ぐうたらの嵐

ぐうたら子(50代)のマンガ絵日記

2週間後のダンナちゃん

2018-10-05 | ペット

 


ネコの雅クンが 死んでしまって、2週間程、 経った頃だった。



珍しく、仕事中のダンナちゃんから 電話がかかって来た。




電話に出ると、ダンナちゃんの 弱々しい声が 聞こえた。

「すごい、めまいがして、歩かれへんねん。ちょっと、迎えに来て。」

ワタシは びっくりして、

「どおしたん? 大丈夫!?」と、心配しながら…思った。











結局、会社の人が 病院に連れて行ってくれる事になった。


ワタシは 慌てて 出掛ける用意をした。



ダンナちゃんは もう、何年も前から 高血圧の薬を飲んでいた。






不吉な予感を振り払いつつ、ワタシは とりあえず、会社方面の電車に乗った。

入院するのはどこの病院かなあ、会社の近くかなあ?


なんて、思いながら、ダメ元で、ダンナちゃんに
ラインを入れたら、

意外に、すぐに、返事が返って来た。






近所の病院で、注射を打ってもらって めまいは治まったらしい


血圧も大丈夫だったそうだ。(^_^;)-3




ワタシは そのまま、会社から ダンナちゃんをうちに連れて帰った。





よくよく聞いたら、その朝、ダンナちゃんは 寝坊して、

朝ごはんを 食べなかったらしい。



そして、毎朝、飲んでる血圧の薬を

飲んだかどうかも、覚えていないらしい。


それが、原因じゃないかと、疑うワタシにダンナちゃんは のたまった。





ワタシ達は もう、50を越えて、肉体は 日々、衰えていく。

以前 大丈夫だった無理も、明日、効くとは、限らない。

自分の身体は 自分で大切にしなければ、イケナイ。



家に着くと、すぐ、ダンナちゃんは 昼ごはんを 要求してきた。




すると、ダンナちゃんは ヨロヨロしながら台所に立って

自分でラーメンを作った。






その姿を見て、ワタシは 確信した。





すると、ダンナちゃんは 答えた。



「え? 関係ないと、思うけど?」








ワタシや、娘たちは 事あるごとに、雅クンの不在を「言葉」で嘆き、悲しみ、

時には、思い出に 笑い、慰め合っていた。

けれど、元々無口な ダンナちゃんは

雅クンの話を口にする事は、ほとんどなかった。

だから、きっと、少しずつ、悲しみが積もってしまい、

こんな形で 身体に出て来てしまったんじゃないか?・・・と、ワタシは思った。






暑い夏の朝も、まだ暗い、寒い朝も、ダンナちゃんの目覚ましが鳴ると、

ドアの向こうで ニャーニャー鳴いて、ダンナちゃんを起こしていた雅クン。


ダンナちゃんを、毎朝、欠かさず 待っていたネコは


本人が思うより、ずっと、ずっと

ダンナちゃんの 心を癒していたに違いない。

ダンナちゃんは、その後、念の為、人間ドックを受けましたが、特に、悪い所はなかったです。
にほんブログ村                                良かったです。(´_ゝ`)ノ
     いつも、ありがと~ (´ー`)ノ
ペット絵日記ランキング

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする