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日常の出来事や大好きなロードレースのことなど。

【07年8耐】4耐・トライアル・前夜祭

2007-08-06 | レース/その他
【4耐劇的クライマックス!思わず悲鳴】
赤福氷を食べ終わった後、近くのダンロップブースで4耐決勝の模様が放送されていたので、モニターで観戦しました。が、ここで思わぬ劇的クライマックスを目にすることとなりました。
私が見始めたのは4時間経過まで残り10分を切ったという頃。この時点でトップ#6と2位#88桜井ホンダの差は4秒ほど!それまでの展開を聞くと今まで30秒もの差があったらしいのですが、この終盤に来てその差がジワジワ詰まってきているとのことでした。
その後更に差は詰まり続け、ラスト2周の時点でついに順位が逆転!桜井ホンダのマシンがトップへと躍り出ました。

そしていよいよ4時間を経過して向かえた最終ラップ。ちょっと差を付けられての2位に後退していた#6の走りに再び勢いが戻り、西コースではバックマーカーの影響もあってその差はまたグンと詰まり、2台はテールtoノーズでシケイン入口へとやってきました!
そして迎えた最後の攻防!#6がシケイン入口ですかさず飛び込み再びの首位奪還!しかし切り替えしで桜井ホンダのマシンが#6のインに鋭く突っ込む!うわぁ~そりゃーちょっと無理じゃないのっ!?と思った次の瞬間、2台は接触転倒。(涙)共にグラベルにはじき出される展開となってしまったのでした。 (ToT)

その後この転倒した選手たちは、ヨロヨロとよろめきながらもどうにかマシンに駆け寄り、再スタート。3位以降に大きな差を付けていたこともあって#6、#88の順で無事ワンツーとなってチェッカーを受けたのでした。

いや~それにしてもビックリな展開!転倒の瞬間にはモニターで見ていた観客からも思わず『うわぁ~!』『きゃ~!』という悲鳴にも似た声が上がっていましたが(^^; 、私も驚きのあまり涙目になってしまいました。(笑)まさか最後の最後でこんな劇的なクライマックスが待っていようとは!驚きでした。今までの4時間が泡とならずに済んでよかったです。。。

それにしても。今まで4耐って若手選手の登竜門的位置付けだったと思うのですが、エントリーリストを見ると結構年齢層が高くてビックリでした。平均して30代くらい。。。かなぁ?
もちろん、そんな中でも数人ではありますが、若手選手もしっかりと参戦していました。中でも唯一の10代選手(16歳!)だった内田俊一選手は『ヒザすり王子』なんて呼ばれていました。(笑)今後の更なる活躍が楽しみです。

【トップ10トライアル、前代未聞の赤旗中断!】
午後から行われたトップ10トライアル。ここでは前代未聞の事態が起きました。。。始まって早々、セッション途中で赤旗中断!延々と1時間近くも進行がストップするという、信じられない展開となってしまったのです。もうこんなこと初めて!(><)
事の起こりは3番手走行となる#54鎌田選手の時。この時コースインのタイミングがエライ遅く感じられて、これじゃ~まもなくアタックに入る2番手走行の#2ホーランド選手が途中で追い付いちゃうよ!と思うくらいでした。
案の定、両者はコース上で交錯。ホーランド選手は1ラップアタックにも関わらず途中バックマーカーと遭遇、交わす、というとんでもない事態となってしまったのでした。
それでも進行は止まることなく続けられたので、ちょっと疑問に思いつつも『今のは公式タイムとして扱われたのかな?』と思っていたのですが。。。4番手走行の#12酒井選手がアタックラップに入った途端、赤旗が掲示されました。酒井選手は1コーナーを過ぎた辺りで赤旗に気付きアクセルを緩め、突然の事態にビックリした様子でした。

その後何の説明もなされぬまま、長く延々と続いた中断。。。1~2コーナーのE席で見ていた私たちは、ビジョンも切られ放送席の実況だけが頼りの状態だったのですが。。。その放送席でも『私たちも困ってしまいますねぇ~、何をお伝えすればいいのか。。。(byピエール氏)』と、放送席でも同じように状況が分からず、困り果てているようでした。あげく『事件は現場で起こっている!ので、こちら放送席でも詳しく分からないのですが』と、おっしゃっておりました。(^^;
時間をもてあましたピエール氏はその後『嫁さんの話してもいいですかぁ~?』とまでおっしゃっていたのですが(笑)、でもこれはあくまでレースに関係するお話で、相撲好きの奥さんがレースを見ていて『レースでも何か中断する事態が起こったとき、相撲のように誰か代表で説明してくれる人がいたらいいのにね』と言った言葉を紹介したものでした。確かに。誰か状況を説明してくれ~い!と場内にいた誰もがこの時、思っていたことと思います。。。

【8耐男の心意気!で、やっと再開!】
30分ほど経ってその後なされた説明によると、この赤旗中断の原因は『進行に手違いがあったので、もう一度状況を整えるため』とのことでした。やはりホーランド選手の走行時のアクシデントが原因のようでした。
しかしこの後やーっと再開!するかと思いきや。。。今度は走行順でチーム側から申し出があり関係者と協議中とやらで、再び長い中断に陥ったのでした。まあそりゃーね、不利を受けたチームからすれば、準備のこともあるだろうし、いろいろ言いたいこともおありかと。。。
で、結局。この混乱を治めたのは伊藤選手!ピエール氏によると『いいよいいよ、オレがやるよ!』といわんばかりの笑顔で、再開後のトップバッターを引き受けてくれたんだとか!これにはしびれたとピエール氏はおっしゃってました。私もこれを聞いて、グッと込み上げてくるものがありました。(T-T) さすがは8耐男さんですー!

