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審査終了~

2022-09-20 | Life
皆様、お久しぶりでございます。(^^;
8耐記事を書いたあと、ブログを放置状態にしてしまい、スミマセン!8耐後は弓の審査に向けて、全力投球しておりましたっ。

で、その審査も終わり、すでに数週間が経過しています。
ホントは審査後すぐに、ブログに奮闘記を書こうと思っていたのですが、私の心がずっとモヤモヤしたままで、なんとなく自分の気持ちと向き合う気にもなれず…。今に至ってしまいました。

でもようやく自分と向き合う気力が沸いてきたので!自分の記録用として、これまでのことを記したいと思います!(またしても長文です!)


***


弓の審査ですが。結果から言えば、今回もダメでした。(-_-;)
でも今回は、これまで受けた2回の審査とは、ちょっと違った状況でした。
というのも、今回初めて!『審査では、こうやって引きたい!』と、確固たる思いで挑めたのです。(^^) これまでの審査では、当日ギリギリまで『どうやって引こうか?』と悩んでいましたからね~。(^^;

で、審査当日も、その時の自分が考える、最善と思える引き方は出来たと思います。が、2本とも8時の方向に外れ…。今回もダメでした。
今回こそはイケるかも?!との思いで挑んでいたので、この結果にはとても悔しく思いました…。


初めてでしたね、審査後にこんなに悔しい思いに至ったのは。これまでの審査では、落ちて当然、とも言える状態で受けていましたからね~。(^^;
で、その後はこの悔しい思いに突き動かされるように、またまた自分の射に対しての徹底的な追究が始まりました。
それはもう連日連夜に及び、自分でもその衝動が押さえられなかったくらいでした。(^^; 『何がいけなかったのか?』とにかくそれを解き明かしたい一心でした。


***


前回の審査で射法訓の謎が解けた!と思ったわけですが。この『弦を押し、弓を引く』との射法訓の言葉は、追究し始めたら、なんとも奥の深いものでした。
今までの自分の射は、これとは逆の『弓を押し、弦を引く』になっていた、ということはわかりましたが、これを直そうと、いざ『弓を引く』とやろうとすると、この『弓を引く』が捉え方によって色々あることを体感しました。

『弓を引く』を、どのように捉えるか?

これが私をまたまた悩ませました。(-_-;)
何ですかね~?私は人よりも感受性が強いのか?例えばこう引こう!(仮にAとします)と思っても、同時にBの引き方を感じてしまい、迷いが出る…というか。
例えるなら、Aという歌を歌っていたのに、途中からBという違う歌に、いつのまにか変わっていた、という感じ?(笑)
とにかくいろんな引き方が、同時多発的に私の中で浮かび上がってきてしまう感じなのです。


でも考えてみたら、それは当たり前のことなのかなと。違うと思える引き方も、全部最初から自分の中にあるもの、なのでしょうからねぇ。
『弓を引く』ということを、いろんな角度から、違う視点で捉えているだけで、元は全部同じ射だ、ということだとも思うのです。

しかし、この『AかBか』ではなく『AでありBでもある』という、多角的に『弓を引く』を捉えてしまう感覚は、私をヒジョーに悩ませるのです。私としては、AかBかを選べない~!!(>_<)


そんなこんなで、あっという間に審査まであと1週間!となってしまったのですが。そんな折、審査対策で先生がビデオ撮影をしてくれることになりました。
そこで改めて自分の射を見たのですが…まあ酷かったです。(^^; こんなんで審査受けていいのか?!と思うくらいに。(笑)
でもここで逃げるわけにもいかないので、ビデオを見て自分の射をしっかりと検証しました。
すると、いつも鏡を見ながらだとキレイに引けてるのに、的前で引くと弓を押してる左手が下りてくるのが、ヒジョーに遅い!という印象を持ちました。

何故そうなるのだろう???

