鴨川公園は、北は柊野堰堤や庄田橋のあたりから南は三条大橋までの鴨川(賀茂川)河川敷と高野橋から河合橋の高野川河川敷に整備された広域公園になりますが、狭義(?)の鴨川公園となると近年は鴨川デルタの名前で親しまれている賀茂川と高野川が合流するあたりに整備された一帯と言えるでしょうか。
その一角に、このように囲まれたマツ(松)が1本あります。
別に悪いことして捕まっているわけではありません。根付くまで養生のため、入れないように囲われているだけです。
思った以上に青々とした葉を茂らせて元気そうです。
じつは今年度末の竣工予定で歩道の拡幅工事が進められている河合橋ですが、南側の歩道を先行して拡幅し、8月下旬から北側の程の拡幅工事が進められており、現在歩行者は通行できない状態です。
で、先ほどのマツは、この河合橋の北側の歩道の川端通の近くで勝手に芽生えたもので、人知れず「ど根性松」と呼ばれていたものです。3年前の6月に撮影したのがこちら。
3年前のど根性松(過去記事より再掲。2018年6月撮影)
逆側から撮影したど根性松(過去記事より再掲。2018年6月撮影)
以前から、この松は切り倒されるんだろうかと心配していたのですが、おそらく残してほしいという声が多かったのではないかと思っています。よく見たら、生えていた場所の近くにこのような看板がありました。
このまま育てば「ただの松」になってしまうかもしれませんが、もちろん根付いてから、何か簡易な碑でもよいので簡単な説明板があればよいのではと思います。何もしなくても、話題づくりや縁起を担いで「復活」「再起」などにご利益があるとかいう噂がまことしやかに流れるかもしれませんが。
・
・・
・・・
ついでながら、写真下の説明文にもリンク先を張っていますが、3年前に紹介したこの「ど根性松」の記事は以下のリンク先にあります。
ど根性松、根付いてくれるといいですね。
そちらに行く機会があれば見てみたいと思います。
植え替えられる前ほどの青々しさはないかもしれませんが、なんとかもってくれるのではと期待しています。
川端通(京阪電車や叡山電車の出町柳駅)から河合橋を渡ってすぐのところです。
京都にお越しの際はぜひご覧になって、やさしい声をかけてやってください。😊
次の機会には元気に育ってますように。
書籍で紹介されていたとは知らず、勉強になりました。ご教示いただきまして御礼申し上げます。
移植されてからあまり変化はない状態のど根性松ですが、枯れずに「ど根性」で踏ん張っているようです。
京都にお越しの際は、ぜひ出町柳までご覧においでください。