※ちゃんと細部まで触れられた感想文ではないですごめんなさい(笑)
実はこれ、わたしが初めて買ったL'Arc~en~Cielの映像作品なのです。
以前も触れましたがわたし、L'Arc~en~Cielのライヴは20thの京セラが初めてで。
自分がそれまでライヴに行ったことなかったのもあって。
でもこれは絶対に欲しかったから予約開始日に予約しました。
で、今日やっと、最後まで観れたんですが、
ちょっとその勢いで書くので多分ひどいことになると思うけどもういい(笑)
これを「音楽作品」として、「映像作品」として、
出したかったんやな、と思いました。
わたしは音楽も映像も知識がないから詳しいことは何も分からんのですけど、
ライヴDVDというものの中でほんまにそのクオリティが高かったと思う。
ライヴDVDって、作るのめっちゃ大変なんやろなって思うんですよ。
…すいませんこんな凡庸な表現で…すいませんtetsuyaさん…
いや、だってね、yukihiroさん以外のメンバーは基本的には動いてるし、
それをライヴという生きた状態でカメラで撮ってて。
要するに全部のカメラがどんな映像を撮れてるのかのチェックって、
台本通りに撮った映画やドラマより、遥かに難儀な作業ですよね。
動いてないメンバーでも、そのなかにも動きがあって、
指先、腕、視線、膝や爪先、
そういったものの僅かな動きを、凄く効果的に撮れてる部分がたくさんあって。
いわば奇跡的に撮れたそれらを、
いかに美しく、強弱をつけて繋ぐか、ってもう芸術の境地じゃないですか。
そこに、演奏、歌があって、
どの音が鳴ったときにどの映像を見せるのか、っていう、
聴覚と視覚の効果を生み出す作業なわけですよ。
もちろんライヴの演出にもその要素が大いに(特にL'Arc~en~Cielには)取り入れられてますが、
DVDって、永遠に繰り返し観ることも、
一時停止かけることも、スロー再生もできるわけですよ。
それに耐えうる作品でなければならない、
そういう熱意が、このDVDにはあると、わたしは個人的に思いました。
もちろん、今までのライヴDVDもそうなんですけど。
これには、特にそういう、メンバーやスタッフの沽券というかプライドを見た気がしました。
と、技術に関する(薄っぺらい知識に基づいた)感想はそれくらいにしておいて。
とりあえず泣きました。ライヴDVDで久しぶりに泣いた。
DVDを見る時間がなかったんで、音源CDを先に聴いてるときから泣いてたんですけど。
『あなた』に。
これは、LIVE IN PARISでも、ラピニュ(皆さん覚えてますー!?笑)の中継でも泣いたんですけど、
その時とは違った。
泣くやろなとは思ってたんですけど。
その気持ちは違ったんです。
わたしはね、
彼らが、わたしたちを、あそこへ連れていってくれた、って思ったんです。
国も人種も違うファンたちが、
日本語であの歌を合唱する姿を見て。
そのときに、ああ、って。
分かったことがあって。
THE HYDEの中で、またそれ以外でも、
「L'Arc~en~Cielは、大きな船」という表現をhydeさんがしてて。
本の感想ブログでわたしは、
彼の、彼個人の視点から想像するに、
それは巨大なパズル、
巨大な絵を創る作業に似てるんちゃうか、
て書いたんですね。
でもね、
わかったんですよ、
彼はその船に、メンバーやスタッフ、そして彼らの夢、
ファンの夢や希望とか、
そういったものを乗せてるんやと言うてはって。
自分も、そう思ってた。
わたしたちの夢や希望を乗せてくれてるって。
でもね、
遥かな海を越えて、
国境を越えて、
彼らの歌があそこに届いた、
その全てを見届けることができたときに、
ああ、
L'Arc~en~Cielという船に、
わたしたちも乗せてもらってるんや、
って思ったんですよ。
わたしたちの夢だけじゃなく。
希望や想いや…それだけじゃなく、
わたしたち自身が、
