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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

IC-706 CWフィルター組込

2017-06-28 | アンテナ・無線機(修理)
先日、TS-120にCWフィルターを取り付けたが、その後IC-706用のCWフィルターもオクで入手したのでこちらもCWフィルターを取り付ける。


IC-706用のCWフィルターには、通過帯域が500Hz、350Hz、250Hzと3種類あるが今回入手したのは、350Hz帯域のFL-232。

ちなみに、TS-120用のは、500Hzしか選択の余地がない。



フタを開けると、すでにSSBのナローフィルターが入っているので、フィルターがふたつ埋まっていて、残りスペースは1個のみ。



フレキ基板をいったん外して、CWフィルターを取り付け、再びフレキ基板を元通りさしておく。
TS-120は半田付けだったが、これはソケットに成っているので半田ごて不要だ。



最後は、設定画面で、FIL2にFL-232を設定しておしまい。

これで、IC-706もCWをしっかり受信できるようになったぞ。

後は、本人のCW受信スキルアップ次第だが、今の所ほとんどスキルは上がっていない、、、(汗)

2017.6.10 (6/28 UP)

TS-120用CWフィルター組込

2017-06-25 | アンテナ・無線機(修理)
2021/6/7追記
以下の記事でYK-88C-1をYK-88C代わりに実装していますが、仕様が少し異なる様で、後の記事の問題が発生していますので、ご注意ください。

---以下、2017/6/25の元記事です。----------

ついこの前まで電話級の資格しか持って無かったので、CWはほとんど出来ないのだが、せっかくCWも出せる様になったので、少しCWもやってみたいなと、TS-120用にCWフィルターをオクで買った。


本来、TS-120用のオプションはYK-88Cなのだが、調べるとYK-88C-1もフィルター自体は同じで、基板から外せばTS-120に使用できるとの事で、オクでYK-88C-1を入手。



基板から取り外して、IFユニットに取り付ける。



ただ、基板に取り付けただけで、どうやってCWフィルター側に切り替えるのだろう?
ちょっとググってみたけど、特に記述を見つけられなかった。たぶん、新品を買うと1枚ペラの取り付け方法なんて紙が付いてくるんだろうけど。

良く判らないので、接続図を見ると、SSB又はCWの時にH信号を出して、ダイオードスイッチで、入力するフィルターを切り替える様になっている。

でもって、その信号を受けるコネクタが2つあって、一つは(J29)、SSBが来てもCWが来てもSSBのフィルターしか通さない設定。(CWフィルター無時の設定)

もう一つ(部番無)は、ちゃんとSSB/CWの信号に合わせて、それぞれのフィルター側のダイオードスイッチがオンする様になっているので、こちらにコネクタをつなぎ換えれば、いいみたいだ。



念の為、SSB/CWの切り替えで、P29の信号が連動しているか確認する。

大丈夫そうなので、基板を組戻して、P29コネクタをJ29から部番無のコネクタに差し替える。



とい言う事で、蓋をしめて、元通りにする。



これで、CWもしっかり分離して受信できるようになった。

あとは本人がちゃんとCWをマスターするのみだな、、、、

2017.6.4 (6/25)

C/2015 ER61 パンスターズ彗星 2017/5/2

2017-06-22 | 天体観望・撮影(遠征地)
GWの4月29日に続いて、5月1日も臼田に撮影に出たのだが、この日は、赤道儀が一つしか使えない事も有り、他の天体を撮影した後、明け方の彗星を撮影したので、これも画像処理してUPする事にする。


【↑ C/2015 ER61 パンスターズ彗星】
Vixen SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm 80倍 GPD赤道儀+HAL110
+SkySenser2 コリメート法 PowerShotS95+CHDK ISO:3200
F:2.0 f=6mm 合成F=3.7 S:64秒x7枚 Noise減算:ON
撮影場所:長野県佐久市臼田 撮影日:2017/5/2 03:08-03:28
Registaxでコンポジット、Flataideでフラット補正、
CS2でトリミング・トーンカーブ・回転・サイズ調整

2日前の撮影に比べて、この日は接眼レンズを9mmにして思いっきり拡大して撮影したのだが、核は大きく写せたが、尻尾はなんだか暗くなってしまったので、はっきりしない尻尾の写りに成ってしまった。

なんとか尻尾が有るのは判るが、2日前の画像に比べて、はっきりしない写りである。

前回の20mmの接眼レンズの方が良かったか?或いは中間ぐらいの方が良かったのか?

