曇り空の京都です。明日も天気は良くないとの予報です。高齢者になると回復力が落ちているので、休養日に充てられるので嬉しいのですが。
昨日(26日)、紅葉巡りの散歩に行って来ました。常照寺から今宮神社まで歩くコースです。常照寺と光悦寺に行ったことが無かったので。
北大路バスターミナルからバスに乗り源光庵前で下車、常照寺に向かいます。向かうと言っても直ぐ横です。
常照寺は、1600年代に本阿弥光悦が土地を寄進、その子光瑳の発願で開山されたとのことです。吉野太夫が寄進した吉野門(山門)等、吉野太夫と所縁の深い寺として知られています。参道から境内まで紅葉で埋め尽くされていました。モミジの葉は散り始めていましたが、秋の深まったもの悲しさが、一層、感じられて良い雰囲気でした。
本堂にお参りをしてから、庭園の方に回ります。庭園の奥には吉野太夫のお墓もありました。
古いデジカメで写真を撮りまくったので、ここだけでバッテリーがの容量が無くなるほどでした。今日は写真の整理が思いやられます。
たっぷりと紅葉の庭を楽しんでから、吉野門から境内を出ました。
源光庵にも立ち寄って見ましたが、修復工事のため2021年秋まで拝観停止でした。外から紅葉の一部を写真に撮ってきました。
光悦寺に向かいます。ここからは100メートル程です。光悦寺に入る前、道路の向かい側にお寺があり、紅葉が見えましたのでそこに行って見ました。圓城寺というお寺で「鷹峯の妙見さん」と呼ばれているようです。残念ながら境内は「撮影禁止」でした。境内に入って来ましたが参道の紅葉が奇麗でした。私は今回、偶然に訪れたのですが、ちょっと得した気分でした。
光悦寺に入りました。工芸家としても知られる本阿弥光悦は、徳川家康から与えられた鷹ヶ峯のこの地に住居を構えました。その敷地内に本阿弥家の先祖供養のために設けた位牌堂が、光悦の死後、光悦寺となったとのことです。竹を使った「光悦垣」でも知られています。
山門までの参道は「撮影禁止」となっていましたが、それに気が付かず写真を撮ってしまいました。撮影禁止の理由は、この時期は写真を撮る人で混雑してしまうからだと思います。写真を撮りたい気持ちが良く分かる景色です。
境内は撮影できます。ここでもしっかり撮影してきました。
鷹ヶ峯、鷲ヶ峰の山々も庭園の借景となっており、山間からは京都市街を望むことが出来ました。
本阿弥光悦の墓所です。
吉野垣もなかなか風情のあるものでした。当たり前のことですが。
再び山門に戻って境内を出ました。出口に向かう参道の景色も、再び写真を撮りたくなる気持ちになります。
光悦寺から紙屋川の谷間に降りたところに、吟松寺という紅葉の奇麗なお寺があるとの情報を調べていましたので向かいました。光悦寺を過ぎて山に向かって少し歩くと、谷底に一気に降りていくような、急な坂道があります。自動車が時々登ってきますので舗装はしてありますが、一瞬、立ち止まってしまうほどです。
下まで降りるとそれほどアップダウンのある山道ではありません。紙屋川沿いの山道を15分程で吟松寺です。情報通りの「隠れた紅葉の名所」でしたので頑張って行く価値はあると思います。
こんな山道を北大路通りに向かって下がって行きますが、「しょうざんリゾート京都」の辺りから住宅街を歩く道になります。
「しょうざんリゾート京都」の庭園も奇麗だと情報にありましたので、ちょっと覗いてきました。
北大路通に出て今宮神社を目指します。今宮門前通は楼門まで黄色に色付いたイチョウ並木が続きます。
今宮神社は、平安遷都以前から疫病を鎮める神を祀っていたのが起源と言われています。徳川幕府三代将軍家光の側室「桂昌院」と深い関りがあり、八百屋の娘「お玉」が「桂昌院」と呼ばれるまでに出世したところから、別名「玉の輿神社」ともいわれています。玉の輿に乗りたいと願う女性達から人気があるようです。紅葉は多くはありませんが、境内を彩っています。
朱塗りの橋を渡って東門を出て、名物「炙り餅 」のお店が向かい合って並ぶ道に出ました。多くの観光客でお店は賑わっていました。
少し下がると大徳寺の境内です。塔頭の紅葉を覗きながら北大路通に出ました。ここで、デジカメの予備バッテリーまで完全に終わりました。
北大路通を歩いて北大路バスターミナルに到着した頃には、足が痛くなりましたし、14時近くになっていてお腹も空いていました。
遅い昼食を食べて、地下鉄で帰って来ましたが、いつもより疲労感が強いような気がしました。半日以上、紅葉の中に浸っていたので、その「気」に酔ってしまったからではないでしょうか。
今日の歩数は、16,935歩。
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