☆航空無線とアマチュア無線のii-blog

<無線局 JN4VWH + 模型 カメラ DTM DIY キャンプ>

J-ACARSとWACARS

2007年03月24日 | 飛行機RCプラモデル
2007年03月24日
J-ACARSとWACARS [ 航空無線 ]
広帯域受信機(VR-5000)でAcars信号を受信して、J-ACARSとWACARSを同時に起動させて見ると、全般的にJ-ACARSの解析エラーが少なく、メッセージの復調レベルが高いのが顕著でした。


J-ACARS

(ただし、この場合PCのオーディオ音量調整と、無線機の音量調整はJ-ACARSに最適化した状態なので公平な評価にはなりにくいのですが、それでも一応無線機の音量調節を変化させて、ソフトWacarsの要求する音量にも合わせるように試みてみました。
逆に、Wacarsに最適な音量設定を行うと、今度は逆にJ-ACARSにとって正常動作に厳しい状況になるようで、こんどはWacarsの方が順調に信号をデータ化するようです。 もし二つのソフトを最適な状態で同時に動作させようとすると、それぞれのソフトにちょうど都合のいい音量調整のポイントを見つける必要がありそうです。)


WACARS

無線機とWindows上での音量調整がそれぞれのソフトでうまくセットできた時の解析レベルはどうか?という視点で見ると、セットアップしても信号をメッセージデータにする時に比較的エラーの多いWacarsに対して、J-ACARSでは音量セットの後の動作が非常に安定しているのがはっきり違いとして感じられます。

具体的に言えば、航空機の位置情報を含む信号を受信した場合、J-ACARSではほとんど取りこぼしなく位置情報をデータとして即座に画面にプロットされるのに対して、Wacarsでは位置情報が含まれる信号にもかかわらず完全に変換処理が出来ないままエラーとなって、地図上に航空機をプロットすることが出来ないケースが時々起こります。


今後も、J-ACARSを使っていて気づいたことを、この記事の下にコメントとしてメモしていくことにします。
管理人 




位置情報 ish4さん
ここ常置場所で、航空機のacars信号を受信し「J-ACARS」で解析していると、午前7時を過ぎる頃から信号を受信できるようになるのですが、「位置情報」を含めた信号を航空機がなかなか送信しないので、地図上にプロットされない時間が多いようです。

しかし午前9時半頃になると、上空の多くの旅客機がacarsで「位置情報」を発信するようになる印象があります。画面を見つめていると分単位で地図上に航空機情報がプロットされていきます。

周波数については、こちら4エリアでは131.45MHzよりも131.25MHzでの信号のほうがずいぶん多いように思います。
管理人  (2007年03月26日 09時40分05秒)

返事を書く
訂正・位置情報 ish4さん
航空機の位置情報の受信で、先に「こちら4エリアでは131.45MHzよりも131.25MHz」での周波数でacars信号がより多い、とコメントをメモしましたが、

その後、acars信号の一番多そうな時間帯で受信をしてみたところ、確かにこちら岡山市では131.25MHzの信号のほうが多いようですが、それに対して131.45MHzを利用している航空機の数が決して少なくないように思えました。

131.45MHzの周波数を利用している旅客機は、羽田や伊丹空港を出発して地方空港へ向かっているようです。西日本へ向かう旅客機の多くが131.45MHzでacars信号を発信していて、その中に位置情報も多く含まれていました。

2台の無線機と2台のPCで、.25MHzと .45MHz のどちらもそれぞれ受信して、画面上にプロットしてみたいものだなあと思いました。
管理人  (2007年03月28日 23時33分24秒)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« J-Acarsフリーソフト | トップ | アドオンソフト »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