自分ではわからなかったのですが、整体師をしている後輩男性が『小さい頃からの癖で、肩甲骨から押すというのが出来ていないのでは?』とアドバイスをしてくれました。なんでも押し方の癖、体の使い方の癖、というのが人にはあるようなのです。
それを聞いて、なるほど~!と思い当たる節がありました。
私は左腕が湾曲していて、確かに肩から押さずに肘から先で押す癖がある!と。子供の頃から鉄棒でも何でも、腕に力をかける時は、肩からでなく肘から先で押していた!
ホント、自分では気付かなかったことだったので、目から鱗でした。(^^;

それからというもの、肩甲骨を使うことを意識して、またまた射の改善を進めました。
すると!先生に言われていた『斜めの弦道』となる原理が、ようやっとわかったのでした!それが、審査前最後の稽古を終えた後でした。(^^;

どうすればいいかはわかった。後はそれを審査当日に披露出来るか?!
そんな不安もありましたが、とにかく後は、なるようにしかならーん!と、半ば開き直って(笑)、今の自分が思う最善だと思う射の披露に努める!そこだけに集中しましたっ。


***


こうして挑んだ結果でした。確かに理解出来てから審査まで日がなかったのて、うまくいかなかったのは当然の結果かもしれません。
しかし、何がいけなかったの~?!と。私の理解はまだ間違っていたの~?!と、釈然としなかったんですよね。(-_-;)

なので審査後は、肩甲骨と斜めの弦道をテーマに再び検証を始めました。
すると!やはり間違いがあったと思われる箇所を発見!ここで再び、射法訓の『弦を押し、弓を引く』に繋がりましたっ。
そう、肩甲骨と斜めの弦道というのは合っていた。が、この原理で『弦を押し、弓を引く』とやならければいけなかったのねぇ。
私はまたしても以前の『弓を押し、弦を引く』に戻っていたようでした。…いや~、長年の癖ってすごいね。(^^;


そこで!肩甲骨と斜めの弦道と『弦を押し、弓を引く』を意識しながら検証していたら、なんと!長年理解出来なかった先生流の引き方が、突然体感出来て理解出来たのでした!自分でもビックリポン!(笑)

先生流の引き方は、自分では予想もしなかった引き方でした!
簡単に言うと、私は弓を矢筋に(左右に)引く意識でいましたが、先生は矢筋ではなく、矢筋の外側に向けて斜めに弓を押し、引いていた?!
私のこの理解が合っているかはわかりませんが、例えるならトリックアートで、始めは若い娘さんの絵にしか見えなかったのに、見方を変えたら老婆にも見えた!という感じで、本当にビックリな発見でした!

これがわかったことで、何故私が今まで先生の言う通りにやっているのに、うまく出来なかったのか?の理由が理解出来ました。
弓を引く方向の認識が、お互いに違っていたからだ!

高校時代部活でやっていた私や、私と同じような経験者が、先生の教えを受けるとことごとく変な引き方になるのは、多分経験者は弓を矢筋に引くという固定観念があるからだ、と。昔やっていた人は私を含め、おそらく矢を意識して引いていたと思うので、どうしても弓を矢筋に引くイメージを持っている、と。
でも全く初めて習う初心者は、矢筋に引くという固定観念がないので、素直に先生流の斜めの引き方が出来る。だからどんどん上達するんだ!

と、これまでの全てのことが腑に落ちた感じでした。
そして先生に習う新人さんたちが皆、矢を放った後の残心で、左右の拳が真横に飛ばず、斜めになってしまうのは、弓を押し引きしている方向が、まさしくその方向だからだ!と納得しました。


こうして、今までいくら努力しても理解出来なかった先生流の引き方が、今回やっと理解出来たわけですが。理解してみて初めて『その引き方は、私の望む引き方ではない』ということを、はっきりと認識しました。
先生流の引き方も、出来たには出来たのですが、と~っても違和感があったのです。例えるなら、普段左に腕時計をしているのに、それを右腕に着けた時に似た感じ?(^^;

残念ですけどね。私が理想としていた引き方ではなかったのです。
逆に、この事を把握したら『私はこう引きたいんだ!』というのも、はっきりといたしました。
そう、私は弓を矢筋に引きたかったのだ!!!


