なら一般車に邪魔されることはめったになかったかもなぁ~と思ったが、まあ、鳴沢村の駐車場を思えば、それほどでもないか。


【↑東の空に登リ始めたオリオン座とすばる】

東の空には、オリオン座が昇ってきた。もう冬も直ぐそこである。


【上の写真に星座線を追加】

この日の気温は、1℃程。風が有るので体感温度は氷点下の感じかなり寒いである。



この日の薄明は4半ごろなので、3対象ぐらい写せるかなと思いつつ撮影を続けていたが、2時頃になると、突然全天が曇ってしまった。2対象目が10枚ぐらい撮影した所であろうか。

気温も少し上がって、4℃程になる。

しばらく様子を見るが3時15分に成っても曇ったままで一向に晴れそうにない。

この後晴れてももう撮影の時間が十分確保できないと思い、この時点で撤収。

4時前には撤収して、4時半ごろに自宅に帰着。

先月の新月期はまともに撮影が出来なかったので、久しぶりの撮影と思って出かけたのに、ちょっと不完全燃焼気味での遠征だった。

ひょっとして臼田に行ってれば、薄明まで晴れたかな??

2016.10.9-10(10/11Up)

NGC-2237-9 バラ星雲

2016-10-06 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、再び画像処理に戻って、今年二回目の遠征となる1月16日の臼田での撮影結果である。
この日は、先ずは7cm鏡筒でバラ星雲を撮影した。


【↑NGC-2237-9 バラ星雲 いっかくじゅう座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 GPD赤道儀+HAL+SkySenser2
コリメート法 LPS-P2使用 PowerShotS90 F:2.0 f=6mm Iso3200
S:128秒x15コマ Noise減算:ON 
撮影場所:長野県臼田 撮影日:2016/1/16 23:35-24:36
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→PSCS2で反転
トリミング、トーンカーブ・サイズ調整

この日は、臼田でも気温が氷点下15度程まで下がったのだが、湿度が高かったせいか、結露がひどかった。

レンズフードの短い7cm鏡筒は、ヒータを付けているのに早々に結露が発生してしまって、途中でそれに気が付いて、何度か結露をふき取りながら撮影した物の、レンズの曇りの影響で、なんとなくコントラストが低い画像に成ってしまった。

特に星雲の中の暗黒帯や或いは星雲の濃淡が、前回の撮影に比べてもだいぶ落ちてしまった様だし、中心の輝星も少しにじみが大きく出てしまっている。

もう少しヒータの巻き付け方を考え直さないといけないかもしれない。
或いはフードを少し長い物を作成してみるか、、、、

2016.1.16-17(10/6Up)