L'Arc~en~Cielというあの船に乗ってるんやって。
その船がずっと、
20年かけて、
わたしたちを、あそこに連れていってくれた、
って思ったんです。
この表現が正しいのか分からへんのですけど。
この航海が、どれほど長く、時には辛く、
厳しいものやったんやろう、
と思って。
そのことに、今まで気が付かなくて。
あなたたちは本当に辛いときだって、
何も言わずに、わたしたちを乗せていてくれた、
という気持ちの後に、
ここまで、
わたしたちを連れてきてくれてありがとう
という気持ちが溢れてしまって。
残酷なのかも知れませんが、
何度も言うてるんですけどわたしは、
彼らとわたしたちの間には、
絶対に埋まらない距離があると思ってるんです。
わたしは、彼ら自身を愛しているのと同じくらい、
彼らとの間の、その距離感を愛しているんですね。
船に乗せてもらっていたって、
舵を取れるわけでもないし、
その手に、わたしたちの手を重ねることもできない。
でも、
少しでも、
進む力になれるんじゃないか、
そう思うんです。
多分ね、ライヴに行ったから。
この感覚が生まれたんちゃうかなと思います。
例えて言うなら、
L'Arc~en~Cielという船は、
ライヴ会場という寄港地で、
そこに集まったお客さんを乗せて、
次の港に向かう、そういうイメージ。
MSGにいたあのお客さんたちも、
もう、乗客の一員なんやって思う。
ああこれ…恥ずかしいこと書いてるんじゃないですかわたし…
でもいい、そう思ってんから(笑)
あれを音楽作品、映像作品として捉えたという気持ちを伝えたいので、
そりゃもう個人的な萌は全カットにありましたが、
それについてはここでは割愛するとして(笑)
やっぱりkenちゃんは凄いな、って思いましたね。
あの時間を一番純粋に「楽しんでた」。
彼に言葉は要らんのやなと思った。
彼にはギターの音があればいいんやって。
言葉通じなくても文化が違っても、
彼は彼のギターでお客さんと会話してましたよね。
そしてそれを楽しんでた。
本当に穏やかに、時には茶目っ気たっぷりに笑う、
あの表情で彼の人となりが十分に伝わるカットがいくつもあった。
hydeさんは、前半は挑みかかるような感じ。
彼らはやはり、海外では挑戦者なのであって。
フロントマンは文字通り、そのfrontにいるわけですもんね。
後半には、彼の素の表情が出てた、その流れが凄くよかった。
慈しむような眼差しで客席を見て微笑む表情が。
歌の表現は、彼にしかできないことをやり抜いたと思う。
XXXは今まで聴いた中で一番やったかも知れへん。
歌うことが楽しくなった彼の伸びやかな声は本当に美しいですね。
yukihiroさんの凄いところは、
彼の役目を、どんな場所でも必ず、ひた向きにやり遂げるところ。
その姿勢、いつだってジャストを目指すドラミング。
ライヴでの彼の持つ安定感って、音源で聴くものより、
ずっとずっと強い。
MSGでもそれは変わらなかった。
そして、観客に向かって礼をする、
シャイなyukihiroさんなのに、
そこで見せるその心に本当にグッと来る。
tetsuyaさんは緊張してるなって思って。
緊張というかね、
ここまで来ることに、本当に、一番、努力した人やと思うから。
一番辛かった人やと。
その胸によぎるものがどれほどのものか、
わたしには想像もつかないですけど、
きっと込み上げるものがあるんやろうなって思った。
彼は、夢を叶えることを決して諦めなかった。
そして、これからも、そうあってもらえたら。
しゃんとした背筋、真っ直ぐな眼差し、
彼のそういったものを見て、
わたしたちが少しでも、その力になれればと。
ライヴがお休みの間だって、
わたしたちは、
あの船に乗って、長い航海に出てる、
そう思ったら、
彼らが次の寄港地を決めるまで、
ちゃんと待っていられる。
その時を、心待ちにしながら。
