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審査終わりました~

2022-06-17 | Life
先日、弓の昇段審査が終わりました。 結果から言えば、今回もダメでした~。(>o<)
が!私にとっては、またまた大事な成長・進化の機会となりました~♪

(以下、私の奮闘記です。主に自分の記録用です。長いです。(^^;)


****


前回のブログを更新してから早2ケ月?!その間、ブログの更新も大好きなレース観戦もお休みして、ひたすら弓の世界に没頭。(^^; 自分の感覚を第一優先にして、射の改善を行ってきました。


私が思うに、正しいとされる射は既に自分の内側にある、と思っているのですよ。外側から取って付けるものではなく。
正しく弓を引く人も、うまく引けない自分も同じ人間ですからね。それに、弓を引く動作は自然の理にかなった、自然な動きで出来ているわけですから。

だから自分の内側の感覚を研ぎ澄ませて、感じて、どんどんと自分の内側を深掘りして探求していく。…ここ最近はずっとそんなふうに稽古をしています。

つい先日目にした、ある方のスピ系のツイートが『まさにそう!』と思えるもので、とても共感しました☆それが


『理解する唯一の方法は頭ではなく、それを実際に実践し自己の人体実験を通して内側から言葉を生むこと』


そう、まさにこれです!
やっぱりスピの世界と弓の世界って、何か共通する部分があるよな~と思います。


話がそれましたが。(汗)
こうして日々自分の内側を探求しながら、オセロの石を黒から白へ、一枚一枚ひっくり返すように、少しずつ少しずつ、不自然に感じる所、違和感のある所を引っくり返しては直してきました。
でもどうしても終盤で手詰まり…となってしまい、残るはあと数枚!という感じではあるのですが、全部をひっくり返すことが出来ず完成には至らず。(-_-; 悪戦苦闘する毎日でした。

でも、前回のブログでも書きましたが、どんなにうまくいかないことがあっても気持ちを落とさず、サンボマスターが歌っているように『心を少しでも不安にさせちゃダメさ~♪』と、心に灯りを灯し続けました。
その他にもネットで拾ったお気に入りの言葉『9割9分9厘までダメなところから、最後の一厘でひっくり返す』を胸に、最後まで諦めない!という覚悟も決めましたっ。(キリリッ)


その結果、ちょうどゴールデンウィークが終わった頃からですかねぇ?毎日毎日新たな気付き、発見が起こるようになり♪毎日毎日『自分史上最高の射』が更新されていきましたっ☆

昨日『最高だ!』と思った射が、次の日には『もっといい方法があった♪』という感じで、本当にどんどんとレベルアップしていく感じ!こ~んなことは今までになかったわ~♪と、自分でも嬉しい驚きでした。(^^)
このままいったら審査当日には、すんごく改善・改良された良い射になるに違いない♪と、希望が溢れ、心はルンルンでした♪(でもこの時点でも、決してうまくは引けていないんですよ。(^^; あくまでも悪い射が少しづつ改善されてきたってだけの話です。)

で、なかなか全ては良くならないにしても、射は着実に改善方向に向かっている!と思われたので、その他の心配事を少しでも無くそうと、審査の一週間前には馴染みのない審査会場に、事前に下見にも行きました。
方向音痴の私でも無事たどりつけ(笑)一安心。これで当日の心配事もなし!準備は万端!あとは自分自身が頑張るだけだーっ!となりました。
こうして、いつになく準備も順調に進み、これはひょっとしていい流れが来ているのかも?!と、ちょっと期待もしちゃったり。(笑)

下見の帰りに立ち寄ったカフェでは、手書きメッセージが書かれたおしぼりが出されたのですが、私のところに来たおしぼりには『ピンチはチャンス☆』と書いてありました。(*^.^*)
何だか今の私にピッタリの言葉だなぁと思え、誰かしら・何かしらに応援されているような気にもなり、嬉しく感じられ『お~ぅ、頑張るぜよ☆(^^)b』と気合い注入!気持ちも入れ直しました。


***


しかし現実はそう甘くはありませんでした。(-_-;)
何をどうやっても、最後の最後の引き納めが一向にうまくいかないのです。
そこを直そうと、とにかく思いつく限りの方法を試して、必死に改善を図りました。時にはキレイに引いている後輩にもコツを聞いたりなんかして。あらゆる手を尽くしました。