場内中から大歓声&大拍手が沸き起こる中、コースインした伊藤選手!『ここでタイムを出したら男を上げますね!』と解説・八代さんが発した言葉が届いたかのように、2分8秒台の好タイムをマークした伊藤選手!堂々のトップへと浮上です!もうホント。。。カッコ良かったです。(感涙)

【GPライダーの力を見せ付けたチェカ選手!】
伊藤選手がトップタイムを出した後は、なかなかタイム更新をする選手が現れず。皆東コースでは伊藤選手のタイムを上回るも、西コースでタイムロス。。。という展開が続きました。それでも走行を終えた選手らは、お手振りやウイリーなどして観客を楽しませてくれました♪

そして迎えたアタックステージ中盤。ついにタイムを更新してくる選手が現れました!宇宙人こと(笑)、秋吉選手でした!
なんとこの秋吉選手、ダンロップでマシンが暴れプラス表示で東コースを終えたのですが、西コースで怒涛の挽回!130R飛び込みではマイナスにしてきたのでした!そして堂々のトップタイムをマーク!最終区間だけでコンマ4秒もマイナスにしてきたそうです。(@@) 序盤のミスがなければ。。。一体どんなタイムが出ていたのでしょう?(笑)

しかーし!これで終わらなかった今年のトライアル!直後に走ったチェカ選手が秋吉選手を上回るタイムを出してトップへ浮上!『宇宙人の上を行く、あなたは一体何なんだ?!』とピエール氏に言われてました。(笑)
その後のジャンプアップステージでは、#21中須賀選手が東コースでこのチェカ選手をコンマ5秒も上回る好走を披露!場内中が色めき立ちましたが、残念ながら西コースでプラス表示。更新することはできませんでした。それでも堂々の2番手タイム!はお見事でした!

チェカ選手以外のHRC選手たちは。。。残念ながら今回ちょっと不発?でした。清成選手はセクター1でマイナス表示だったもののダンロップ(?)でミス、その後200Rシケイン、最終コーナーでもミスと、ミスを連発してもう完全にリズムを崩してしまったという走りでした。んー昨年は見事にワンラップアタックを決めてくれましたが。。。今年は残念でした。それでも1~2コーナーではお手振り&ウイリーを披露してくれました♪
師匠岡田選手もセクター1でマイナス表示と素晴らしい出足を見せてくれましたが。。。なんとデグナーで転倒!幸い身体にダメージはなかったようでしたが、6秒台も見えていたスーパーラップは幻に終わってしまいました。
最後トースランド選手は、アタックラップに入る前の130Rで『まるでマラソンの高橋尚子選手がサングラスを投げ捨てた時のように(byピエール氏)』バイザーを投げ捨てると、トップから約コンマ数秒落ちのタイムで好走を見せてくれましたが。。。惜しくもタイム更新とはいかず。それでも清成選手のタイムで8番手辺りにまで落としていたポジションを4番手まで浮上させてくれました。良かった良かった。(^^;

全ての選手の走行が終わり自身のポールポジションが決定すると、チェカ選手は飛び跳ねて喜び、スタッフの方々と次々と抱き合って大いに喜んでいました。今年はMotoGPのほうでは苦戦を強いられているチェカ選手ですが、やっぱりGPライダーってすごいんだなっ!ということを改めて思い知らされた今年のトライアルでした。
それにしても。そうでなくても集中力が要求されるワンラップアタックなのに。。。途中長々と中断が入り、選手たちにとってはヒジョーにやり辛い展開だったと思います。お疲れ様でした。。。

8耐大トロフィー


グラスタ前に展示してあった8耐大トロフィー。
こうして目の前にすると。。。ちょっと緊張してきます。




【前夜祭】
今年の前夜祭も例年通りパレードで幕開け。バイクショーやライダートークショー、ナイトピットウォークなども行われ、盛り上がりを見せました。
ステージに登場したほしのあきさんを写メしようと、ピットレーン端にたくさんの人たちが集まっていた光景には、見ていて笑えたりもしました。(笑)皆、ちゃんと撮れたでしょうかね?(^^;

パレード ライダートークショー
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4 コメント

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こんばんわ (atsu)
2007-08-06 23:54:59
俺、やっとグダグダ観戦記書き終えました。レポートがんばってくださいね!
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ありがとうございます! (kiyo)
2007-08-07 16:42:39
レポ書きお疲れ様でした!見てます、見てますよ~atsuさんレポも。感想はまた後日、こちらの更新が落ち着いたら、そちらに書きにいきますね!
私のほうもこの暑さの中、夏休みの宿題に挑む小学生のように(笑)、連日頭を悩ませうんうん唸りながら格闘しつつ、レポ書き頑張っております。(^^;
それでも今年はわりと早く進んでおり、まもなく終了!(なかば無理やりですが)先が見えるとこまでやってきました。この後も気力をふり絞って、ラストもう一踏ん張り頑張りまっす。
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きよさん有難うございます (カルビ大好きっ子)
2007-08-07 23:28:11
もはやレポートも佳境?に入り益々の盛り上がりをみせてますね!四耐での二台転倒はワタクシも手に汗ニギニギして読まさせてもらいました!そしてまた八耐予選は赤旗中断だなんてっ!?満身創痍であろう伊藤先生は敵ながら天晴れ!オノレの役割を心得てますよね~!もし現場にいたならばワタクシも激しく嗚咽していたと思います~。きよさんもどうぞゆっくりじっくりで♪
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ぜひ来年は現地で! (kiyo)
2007-08-08 15:44:40
今年の伊藤選手も満身創痍だったにも関わらず魅せてくれましたよ!ホントにすごい選手です。
ぜひ来年は大好きっ子さんも現地観戦をして、その感動&興奮を味わってみてください♪きっとその男前っぷりにやられます。(笑)
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