実はこれ、わたしが初めて買ったL'Arc~en~Cielの映像作品なのです。
以前も触れましたがわたし、L'Arc~en~Cielのライヴは20thの京セラが初めてで。
自分がそれまでライヴに行ったことなかったのもあって。
でもこれは絶対に欲しかったから予約開始日に予約しました。
で、今日やっと、最後まで観れたんですが、
ちょっとその勢いで書くので多分ひどいことになると思うけどもういい(笑)
これを「音楽作品」として、「映像作品」として、
出したかったんやな、と思いました。
わたしは音楽も映像も知識がないから詳しいことは何も分からんのですけど、
ライヴDVDというものの中でほんまにそのクオリティが高かったと思う。
ライヴDVDって、作るのめっちゃ大変なんやろなって思うんですよ。
…すいませんこんな凡庸な表現で…すいませんtetsuyaさん…
いや、だってね、yukihiroさん以外のメンバーは基本的には動いてるし、
それをライヴという生きた状態でカメラで撮ってて。
要するに全部のカメラがどんな映像を撮れてるのかのチェックって、
台本通りに撮った映画やドラマより、遥かに難儀な作業ですよね。
動いてないメンバーでも、そのなかにも動きがあって、
指先、腕、視線、膝や爪先、
そういったものの僅かな動きを、凄く効果的に撮れてる部分がたくさんあって。
いわば奇跡的に撮れたそれらを、
いかに美しく、強弱をつけて繋ぐか、ってもう芸術の境地じゃないですか。
そこに、演奏、歌があって、
どの音が鳴ったときにどの映像を見せるのか、っていう、
聴覚と視覚の効果を生み出す作業なわけですよ。
もちろんライヴの演出にもその要素が大いに(特にL'Arc~en~Cielには)取り入れられてますが、
DVDって、永遠に繰り返し観ることも、
一時停止かけることも、スロー再生もできるわけですよ。
それに耐えうる作品でなければならない、
そういう熱意が、このDVDにはあると、わたしは個人的に思いました。
もちろん、今までのライヴDVDもそうなんですけど。
これには、特にそういう、メンバーやスタッフの沽券というかプライドを見た気がしました。
と、技術に関する(薄っぺらい知識に基づいた)感想はそれくらいにしておいて。
とりあえず泣きました。ライヴDVDで久しぶりに泣いた。
DVDを見る時間がなかったんで、音源CDを先に聴いてるときから泣いてたんですけど。
『あなた』に。
これは、LIVE IN PARISでも、ラピニュ(皆さん覚えてますー!?笑)の中継でも泣いたんですけど、
その時とは違った。
泣くやろなとは思ってたんですけど。
その気持ちは違ったんです。
わたしはね、
彼らが、わたしたちを、あそこへ連れていってくれた、って思ったんです。
国も人種も違うファンたちが、
日本語であの歌を合唱する姿を見て。
そのときに、ああ、って。
分かったことがあって。
THE HYDEの中で、またそれ以外でも、
「L'Arc~en~Cielは、大きな船」という表現をhydeさんがしてて。
本の感想ブログでわたしは、
彼の、彼個人の視点から想像するに、
それは巨大なパズル、
巨大な絵を創る作業に似てるんちゃうか、
て書いたんですね。
でもね、
わかったんですよ、
彼はその船に、メンバーやスタッフ、そして彼らの夢、
ファンの夢や希望とか、
そういったものを乗せてるんやと言うてはって。
自分も、そう思ってた。
わたしたちの夢や希望を乗せてくれてるって。
でもね、
遥かな海を越えて、
国境を越えて、
彼らの歌があそこに届いた、
その全てを見届けることができたときに、
ああ、
L'Arc~en~Cielという船に、
わたしたちも乗せてもらってるんや、
って思ったんですよ。
わたしたちの夢だけじゃなく。
希望や想いや…それだけじゃなく、
わたしたち自身が、
L'Arc~en~Cielというあの船に乗ってるんやって。
その船がずっと、