この辺は、色々試してみるしかない所かな、、、、

2017.5.1 (6/22UP)

IC-706MK2G 入手

2017-06-19 | アンテナ・無線機(修理)
今の所、HF無線機としてTS-120Sをジャンク入手したのだが、開局に向けてどうせなら各バンド申請したいな~と思って、色々物色していた所、知り合いがIC-706MK2Gを持ってて、たぶんもう使わないとの事だったので、売ってもらう事にした。


と言う事で、我が家にIC-706MK2Gが来た。これで1.9~430MHzまで、オールバンドオールモードで免許申請が出来る。

SSBのナローフィルターが入ってるせいか、少し音が甲高い感じである。音の感じとしては柔らかいTS-120の方が聞きやすいかな。
感度的には概ね似た様な感じで、あまり差は感じない。ただ電源入れて30分で2~300Hz位動くTS-120に比べると、こちらはほとんど問題ならないレベルで安定しているので、コールドスタートからでもあまり周波数ドリフトを気にしなくて済むのは助かる。



後は、1.8~430MHzまでのフルバンド機なので、クラスタにオンエア情報が上がっていれば、直ぐにどこでも確認に行けるのがいいかな。

しかも20年近く前の発売なのに、既にフルバンド、100W機でこのサイズとは、すばらしい。

でも詰め込み過ぎなのか、受信しているだけで結構筐体が熱くなるのは仕方のない所だろうか、、、

TSSの保証認定で50W改造機として、TS-120とIC-706を増設申請したので、早く免許下りないかな。

2017.6.4 (6/19 UP)

TS-120S 修理

2017-06-10 | アンテナ・無線機(修理)
さて、ジャンク扱いで手に入れたTS-120Sであるが、冷えている時にVFOの0近辺(21.001MHz近辺)からバンドスイッチを28MHzへ切り替えると、カウンターの表示が消えてしまう。


ネットを探すとVFOのバリコンの接触不良、2SC460のhfe低下、バラモジのSN16913不良、PLLICのMC4044不良などが報告されている。中でも2SC460のhfe低下はかなり報告されている。



と言う事で、とりあえず流通在庫で製造中止の2SC460を手に入れたので、2SC460交換とバリコンの接触不良の修理を実施してみた。



先ずは、上下の外蓋を外す。内部をかなりたくさんの配線が走っているな。



中は、それなりに埃は有る物の、思ったほど埃は多くなかった。
TS-120は英文だが、サービスマニュアルがネットに上がっているので、それを見ながら問題の2SC460を探す。
一番たくさん使われているのはPLLユニットで11個使用されている。



と言う事で先ずはPLLユニットから取り外し。古い機種なので、片面基板である。



半田面。片面基板なので熱の掛け過ぎは要注意だ。
先ずは、流通在庫で手に入れた2SC460のhfeを1個計ってみた。



Bランク品なので規格は60~120の所、計ると下限近くの74である。あれ、こんな感じに下限付近なの??不思議に思い5個ぐらい測定してみたが、みんな下限近くで、60~80位。う~ん、hfeの高いCランク品を買えばよかったかな、、、、それともまた劣化してくるだろうから、代替え品に変えておこうかな??などと暫く悩んだが、きっとここで使わないと、せっかく買った2SC460の使い道が無くなるのは見えているので、諦めて使う事にする。

でもって、まず外した1個目の2SC460のhfeを計ってみた。



えっ!?マジか!?4しかない。思わず接触不良かと流通在庫品につなぎ換えて確認したほど。こんなに下がる物なんだ。

取り敢えず、交換して、2個目を外して計っても、、、



いや~、ほんとにhfe落っこちちゃってるのね。これも7しかない。

とまあ、外したトランジスタのhfeを計りながら、順次交換。これを2SC460の載ってる、IFユニット、AFユニット、CARユニットもそれぞれ交換。



最後に、VFO部分。ヘックスネジを4本外すと、すっぽり抜けてくる。

基板を外すのに、はんだ付けを4か所外さないといけないのがちょっとめんどう。



ここの2SC460も交換。



ついでに、バリコンの接点バネ部分が接点グリスの下で緑色に錆びている様なので、これをふき取る。



そこに新しい接点グリスを付けて、元通りに組み上げる。

今回、ばらしたついでに移動局として使うので出力の50W改造を行う。


↑ファイナルユニットを外す。


↑フィルターユニットのPD端子にリード線を半田付けして50W仕様にする。

とまあ、こんな所で一回様子を見ても良いかなと、全体を組み上げて、28MHzの表示消えの症状を確認する。一番下の方の周波数でも特にアンロックで表示が消える事は無くなった。



念の為、翌朝の朝一番の電源投入で冷えている時にも確認したが、アンロックは問題なかった。

ただ、朝一番イヤホンで聞いていて、イヤホンを抜いて、1~2分してから、突然AFが出なくなった。AFボリュームを回すと復活して、以降一度も再現しない。う~ん、AFが突然消える症状は、受け入れ初期にも発生していたから、これは2SC460の不良とは関係ない所で発生している様だが、いかんせん、再現しないのでは原因の探りようがないので、このまましばらく様子を見る事とする。

この後、サービスマニュアルの調整要領の内、テスターと耳だけで調整できるところを簡単に調整して、しばらく様子見状態とする。



今回交換した、2SC460(B)は、19個。

ちなみにhfeは、下表の様な感じだった。



スゲー劣化しているのと、ほとんど劣化していないのが有る。単に個体のばらつき?

TRへの電圧・電流の設定によっては温度が上がる使用条件だと劣化も進みやすいと思うが、1台しか見てないから判断しかねるが、、、、

2017.5.28 (6/10Up)
2017.10.15 50w改造の様子を追記