今日9月25日、 Canon EF28-105mmZoom中古 が届きました。
(登場は1992年なんですねえ。ーー 一部引用開始 駆動系にはUSMを搭載し、静粛・高速AFとフルタイムマニュアル フォーカスを実現。ズーム域で繰り出し量が変化する2群インナーフォーカスにより、最短撮影距離は全焦点域で0.5m。 ーー 引用終了)
(確かに!たしかにオートフォーカス時の音が、とっても静か、というのを実感、体感できます。ほんと。自分のEOS40Dで普通にAFピント合わせをしておいて、そのままAF/MFスイッチ切り替え操作なしで、すぐピントリング操作、微調整をする!という操作の流れが、とても効率的で、手にしたばかりですがその具合の良さをすぐ感じました!これ、個人的にかなり好印象です(^-^) )
手もとにあるCanon(for EOS40D APS-C)レンズは、EF-Sの18-55mmと55-250mmズームレンズの二つだけです。焦点距離については、この二本のレンズですべてカバーしてしまう、28mm-105mmですが、「EF-Sではなくて、古い時代のEF」レンズという点がポイントです。
もともと35mm版フィルム時代の古いレンズは、現代的に言えば「フルサイズ・イメージセンサー対応レンズ!」ということになります。
(その意味ではこの28mm-105mmレンズは、APS-Cセンサーサイズの手持ちEOS40Dに取り付けると、だいたい50-150mmあたりの標準・中望遠ズームレンズに変身してくれます)
そして何よりも、様々な理由(当時多く供給された、ピキピキカリカリ描写タイプではない・・・などなど)でこのレンズは現在中古市場でかなり安価に入手可能なCanonレンズの一つになっています。
また今後、フルサイズセンサーカメラボディも追加予定があったりする場合、EF-Sではなく、扱いなればEFレンズが一つあればすぐフルサイズ撮影を楽しめそうですね。(・・・ですよね)
・・・と、そんなこんなで、三本目のCanonレンズが今日届きました。
(基本、AFレンズでMF,AF切り替えスイッチ付き・・・でも、絞りリングはこの時代でもすでについていないんですねえ。)
(手前の、幅の狭いギザギザ滑り止めの付いたリングが、ピント合わせ用リングです。前方の大きなリングはズーム調整用リング。・・・ 面白いのはオートフォーカスモードで、フルタイムMFでもあるのだそうで、ぱぱっと半押しでピントを合わせておいて、そのあとピントリング操作して自分の欲するピントを得ることが出来る!というのは・・・これすごくいいかも!)
(24mmではなくて、28mm-105mmズームです。個人的に真偽のほどを判断する識別能力がないのですが、評判の Lレンズ のプロトタイプのようなレンズだという話も見聞きします。EF28-105を最近のデジタルカメラボディに取り付けて撮影した場合、フィルムとデジタルで根本的な組み立てが異なるので、デジタル用のLレンズと比較するのは無理があると思いますが、もともとの氏素性にすぐれたレンズ製品なんだろうと想像して、試してみたくなりました。)
〇届いた夜、星空を撮影して見る 2020.09.25
(画像クリック>拡大表示)
28mm側で東の空へ上ってきている「すばる」=プレアデス星団を撮影。(絞り開放f3.5 ノートリミング)
(画像クリック>拡大表示)
105mm側で南に明るく輝く火星を撮影。(絞り開放f4.5 ノートリミング)
CanonEOS40D ISO1600(常用上限) 絞り開放広角f3.5 望遠f4.5
シャッター速度 広角での撮影 5秒 望遠撮影 1秒
三脚に固定して、星の追尾撮影なし
・・・・ さささっと撮影してみました。届いた中古レンズはライトを当ててチェックしてみれば、若干レンズに曇りがありますし、レンズ内部にはかなりホコリも入り込んでいるのが確認できました。・・・が、極端に撮影に影響しそうでもないかな、と思っていたのですが・・・・
思った以上に、画面四隅まで(個人的には)十分な星空(撮影対象が無限遠で、点の画像)が写し取られているように思いました。
あー幸いです。ずいぶん安価で市場に出回っているレンズなのですが、なんかこのEF28-105!いいレンズのような感触です。
何よりも <<これはいいなあ>>と思ったのが、
「フルタイム・マニュアル・フォーカス =ピント合わせ」タイプのレンズだということだったのですが、その仕組みに関係するのか、ピントリングをくるくると回すと・・・クルクルといつまでも回ります!