それからというもの、私の迷いは消えました。どうしたいのかが、はっきりとわかったからです。
例え先生と異なる引き方(矢筋)をしても、理屈的に斜めの弦道にはなりますし。逆に、矢筋に引こうと意識している私が、先生の言う斜めの弦道で弓を引こうとしていたからうまくいかなかったのだと思います。
矢筋なら矢筋で、素直にその方向に引けば良かったのかなと。

が、頭ではわかっても、なかなかこれが体で体現出来なくて。(^^; 未だに試行錯誤は続いています。
しかし、肩甲骨を使う、矢筋に引く、弦を押し弓を引く、などポイントを押さえて射の検証をしていたら、やっぱり私は肩を基点に動かせていなかったことが、全てのうまくいかなかった原因かな?とわかってきました。
そう、肩はコンパスで言うところの針の部分。決して動かしてはいけないし、そこを基点に弧を描くように弓を引かなければいけなかった。なのに、私はそれが全く逆になっていた!
ここに来てホントに全てがひっくり返った感じです。


***


ということで、今回も結果的には審査はダメでしたが、終わってみれば本当にいろんなことに気付けましたし、学べました。(^^)
何より、昨年『審査を受ける!』と決めてから、本当に成長出来たなぁと実感出来ます。それが何よりの収穫です♪♪♪
やっぱり『自分で考え、自分で決断して、行動する』というのが大事だな!と思いました。


昨年、初めて四段審査を受ける直前に、師範に射をほぼ全否定され、量子誤り訂正符号が発動した!と思いましたが(^^; その更新プログラムは確実に私をアップデートしてくれた感じです。(笑)全てがひっくり返ったし、アラハバキも完了かな?
そして守破離も完了したと思われます。よって『弟子に真の準備が出来た時、師は消える』という言葉にもあったように、先生の指導からは、私はもう卒業の時を迎えたかな、とも思います。

これまで指導してくださった先生の引き方は、残念ながら私は受け入れられませんでしたが、こうしてタイプの違う先生について今まで教わることになったのも、私自身が『こう引きたい!』というものをしっかりと認識するために、まさにコントラストを示す役割として、存在してくれてたのかな?なんてことも思います。
だから、これまでたくさん苦労したこともありましたが、その全ては無駄ではなかった、と。逆に貴重な、大変ありがたい経験をさせてもらったなと、感謝の思いも抱きます。

タイプの違う先生について習ったことで、本当にたくさんの引き方を自分の中から発掘出来ましたし。弓って本当にいろんな引き方があるんだなぁ~と、体感を持って学べました。先生がいたからこそ、こうして私自身の弓に対する理解の幅も広がったとも思えますし。本当にありがたい経験でした!


まだまだ私なりの射は構築中で出来てはいませんが、何となくの方向性は見えてきました☆
弓を引く、と考えるから同時多発的ににいろんな引き方を捉えてしまう。なので最近は『形』を一つ一つ丁寧に取るようにやり方を変えてみました。
せっかくある、弓を引くための『形』ですからねっ。これを使わない手はないだろうと。(笑)

ということで、一度は形から離れた私でしたが、結局はまた形に戻ってきました。
でもこれが『守破離』でいうところの『自分に合った形』を確立する、ということなのかな、と思います。
これから私の射がどんなふうに変わっていくのか、本当に楽しみであります。(^^)

審査のほうは、せっかく慣れてきたのに、もう今年の審査は全部終わってしまいましたので、 しばらくお預けです。(-_-;) 早くて来年の2月、遅ければ6月まで審査はありませーん。残念。
でもこれも、それまでじっくり自分の射を作り上げろ、ということだと思って、これからも精進します!


***


話はそれますが。先生流の射を突然理解出来た日、というのが、世間的にもイギリスのエリザベス女王がお亡くなりになった日でして。何かエネルギー的に変化する日だったのかなぁ?なんて思ったり。
自分の内面と世間の動きって、やっぱり連動しているように感じてしまいます。
多次元的に諸々見えたり感じたり出来ちゃう人たちも(笑)、ブログを見るとやっぱりこの日は『いろいろと整った日』だったようで。(^^; 不思議ですねっ。
でもそんな流れに、自分もちゃんと乗れてた?と思うと嬉しかったり♪


てなわけで。今回も支離滅裂、長文となってしまいましたが。(汗)お付き合いくださった方々、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

いつか四段合格!のお知らせが出来るように、引き続き頑張りま~す!(^-^)

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