■すまいるがーる■

株式会社シオミホームイング高知の女子たちがおもしろエピソードや、開催されるイベントなどなどをブログで、紹介して参ります!

重陽の節句

2011年09月08日 | 豆知識
もう秋になったのでしょうか?

本当に涼しくて

過しやすいです


ところで、あなた様は

「重陽の節句」

ってご存知ですか?

私は初めて聞いたのですが、

日本に住んでいながら、

知らない行事がたくさんあるな~

と思う日々です


菊の被綿とは、

重陽の前日である9月8日の夜に

菊の花を真綿で覆って

夜露と香りを写し取り、

翌朝にその綿で体や顔を拭う

日本独自の風習。


邪気を祓い長生き効果のある菊

古代中国では菊は

「翁草〔おきなくさ〕」

「千代見草〔ちよみくさ〕」

「齢草〔よわいくさ〕」と言われ、

邪気を祓い長生きする

効能があると信じられていました。

その中国の影響を受けて日本では、

8日の夜に菊に綿をかぶせ、

9日に露で湿ったその綿で体を拭いて

長寿を祈っていました。

また、菊に関する歌合わせや

菊を鑑賞する宴が催されていたそうです。

現在は寺社などで行事を行う程度で

一般にこれといった行事は

あまり行われていないようです。


秋の収穫祭が起源?

平安時代以前は、

農山村や庶民の間で、

秋の田畑の収穫が行われる時期に

「栗の節句」とも呼ばれて

栗ご飯などで節句を祝いました。

(その後も農民の間では収穫祭の意味合いが強く受け継がれていきました)


平安時代に入って

中国思想の影響を受けると、

菊の花を浸した「菊酒」を飲み交わし、

茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を掛けて

悪気を祓う菊花の宴が

催されるようになりました。

また、菊に関する歌合せや、

「菊合わせ」という現代で言う、

菊のコンクールが盛んに

行われるようになりました。

現在でも、9日に行われるとは

限りませんが、菊のコンクールや

鑑賞を行う風俗は残っています。


無病息災のための神事

京都の上賀茂神社では、

無病息災を祈る重陽の節会が

現在でも行われています。

9日には、境内細殿前の土俵の左右から、

弓矢を手にした二人の刀弥〔とね〕が

横とびしながら2つの立砂の前へと現れ、

「カーカーカー」「コーコーコー」と

烏の鳴きまねをした後、

近所の子供が相撲を行う

烏相撲〔からすすもう〕や、

「菊の被綿〔きせわた〕」の神事が

とりおこなわれます。



一般にはやってないんですね

でも、長寿や、無病息災のための

行事だったら、ちょっと

やってみたい気がします


重陽の節句にともなって、

和菓子屋さんでは

「菊」の形をした

和菓子が販売されて

いるんですって

お店によって、

形や材料も違うようで、

色んなのを食べてみたいな~

と思いました
(結局、食い気が先走ります・・・・)


まだまだ、知らない

日本の行事が

たくさんありそうです

また見つけたら、

お話しますね


(画像を「いとおかし」さんにお借りしました)

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