無念の思い残し…終了（T-T）

昨日弓の道場で射会が行われ、私の矢渡しも終了しました。

これまで介添え役の方々と頑張ってお稽古を積んできた甲斐あって、矢渡し自体は３人共息が合っていて所作もきれいに揃っていたと、概ね好評をいただけました。
しかし…私の射があまりに酷くて…。あとでビデオでその様子を見て、幻滅してしまいました。(ToT)
大切な矢渡しをこんな射で行うことになってしまい、介添え役をやってくれた方々にも、見守ってくださった大勢の門人の皆様にも、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
そして私自身も、とっても悔しいです…。


前回ブログをUPしてからもお稽古に励み続け、なんとか当日までにはマシな射が出来るようにと、頑張ってきました。が、射会まであと１週間となっても、悪癖だらけの私の射は一向に改善されず。（涙）さすがの私も『もうダメだ…』と思いました。


何をやっても、先生の言っている引き方が理解出来ない、実践出来ない。


私の能力なんて所詮この程度で、ここが私の限界点なんじゃないか？と。こんなにやってもうまく出来ないのだから、もういっそ、弓なんて辞めてしまおうか？！とまで思いました。

しかし。必要なメッセージというのは、必要な時に届けられるものですね。
その日の夜にたまたま見ていたTVで某女芸人さんが、こんなことを言っていたのです。


『もうダメた、と思ったところからが本当のスタート。そこから本当の、自分の限界への挑戦が始まる』と。


一緒にTVを見ていたダンナくんは、フンと鼻で笑っていましたが(^^; 私の心には響きました。

そっか。もうダメだ…と思っている今からが本当のスタートか。確かにそれは言えるかも。
だったらもう一度根性を入れ直し！自分の本当の限界まで挑戦してやるーーー！！！

そう心を入れ替えて、翌日のお稽古からまた頑張りました。

もう全て手を尽くしたと思えても、いまだ正しい射にたどり着けないということは、まだ他に手はあるはず！
考えろ、考えろ、考えろ！！

そう自分に言い聞かせ、あらゆる方法を試して弓を引きまくりました。
そんな中、先輩門人さんにいただいたアドバイスと、先生から受けた指導で『こう引けばいいのかな？』というひらめきがありました☆
実際試してみたところ、先生にも『それでいい』と。(^^) だいぶ良くなってきたと言っていただけました♪
おまけに、引き方を変えたら、これまで散々苦しめられてきた早気の症状も改善され、わずかながらも会が持てるようにもなりました♪

よし！これでいいのね♪と、ようやく『これだ！』という引き方がつかめたのが、射会の４日前。（^^; 人間、為せば成るもんだと思いましたよ！（笑）
その後も、この引き方を忘れないようにと、金曜土曜とお稽古に通い詰め、調整を続けました。
結果、射会前日の土曜日にはなんと、的中率も７割にまでアップ！射形も早気もだいぶ改善され、少しはまともな射が出来るようになりました。


しかーし。神様はそうそう簡単には思うとおりにはさせてはくれず。（涙）
なんと射会当日の朝練で引いてみたら、昨日まで出来ていた射が、また一向に出来なくなっていたのです！！(ToT)
なんで～？？？どうして～～？？昨日までと同じように引いているつもりなのに～～～～。なんで出来ないの～～～？？？（涙）

もう本番まで残された時間はあとわずか！焦りながらもギリギリまで粘って弓を引き続けましたが、結果はダメ。(T-T)
何度やっても、これまでの引き方が実現出来ず…そのまま本番を迎えてしまいました。


本番の矢渡しでは２本のうち１本を的中でき、無事矢も渡せて、なんとかお役目は果たせましたが、あとで見たビデオでは『なんじゃこりゃー？！』という、ヘンテコな引き方をしていた私。（- -; これまでの頑張りも水の泡…。なんともみっともない射を披露するはめになってしまいました。
ホント、悔しいし、情けないです。

目の前に立ちはだかっていた壁を、あともう一息で、あともう一踏ん張りで登り切れそうだったのに！最後の手を壁のてっぺんにかけようとしたところで、ザザーッと一気に下まで滑り落ちた…そんな感じです。

この日はどうやっても射を改善出来なかったため、その後の射会の結果も散々に終わりました。

はぁ～。またイチから出直しよ～。（- .-;

でもとりあえず。１年間背負い続けてきた重荷も、これでやっと下ろせました。
このあとは、いつまでに何をやらなきゃいけない、という時間的制限もなくなったので、またじっくり調整を続けて、少しでも目指す理想の射に近づけるように頑張るのみ！です☆

しかし…。壁は高いのぉ～。(T▽T) 登り切れるのは、一体いつになることやら～？！（汗）