従来のフィルム時代のマニュアルフォーカス・レンズは、ピントリングを操作すると端まで行くと「カチッ」と突き当たってしまいます。
問題は無限遠の撮影対象の場面で、カチッピントリングがいちばん端までまわったところで・・・遠くの点の星にピントが合わない(無限遠が出てない)・・・というケースです。
それはそれで「ちょっとピンボケ星空」は星が大きくきれいに映るのではありますが、 やっぱりきちんと!ピキッと!星のきらめきを撮影したいなあと思う時には、無限遠の出ていないレンズは「使えない」ということになります。
その点、AF(オートピント合わせ)レンズであっても、フルタイムで手動ピント合わせが出来るようにもなっているタイプのレンズは、上の「無限遠問題」からは一発で開放されます。
今回のEF28-105レンズは、
〇 極端に安い!というのも良かったですが、
〇 その写りも「思った以上かもしれない」というファーストインプレッションですし、
〇 EF-Sと違ってフルサイズEOSでそのまま使うことが出来るレンズ、
〇 その上、星空撮影では「無限遠問題一切なし」というおまけまでついてきました。
うーん、これはいい買い物だったかもしれません!(^-^)
〇 届いた翌日、日中に試写 2020.09.26
昨夜は届いたその夜に星空を撮影して見ましたが、その翌日、今日は日中にプチ菜園のピーマンで試写をして見ました。
昨夜星を「絞り開放」で撮影して見て、「点」になって撮影できていたことに驚いたのですが、今日は日中にやはり絞り開放で撮影した時、背景の「ぼけ」がどのような映像になるのか? その点だけをまず確認したいと思いました。
(EF28-105mm 28mm側開放撮影 f3.5)
(EF28-105mm 105mm側開放撮影 f4.5)
単焦点レンズではなく、ズームレンズなので絞り開放での撮影にはそれほど高望みはしていなかった・・・のですが・・・・
(^-^)なんか、とても落ち着いた、しかも柔らかな背景の様子が、ズームレンズらしくないなあ!・・・これが第一印象です。
(この場合ズームレンズというのは、APS-Cセンサーサイズ用のCanon EF-S 18-55mm 55-250mmの二本のレンズを、個人的には前提として思い浮かべています)
・・・というより、ズームレンズなのに、単焦点レンズのような写真を撮ることの出来るレンズだなあ!と驚きと、喜びを感じさせてくれる EF28-105 です。
なんか、このレンズいいなー、いーなー。届いたばかりのレンズをカメラに取り付けて撮影して見たところ、驚かされてばかりで、とても好印象です。
今日日中の撮影では、切り替えスイッチをAFにしておいて、シャッターボタン半押しでピピッとピントを合わせておいて、その後、そのままフルタイムMFなのでピントリングをさらに微妙に動かしてピント合わせを行いました。
どの被写体にレンズを向けても、最初に半押しでピピッとやっておいて、それからピントリングをちょっとだけ回すことで、常に自分の思うピント合わせが実現してしまいます。
「オートフォーカスながら、フルタイム手動フォーカスOKのレンズ」
これ、かなり使いやすいタイプのレンズだなあとすごく感じました。
(もともとEF、35ミリ版用レンズなので、今後デジタル一眼レフカメラでもAPS-Cセンサーサイズではなくて、今でいう「フルサイズ一眼レフ」ボディを手にすることがあるとしたら、その時、そのまま利用可能な EF28-105mmレンズです! 本来その一点が入手理由だったりしたのですが・・・うれしい誤算で、このEF28-105mm、すぐに色々な場面で常用レンズになりそうなポテンシャルをもったレンズのような気がしています。今後が楽しみです。)
〇 ズーム操作時 レンズの伸長
現在手元で常用している一眼レフカメラ、CanonEOS40Dに取り付けた様子
(画像をクリック > 拡大写真へ)
(EF28-105mm 28mm広角側の状態)
(EF28-105mm 105mm望遠側の状態)
このレンズ詳細はCanonHP
このレンズは I型 と II型 があるようです。
今回購入したのは4000円ほどのものを見かけてしまって、後先考えずその場ですぐクリックしました。安かったのでたぶんI型の方だと思います。
(中古相場は変化するかもしれませんが、おおよそ五千円から六千円くらいというインプットデータを記憶していました)
〇 EF28-105mm アップ、背景のボケ具合 2020.10.03
EF28-105mmで小さな家庭菜園を撮影して見ました。アップで撮影した時に背景のボケ具合はどのような感じになるのだろう?
