単車がバイクで二輪な・・・

　不安定なんである・・・自立出来ない。

　今月号のVibesを読んでいて、面白い投稿を読んだ。要約するとカワサキのバイクに乗っている彼がツーリング中に手を上げて挨拶するとハーレィに乗っている人達には、ほぼ１００％無視される。その、どうしてかが知りたくてVibesを買って何かを知りたくてバイカーズトークに投稿してみた。と言う顛末。

　それに対してJAYさんて方が答えているのだが、その答えは至極当然の事を言っておられ、内容的には大体において考えられるのは２つの事、「国産だからしない」「挨拶そのものをしない」と言う２つ。挨拶そのものをしないって事に関しては、その時の気分、体調、状況に置いてしたくない、したくても出来ないってな事が起きる。JAYさんも言う１に関してはすこ～しだけハーレィと言う特殊・・・う～ん、極めて単車なのだが・・・だからこそ思える、思ってしまう感情。が非常に大きいって事。

　私はハーレィとモンキーに乗っている。そしてそのどちらも楽しく素晴らしいもんだと思っている。もっと言えば私の友達はニンジャに乗り、トラに乗りシャドウに、ゼファーにドゥカに乗っている。その個人個人を知っているから一緒に疾走り旅に出る。もし、その人となりを知らなかったら、一緒に疾走る事はないのかも知れない。だからこそ思う挨拶は挨拶であり出来る時にすりゃ～いいし出来ない時もある。なんだからどうだって事はないし大した事ではない。ように思う。

　ガキの頃・・・単車は不良の代名詞であり、今以上に肩身は狭かった。そん時ゃ～レーサーがアメリカン、原付が限定解除だろうが区別ってか、ないものがあるもの、小さいものが大きいものに対しての畏怖と憧憬はあったのだろうが、妙な差別ってかインディビジュアルティーなんてのがなかった。あるのは純然たる序列のなかの一体感。
　いまようにいろんな事が複雑に小難しくなっちまうと・・・人ってなぁ・・・いろんな事を考えちまう。一人になりたくて単車に乗り、やっぱり淋しくて徒党を組む・・・俺はどっちなんだろうなぁ・・・挨拶一つで・・・考えさせられちまった。

　基本・・・挨拶はするべき・・・でも、時と場合・・か？