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今日は3月1日、細い月と水星が大接近する珍しい天体ショーが見られる日だ。日の入りから約45分後、東京では18時21分頃、西の空に注目してみるとよい。高度がかなり低いため、ビルや木々に邪魔されない見晴らしのよい場所を探すのがポイントだ。
目印となるのは、ひときわ明るく輝く金星だ。金星を基準にすると、やや左下の低い位置に、細い月と水星が並んでいるのがわかる。水星は普段、太陽の近くにいるため観察が難しいが、今日は条件が良ければ肉眼でも見ることができる。より確実に観察したいなら、双眼鏡を使うのがおすすめだ。
水星は「幻の惑星」とも呼ばれ、地球から見える時間が短いため、観測のチャンスは限られる。今日のような機会は貴重なので、ぜひ空を見上げてみよう。もし見えなくても、春の夜風を感じながら空を眺めるだけで、ちょっとした特別な気分になれるかもしれない。
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