手元で使っているCanon一眼レフカメラ、APS-CイメージセンサーサイズのEOS40D、 フルサイズセンサーサイズのCanon EOS5D、mk2 では、同じレンズマウント形状であったとしても、どちらでも取り付け可能!というわけではありませんでした。
OK : EFフルサイズ用レンズ > EF-S(APS-C用)一眼レフカメラ
(古いEFレンズは、APS-CのCanon EOS 10.20.30.40.50.60.70.80.90Dカメラに取り付け可能)
不可 : EF-S(APS-C用)レンズ > EFフルサイズ 一眼レフカメラ
(APS-C専用の「EF-S」レンズは、 フルサイズCanon EOS5D、以降カメラに取り付けそのものが不可能=利用不可能)
EF-Sレンズを、Canon EOS5Dカメラレンズマウントにあてがってみると、フルサイズカメラマウント内部の形状、上下するミラー、などに対して、レンズ基部がぶつかって、マウントにレンズを固定することそのものが不可能だったり、もし仮にレンズをマウントに固定できたとしても、撮影しようとシャッターを切ると上下する「ミラー」にレンズ基部がぶつかって、ミラーが外れたり、ミラー動作が途中で止まるため「エラー」になって撮影不可能になったりします。
EF-Sレンズ55-250mm EF-S 18-55mm EF 28-105mm
(画像をクリックで拡大写真へ ・・・・補助線あり)
この点に関して・・・Nikon一眼レフカメラとNikonレンズの場合、「取り付けそのもの可能」「撮影そのもの可能」だったりします。(オートフォーカス動作機構の変更に伴う、カメラ本体とAFレンズの組み合わせでAF動作するもの、動作しないもの、はあるということですが)
Nikonのカメラ、レンズはその点において実際に「扱いやすくていいなあ」と常々感じながら使わせてもらっています。
その点・・・最近導入した タムロンズームレンズ:TAMRON AF 18-270mm f3.5-6.3 VC Model B003E は、Canon APS-C一眼レフカメラにも、 フルサイズ一眼レフカメラにも取り付けて撮影することが可能でした。
・・・ただ、レンズ設計上本来的に「APS-C」を想定したレンズの場合、フルサイズセンサーで結像した時は・・・
(画像をクリックで拡大写真へ)
・・と、このように四隅が「ケラレ」たJPEG写真になったりもします。
カメラ本体のほうがフルサイズセンサーということで、出来上がったJPEG写真を最終的に「ケラレ部分を取り除くようにトリミング」することで、普通の写真に修正する・・・ということもできます。
(画像をクリックで拡大写真へ)
でも・・・かなりめんどうだったりしますね。
とはいえ、フルサイズ用CanonEFレンズで「レンズ内手ブレ補正機能」のついたものは、今中古市場を見て回ってもそうたくさんあるわけではないので、上のタムロンのしっかりとした手ぶれ補正機能装備のズームレンズ、フルサイズセンサーのCanon EOS5D、Canon EOS5D mark2に取り付けて「なんとか有効に」使ってみたいなあと、個人的には思ったりしています。
追記 :Canon と Nikon の違い
上にメモしたようにCanonではAPS-C規格でのカメラとレンズは、フルサイズ規格のCanonカメラとは互換性という意味ではっきり別路線になっています。
なので・・・フルサイズカメラにAPS-Cレンズを取り付ける、という事自体が実現しない事象なので、「フルサイズカメラ内メニューにAPS-Cモードへの切り替え」というメニュは存在しません。
それに対してNikonでは、APS-C・Nikon表記でDX用のレンズも、フルサイズNikonカメラに取り付け、撮影可能なので・・・フルサイズNikonカメラ本体メニューに「APS-C・DXモードでの撮影=ケラレのない普通の写真にする」という選択肢が用意されています。 このおかげでAPS-C・DX用レンズでもフルサイズNikonカメラに取り付けて、DXとして普通に撮影することが可能になっています。
(Nikonでは前提として上のようになっているので、ついうっかりCanonフルサイズカメラのメニューで<APS-Cモード切り替え>を探してしまいました。当然・・・そのようなメニューは存在しません。 個人的に手持ちのCanon EOS5D mark2,Canon EOS5D(初代)では・・・)
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