20年かけて、
わたしたちを、あそこに連れていってくれた、
って思ったんです。
この表現が正しいのか分からへんのですけど。
この航海が、どれほど長く、時には辛く、
厳しいものやったんやろう、
と思って。
そのことに、今まで気が付かなくて。
あなたたちは本当に辛いときだって、
何も言わずに、わたしたちを乗せていてくれた、
という気持ちの後に、
ここまで、
わたしたちを連れてきてくれてありがとう
という気持ちが溢れてしまって。
残酷なのかも知れませんが、
何度も言うてるんですけどわたしは、
彼らとわたしたちの間には、
絶対に埋まらない距離があると思ってるんです。
わたしは、彼ら自身を愛しているのと同じくらい、
彼らとの間の、その距離感を愛しているんですね。
船に乗せてもらっていたって、
舵を取れるわけでもないし、
その手に、わたしたちの手を重ねることもできない。
でも、
少しでも、
進む力になれるんじゃないか、
そう思うんです。
多分ね、ライヴに行ったから。
この感覚が生まれたんちゃうかなと思います。
例えて言うなら、
L'Arc~en~Cielという船は、
ライヴ会場という寄港地で、
そこに集まったお客さんを乗せて、
次の港に向かう、そういうイメージ。
MSGにいたあのお客さんたちも、
もう、乗客の一員なんやって思う。
ああこれ…恥ずかしいこと書いてるんじゃないですかわたし…
でもいい、そう思ってんから(笑)
あれを音楽作品、映像作品として捉えたという気持ちを伝えたいので、
そりゃもう個人的な萌は全カットにありましたが、
それについてはここでは割愛するとして(笑)
やっぱりkenちゃんは凄いな、って思いましたね。
あの時間を一番純粋に「楽しんでた」。
彼に言葉は要らんのやなと思った。
彼にはギターの音があればいいんやって。
言葉通じなくても文化が違っても、
彼は彼のギターでお客さんと会話してましたよね。
そしてそれを楽しんでた。
本当に穏やかに、時には茶目っ気たっぷりに笑う、
あの表情で彼の人となりが十分に伝わるカットがいくつもあった。
hydeさんは、前半は挑みかかるような感じ。
彼らはやはり、海外では挑戦者なのであって。
フロントマンは文字通り、そのfrontにいるわけですもんね。
後半には、彼の素の表情が出てた、その流れが凄くよかった。
慈しむような眼差しで客席を見て微笑む表情が。
歌の表現は、彼にしかできないことをやり抜いたと思う。
XXXは今まで聴いた中で一番やったかも知れへん。
歌うことが楽しくなった彼の伸びやかな声は本当に美しいですね。
yukihiroさんの凄いところは、
彼の役目を、どんな場所でも必ず、ひた向きにやり遂げるところ。
その姿勢、いつだってジャストを目指すドラミング。
ライヴでの彼の持つ安定感って、音源で聴くものより、
ずっとずっと強い。
MSGでもそれは変わらなかった。
そして、観客に向かって礼をする、
シャイなyukihiroさんなのに、
そこで見せるその心に本当にグッと来る。
tetsuyaさんは緊張してるなって思って。
緊張というかね、
ここまで来ることに、本当に、一番、努力した人やと思うから。
一番辛かった人やと。
その胸によぎるものがどれほどのものか、
わたしには想像もつかないですけど、
きっと込み上げるものがあるんやろうなって思った。
彼は、夢を叶えることを決して諦めなかった。
そして、これからも、そうあってもらえたら。
しゃんとした背筋、真っ直ぐな眼差し、
彼のそういったものを見て、
わたしたちが少しでも、その力になれればと。
ライヴがお休みの間だって、
わたしたちは、
あの船に乗って、長い航海に出てる、
そう思ったら、
彼らが次の寄港地を決めるまで、
ちゃんと待っていられる。
その時を、心待ちにしながら。
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