婆さんが大阪に仕入れに出かけたため、太秦の方へ出かけることにしました。
御池から太秦天神川駅まで地下鉄で行き、嵐電に乗り換え太秦広隆寺駅で下車。三条通を渡ったところに広隆寺があります。
広隆寺は、秦河勝が聖徳太子から仏像を頂き、それを御本尊として建立した京都最古のお寺で、国宝第一号の「弥勒菩薩」で有名です。
境内の様子です。
国宝の仏像等は、境内の奥にある「新霊宝殿」にあります。
久し振りに「弥勒菩薩」と対面してきました。観光客もほとんど居ませんでしたので、静かな時間を過ごすことが出来ました。国宝や重要文化財に指定された仏像に囲まれて、一人でぽつんと座っていると、非日常的な不思議な気持ちになります。弥勒菩薩は、仏像らしからぬ姿なので本当に親しみを感じさせてくれます。
新霊宝殿を出ると、前の庭の苔や池の蓮が綺麗でした。仏様と静かな時間を過ごしたから、余計にそう感じたのでしょうか。
山門を出て三条通を渡ると、右手に「大映通り商店街」があります。嵐電の帷子ノ辻駅まで繋がっています。
途中、映画の街のシンボル神社「三吉稲荷・中里八幡」には、日本映画の父「牧野省三」の碑があります。
三条通に出る手前のスーパーの入り口に、映画「大魔神」の像が飾られていました。映画をコンセプトにした楽しい通りです。
広隆寺の所まで戻り、その横を塀に沿って「東映太秦映画村」に向かいました。暫く進み信号を左に曲がると映画村ですが、手前に「大酒神社」と言う神社があったので寄ってみました。
この地の豪族秦氏と関わりのある神社で、広隆寺よりも前からこの地にあったようです。特にお酒とは関係が無いようでした。
東映太秦映画村は、時代劇の世界を体験できるテーマパークです。中には入りませんでしたが、ちょっとトイレを借りてきました。
映画村の前の道を戻り、三条通まで直進、信号を左折して進み太子道に入って行くと「蚕の社」です。
蚕の社(木島坐天照御魂神社)は、秦氏と関係が深く蚕養・織物・染色の守護神で、京都三珍鳥居の一つ「三柱鳥居(みはしらとりい)」があることで有名です。三方から拝むことの出来る珍しい形をしています。
その鳥居は、本殿に登る石段の手前、左奥 の元糺の森にあります。柵に囲まれた中にありますので、近くに寄ることは出来ませんが、石の上に登ったりして写真を撮ってきました。
蚕の社 を出て、三条通に突き当たった所には、大きな鳥居がありました。
地下鉄に乗るため太秦天神川駅まで戻りましたが、駅の横の通りは御池通と言うことに気付きました。頑張って歩いて見ることにしました。
JR二条駅から西は歩いたことがありませんでした。片側二車線の大きな通りが真っ直ぐ続いています。ノーベル賞で有名になった「島津製作所」もあります。
途中には、親鸞聖人の往生地とされる「角坊(すみのぼう)」があります。現在は西本願寺の飛地境内となっています。
最後は、しっかり歩くことになってしまいましたが、穏やかな気持ちになることが出来た散歩でした。
今日の歩数は、15,670歩。
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