(広角28mm側での撮影 画像クリックで拡大表示)
(望遠105mm側での撮影 画像クリックで拡大表示)
今まで使用しているCanonレンズ、EF-S18-55mm , 55-250mmのパキパキした描写に対して、EF28-105mmは全体にふんわりとした柔らかい描写だなあと感じていました。
今回、赤いピーマンを撮影して見て、その背景の様子がずいぶんちがうという点が印象的に感じました。EF28-105mmはCanonレンズですが、もうひとつのPentaxカメラ、レンズで撮影した時のような傾向の描写のように、個人的には感じました。
EF28-105mmそのものは、デジタル一眼レフカメラ以前の、フィルム時代のカメラに装備されるレンズなので、その設計段階で「デジタルセンサー特性」を考慮に入れる設計はなされることはないはずですから、その意味ではその後の「デジタル一眼レフカメラ用設計のレンズ」とは、良くても悪くてももともとの性質、特性が大きく異なるのは当然のことかもしれませんね。
ともかく、EF28-105mmではまだ身の回りのものにレンズを向けて限られた試写しかしていない状況ですが、個人的には思った以上に予想に反した「面白い、興味深いレンズ」だなあという感想を持っています。
〇EF28-105mmで窓の外をスナップ
105mm望遠側でスナップした上の写真は、全体にふんわり柔らかい描写なのですが、葉全体がボケてしまわないように被写界深度確保のため絞り値をf8にしてあるのですが、その向こうの背景はいい感じにぼけています。
10月になって日暮れが早くなったため、すっかり秋らしくなった日暮れの日差しを受けた窓の外の様子を撮影しようと思ったのですが、ほぼ見たままの雰囲気をそのまま写真にすることの出来るEF28-105mmです。
〇EF28-105mmで中秋の名月、曇り空をスナップ
中秋の名月ということで、週末の夜に中庭に三脚を持ち出したところ、夜空全体が雲に覆われてしまってました(^-^;)。
でも、おかげでまぶしいほど輝いている月に「部分的NDフィルター」をかけたようになったおかげで、月のすぐ隣でその存在を主張している「火星」も一緒に撮影することが出来ました。
夜空で、火星の光量と、月の光量は、あまりに違い過ぎるので、この両者を一枚の写真に収めるための露出設定は・・・難しいことになりそうなのですが・・・・幸い月とカメラの間にいろいろな厚みの雲が流れてくれるので、ちょうど具合のよさそうな「透過光量」になる雲の瞬間に、シャッターを押しました。
EF28-105mm 望遠側で絞り開放撮影ですが、点描写の火星がレンズの収差で「三角形」になったり、「極端に変な色の飾りがついたり」することなく、絞り開放状態でも目の前の景色をふつうに撮影することが実現しているこのEF28-105mmレンズは、なんかとても「いいレンズ」のような気がしてきています。
発売当時、人気メーカーCanonのカメラとセット(キットレンズ)ということです。現在も中古市場にたぶんかなり大量にあるのでしょう、そのせいかとにかく安価に入手できるレンズの一つがこのEF28-105mmです。 これは入手出来て本当に良かったなあと、届いてからこの数日、試写をするたびに繰り返しそのように感じています。(^-^)
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