フィルム時代の28-70mmズームレンズを、デジタル時代のカメラK-5に取り付けて試写。 というのも、先日足元の草花をPentaxで撮っていた時、蝶がひらひらとまわりを飛んで、すぐ足元の花に止まったので、70mmにズームしてそっと撮影しよう! と複数シャッターを切ったのですが・・・結果はぜんぶブワーっと滲んだ写真になってしまいました。
「あれ、70mmにズームするとこのレンズ描写が変化するのかな?」
ということで、我が家軒下で実験撮影をしてみることにしました。
同じ被写体、同じ立ち位置、同じ距離で、ズームレンズを50mmにして一枚目を撮影、そのまま70mmにして二枚目を撮影・・・
50mmに設定して撮影
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ISO400 f 4開放 1/500 s秒 JPEG
Pentax FA28-70mm f4 zoom
PentaxK-5 APS-C
望遠端 70mmにして撮影
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50mmに設定して撮影
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ISO400 f 4開放 1/400 s秒 JPEG
Pentax FA28-70mm f4 zoom
PentaxK-5 APS-C
望遠端 70mmにして撮影
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基本的にはズームレンズの焦点距離を50mmから70mmにすることで、ピントの合う範囲=被写界深度が薄くなることで、前後がより大きくボケてしまう、ということがあると思います。
ただその前後でボケたところが滲んだようなボケ具合になっているように感じたのでした。
先日撮影した草花の蝶
ノートリミング
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Pentax FA28-70mm f4 zoom
PentaxK-5 APS-C
上の蝶を拡大トリミングしたもの
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レンズそのものがフィルム時代の古いレンズなので、ズームリング操作で複数枚のガラスレンズが動いて描写するとき、もしかしたら経年劣化でレンズに曇りやカビなどが付いていて、その部分が描写に影響するのかなと想像したりしました。
(もともとこのズームレンズの正確だったりする可能性もあり?)
いずれにしても、28-70mmズームレンズの「70mm」で、ちょっと変わった個性的な描写をするのであれば、それをそのまま「個性」として上手に使いこなせるようになると面白いかも、と思ったりしています。
上のことを念頭に置いて、ちょっと集中的に使ってみたいズームレンズだなあと思ったりしたのでした。
それにしても・・・上手くピントを合わせることができて、頃合いの露出で撮影出来た時の、ペンタックスJPEG写真・・・ うーんやっぱり好きだなあ。
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