レイちゃんの為に、と、頑張って、自分に課していた、週に3日のお散歩。
その目的が、だんだん怪しくなってきました。
レイちゃんのお散歩コースは、ワタシ次第。
その日の 都合や気分で、近くだったり、遠くだったり。
だけど、猫のあいちゃんは、彼が主体。
あいちゃんの、気の向くままに、右へ左へ、どんどん家から離れて行きます。
気付けば、犬より猫の方が、散歩の時間が長いと言う、おかしな事態に。
そして、その日、この先も、レイちゃんの為の、週3のお散歩を続ける為に、
これ以上、甘やかしたら、あかん。と、
ワタシは、「絶対、20分で帰る!」と、心に決めて、あいちゃんの散歩に出掛けました。
しかし、そこで、事件は起きました。
その日も、あいちゃんは、元気にグングン歩きました。
角に来るたび、どんどんどんどん家から 離れて行こうとする あいちゃんを
否めながら、ワタシは、散歩をしていました。
すると、
とある家の玄関先に、おばあさんが、佇んでいました。
ワタシは、本当に、びっくりしました。
もう、夜は 10時も 過ぎた時間でしたから。
近くに外灯はありましたが、 静かになりつつある夜の暗闇に
杖を支えに、一人でぼんやり玄関先に佇む おばあさん。
それは、8月のまだまだ暑い時期でしたので、
外の空気にあたりに 出られていたのだと、思いますが、
ワタシは、ちょっと、怖かったのと、
こんな遅くに「猫の散歩」なんて言う、変わった事をしている恥ずかしさで、
あいちゃんを慌てて抱えて、スタスタと、前を通り過ぎました。
気遣いのお言葉をいただきましたが、
いくら良く歩くと言っても、猫なので、やっぱり遅いですし、
何より、知らない人に遭遇して、びっくりしたあいちゃんは、固まっていましたから、
そのままだと、ワタシはしばらく、そこから、動けなかった事でしょう。
さぞや驚いて、怖がっていると思った 猫のあいちゃんですが、
やっぱり好奇心が勝ったようで、おばあさんの事が見えなくなるまで、
首を伸ばして、見ていました。
ワタシは、あいちゃんを 偶然にも 抱えた事を、これ幸いと、
家の近くまで、行ました。
スマホを見ると、時間はもう、15分経っていました。
このまま、道端の臭いを嗅ぎながら、
ゆっくり家に向かえば なんとか20分で家に帰れそうでした。
しかし、道路に下ろしたあいちゃんは、反対方向に進もうとします。
それでは、家に帰れません。
ワタシは、あいちゃんに声をかけ、リードを引っ張りました。
あいちゃんが、怒りだしました。
いつも、帰ろうとすると、怒るのです。
・・・怒りたいのは、こちらの方です。
いつもなら、ここで、また、少し、あいちゃんのわがままに付き合うのですが、
今日は、そうは、行きません。
だって、絶対、20分で帰るって、決めて来たのですから。
ワタシは、また、あいちゃんのリードを引っ張りました。
すると、あいちゃんは、もっと、怒りだしました。
リードをぐいぐい引っ張ったからでしょうか?
その前に、不本意に抱っこされて、ここまで連れて来られた所から、実は、怒っていたのでしょうか。
かなり本気で、あいちゃんが、ワタシを威嚇してきました。
そして、リードから逃れようと、後ろへジャンプまで、し始めました。
猫は体が柔らかいので、リードがすっぽ抜けてしまうかもしれません。
これには、ワタシも、慌てて、そして、本気でムカつきました。
「威嚇したら」「暴れたら」家に帰らなくて良いと思われては、困ります。
ここは、飼い主の威厳を見せつけておかねば、なりません。
そして、ワタシは、怒りながら、むんず、と、あいちゃんの背中を掴みました。
すると、掴みどころが悪かったのか、ビックリしたのか、痛かったのか、、、
に゛あ゛あ゛ぁぁあ~!!
あいちゃんは、もっと怒り出しました。
家で、あいちゃんが、悪い事した時、ワタシは、あいちゃんを 掴んで怒ります。
あいちゃんは、いつも、反抗的に威嚇して来ますが、
ワタシは頑張って、文句を言うだけ言って、あいちゃんをすぐに、離します。
だって、興奮して怒ってる猫なんて、危ないですから。
あいちゃんも、怒られて怖いので、急いで逃げて行きます。
それで、叱責は、終わりです。
しかし、ここは屋外。
簡単に手を離すわけには、行きません。
しかし、あいちゃんは、もうすでに、怒りと恐怖でパニックになっています。
もし、逃げようとして、暴れて回って、リードが外れてしまったら、
この夜の闇の中、ワタシはもう、あいちゃんを 見つける自信がありません。
しかし、このまま片手で掴んで連れて帰るには、あいちゃんは重すぎて、家も遠すぎました。
ワタシはどうしても、この恐怖と怒りでパニックになっているネコを
抱き上げなければ、なりませんでした。
ワタシは 勇気を振り絞って、あいちゃんを持ちあげました。
そこは、うちの子、あいちゃんです。
やっぱり、うちの子、あいちゃんです。
ワタシの左手を、しっかりと、噛みました。
家までは10メートルぐらい、ありました。
家の鍵も、開けなければいけませんでした。
あいちゃんは、ワタシの左手を、2回、噛みました。
玄関を開けると、ワタシは、あいちゃんを放り出しました。
ぜんぜん、終わりません。すみません(笑)
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いつもありがとうございます (*´▽`*)ノ
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Jamp、Jamp、Jump・・・と、書いたら・・・
思い出すよね(笑)
※(追記)ジャンプのスペルが、めっちゃ、間違ってました。恥ずかしい・・・(*ノωノ)