しかし審査前最後の稽古で、あれこれ試し過ぎたせいか?稽古後には、今まで築き上げて拠り所としてきた『自分なりの引き方』というのが、自分の中で全て崩壊!ガラガラと音を立てて崩れ去ってしまったかのように、空っぽな状態となってしまったのです!
もう、自分の中には何も手も残っていない…。(;;)

いや~一瞬、茫然自失となりましたねっ。最後の最後でこのようなことになるなんて!ちょっと想定外でしたっ。(汗)これまで順調に来ていたと思っていたのにーっ。(>_<)

さ~それからが大変です!次に弓が引けるのは審査当日!そして審査までは、残すところあと1日!なのに、当日どうやって引こうか…?と頭を悩ますほどに、全くと言っていいほど自分の中に何も残っていない状態…。いやいやマジで、顔面蒼白になる思いでした。(^^;

でも、こんな状態になっても、慌てず騒がず。出来るだけ心を穏やかに保って。心に灯り(希望)を灯し続けました。
そしたらふと、吹っ切れた状態になりまして。(^^; ここまで来たら腹を決められた、というか。今更色々検証して『自分なりの引き方』を立て直すのは、時間的にほぼ不可能なので。こうなった以上、出来ることと言ったら、基本に戻って、基本に忠実に引くしかないでしょーーーー!!!
と、初心に戻ろうという気になれたのですよ。ということで、速攻教本を持ち出して読み込み、とにかく書いてある通りにやるしかない!と、最後の調整を始めました。

でもこれが、ものすごいターニングポイントになりました!


***


今回、改めて射法訓を読んだのですがね。前々から不思議に思っていた箇所を、改めて『何でだろう?』と考えてみたのです。それはというと…

射法訓では『弓手2/3弦を押し、妻手1/3弓を引く』と記されているのです。

普通だったら『弓を押し、弦を引く』となるんじゃないの~?何で逆の表現にしているの~?と、前々から不思議だったのですよねぇ。
で今回、それを『何でなんだろう?』と考えながら、とりあえず射法訓の通りに引くしか道が残されていない私は、とにかく書いてある通りに引くぞ!と、練習をしていたんですよね。そしたらば!はっ!と気づいたことがあったのです!!

自分はまさしく『弓を押し、弦を引く』引き方をしていたのではないか?!これがうまく引き納まらない全ての元凶なのではないか????と。

要は、大きな大弓を、大きく引けていなかった、と。まさに練習で用いているストレッチゴムを、肩まで引き伸ばしてくるのと同じ引き方をしていたのではないか、と。これだと弓を引く、というより『弓を押し、弦を引く』引き方になってしまうよねぇ…。

はぁーーーーっとしましたねぇ。(^^; この間違いを犯さないように、射法訓では親切に逆の表現で『あえて』書いてあるんじゃないのかな~?と、今回気づいたわけですよっ。

…だい~ぶ前から自分の心の中で『弓を見ろ、弓を見ろ』との囁きめいたものを感じてはいたのですが。弓を見ろと言われなくても見ているわぃっ!と、ちょっとないがしろにしていたところがあったんですよねぇ。(^^;
今にして思えば、この心の中に感じていた囁き(直感?)は、まさに正解!だったのですねぇ。驚き!(@@


なぜ私がこのような間違った引き方になってしまっていたのか?は、色々原因はあるとは思うのですが、やはり一番の要因は、普段習っている先生と私の感覚が真逆であること。これが一番な気がします…。(-_-;
先生と感覚が逆ならば『弓を引く』ことを表す表現も、先生と逆で考えなきゃいけなかった…。
それが出来ていなかったせいで、私はそもそもの『引いてくる対象』を見誤っていた!(汗)
(あんまり詳しいことを書いても、実情を知らない皆さんにとっては、何のこっちゃ?だと思うので、これ以上は省きます。(笑))

ということで、まさに『ピンチはチャンス』となり『9割9分9厘までダメなところから、最後の一厘でひっくり返す』とも言える事象が起こりました!
こうして、自分自身の間違いに審査直前ギリギリのところで気づきまして。今まで手詰まりを起こしてひっくり返せなかった石も、これで全てがひっくり返った!という手応えを感じました。(^^)

しかし、あまりにも気づいたのが遅く、時間が無さすぎでした…。

審査当日の出番直前まで巻き藁室にこもって、この『ひっくり返った射』の実現を目指すべく調整をしましたが、頭ではわかっていても、どう体を意識したらそうなるのか?が掴めず…。(-_-;
結局審査本番では、本当に射法訓通りに『弓手2/3弦を押し、妻手1/3弓を引き、而して心を納む。これ和合なり!』と、まんま心の中で唱えながら引きました。(^^;

すると、あら不思議!あんなに稽古ではしっくり引き納められなかったのに、わりとスムーズに引き納まりまして。あげく『心を納む(=私なりに、心を静めると解釈)』と意識したら、普段の稽古では感じることが出来なかった『無=心の静寂=心と体の和合』が訪れました!

うわぁ~!初めての感覚だぁ~~!!心を静めると、体も静まる(会も持てる)んだねぇ!
これこそがまさに、心、身、弓の三位一体の会というものか?!

と新たな発見があり、引き終わった後は、嬉し♪楽し♪驚き♪でした。(^^) 2本とも的の際には行きましたが、9時、11時のところに外れたので、審査としてはダメでしたが~。(笑)
でも審査本番でもここまでの体験ができ、またまた新たなことを学べたので、私にとってはとても有意義な経験となりました☆


やっぱり『悲しみで花が咲くものか!』でしたねぇ…と、つくづく思いました。どんなに困難なことがあっても、心に灯りを灯していれば、道は開くものなのですね♪
一時はどうなることかと思いましたが (^^;、気持ちを落とさず前向きに取り組んで良かった!グッジョブ!自分!と思いました。(笑)

***


その後も調整を続けましたらば、何となく『どう意識して体を動かせばいいか』も、段々とわかってきた感じです。(気のせいかも?ですが。(笑))
そしたら全てが自然と『師範の表現通り』になっていってる感じです。やはり私には師範の感覚が合うようです。(^^) そして全てがひっくり返せた暁にはきっと、師範のような射になれるのだ!と信じております。(志だけは高く、ね。(笑))

ということで。まだまだ調整中ではありますが、確実に成長、進化出来ている!と自分でも実感出来るようになりました♪そして、自分自身の認識が広がっていくのは、自分がどんどんと拡大していくようで、本当に嬉しいし楽しいです♪
やはりちょっと背伸びをしてでも、審査を受けるようにして良かったなぁと思います。『うまく出来るようになってから』と、これまでのように審査を先延ばしにしていたら、ここまでの成長は果たせなかったと思いますからねぇ。
まあ、ひどい射を毎回お見せすることになってしまい、審査員の先生方には大変申し訳なく思いますが。(^^; ここは一つ、長~い目で見ていただく、ということで。(笑)


しかし、全てのことにはやっぱり意味がある!と思いましたね。サンボマスターを好きになったのも、『ピンチはチャンス』のおしぼりを引いたのも、ネットで『9割9分9厘まで~』の言葉が心に留まったのも。審査直前で、自分の中が空っぽになり、その結果自分が今まで持っていた執着・こだわりが手放せたのも。そして基本に戻り、射法訓の通りに引こう!との思いに至ったのも。
全ては、私が望む『最善の結果のために起こっている』とも思えます。経験する全ては決して無駄ではないんですよね。
これまでも数多くの失敗という、貴重な経験を重ねてきたことで、確実に経験値は上がったのだろうと思います。だからこそ今回、射法訓の謎も解けたのだと思われます♪(^^)


今回の審査で合格出来なかったので、私の挑戦はまだまだ続きますっ。当然、受かるまで続きますよ~!(^^; 次の審査は9月!
前回の審査から今回までは約半年ありましたが、次はもう3ケ月しか時間はありませんっ。しかもその間には8耐もあるし、道場の長い夏休みもあるしと、なかなか稽古が出来ない日が続きます。(-_-;)
それでも自分への挑戦がとても楽しく♪審査を受けるのも段々と楽しくなってきましたので♪今後も心に灯りを灯して☆楽しく頑張りまーす♪(^^)/

その前に、今月末には久々に道場内で射会が行われますので、まずはそちらを楽しみます♪ウフ。(^-^)/


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