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ピント 電子接点付きマウントアダプター

2022年04月05日 | カメラ・ビデオ関連
安価になったCanon EOS5D中古を手に入れて以降、35mmフィルム用Pentaxレンズを、K-EFマウント変換アダプターを使って利用しています。


いくつかのマウントアダプター製品の中には、「電子接点付き」というのがあります。そのタイプのアダプターを選択すると、1970年代のオールドレンズでピントリングを回して合焦させようとする時、「ピントが合うとファインダーの中に赤い枠が光り、カメラボディからピピィとシグナル音」が鳴ります。

・・・でも、そのピント合わせ補助の機能も、どこまで正確かというと微妙だったりするのかもしれません。

個人的にはPentax、旭工学レンズ基部を加工していたりするため、普段遣いで「ピント合わせ補助機能と、実際の写真を見ると、ピントのあった箇所にちょっとズレがあるなあ」と感じていました。


もっとも、そのあたりは個体差の誤差!と自分に言い聞かせて、撮影の瞬間に少しだけピントリングをさらに動かして撮影していました。

また、開放絞り値f1.8から、少し絞り込んで、f2.8 とか f4.0 で、見かけ上のピントのあった範囲=被写界深度を確保して、撮影していました。

そんなこんなで、使ってきていたアダプター利用の<旭工学SMCタクマー55mmf1.8>レンズですが・・・

その「合焦シグナルと実際のピントのズレ」をチェックしてみよう、という気になって、確認の撮影をしてみました。

電子接点による合焦シグナルと、実際のピントの前後のズレを確認するために、長さのある実験被写体として、1/700プラモデル空母赤城に登場してもらうことにしました。

まずは<絞り値開放>=もっとも被写界深度の浅い設定で、しかも出来るだけ<撮影最短距離>にカメラを三脚固定し、テスト撮影することにしました。

 

上の写真は、フルサイズセンサーで捉えたノートリミング写真、そして下の写真はピントを合わせたところの部分拡大・トリミング写真です。

 

この撮影では、「艦橋」を真ん中にし、電子接点付きレンズのピントリングを回してカメラが合焦を知らせてくれるシグナルのなったところで、シャッターを切っています。

・・・で、よくよく見てみると・・・極端に浅い被写界深度のレンズ絞り値開放撮影で、「艦橋」にはピントが合っていませんでした。合焦している箇所はその後ろ (=すなわち、後ピン!)の機銃とその台座部分になっています。


 

同様に艦橋手前にある銃座のもっとも手前で、カメラが「ピントが合いましたよ」という写真では、

 

やはりその向こう側、ピントのあったところが更に後ろの部分になっているのがわかります。


 

飛行甲板の最前列で、甲板を支える日本の柱の手前にピントを合わせ、カメラ場ピピィとピントのあったことを知らせてくれたタイミングでシャッターを切りました。

 

実際の写真では、船首で飛行甲板を支える柱の、左側、少し奥に位置する柱の方にピントが合った写真になっています。

この「カメラによる合焦サイン」と「実際の写真のピントのあったところ」のずれは、基本的に常に< 後ピン >という経験則があったので、いつも撮影する場合は、カメラがピピィとシグナルを発したあとさらにピントリングを「近景方向」へ追加で回して、ファインダーでも目視で確認しながらピント合わせを行っていました。

「どのくらいリングを回したら良いか」という点については、<被写体との距離>や、その時の<レンズの絞り値>などで変化するので、実際の撮影の場合は、カメラが合焦サインを発したあと、さらにリングを回しながら、2,3枚ほどシャッターを切っておく、というやり方をいつもしています。


  (画像をクリックで拡大写真へ)

それでも、ピントリングを回して毎回ピントを合わせる実際の撮影では、写真のピントが前に行ったり、後ろに行ったりしてしまいます。

縦長のプラモデル・空母赤城を使った上の写真では、赤城に特徴的な船体横に飛び出している排気口にピントを合わせるつもりで、レンズのリングを操作してあるのですが・・・結果は、ピントリングの操作のし過ぎ!で、排気口の手前にピントが合ってしまっています。

なかなかうまくいかなくて、難しいのですが・・・でも、「背面液晶、拡大画面表示でピントのチェック」機能の装備されていないCanon EOS5Dでは、ファインダーだけで、自分の撮影しようとする映像のピント合わせをしないといけません・・・・、それが逆に妙に面白かったり、楽しかったりします。

(ちなみに背面液晶のポテンシャルが低すぎて、日中に撮影後の写真を確認しようとしても、背面液晶の画像が・・・その場ではよく見えません!(^-^;) 自宅に戻ってPCに取り込み、ディスプレイ表示するまでは・・・わかりません。 これも写真館にフィルム現像を出すようなもの、と考えて、「楽しみは後で!」と、少しねじれた楽しみ方をしていたりします。(^-^;) )


追記 上の写真はフルサイズセンサーEOS5Dに、標準単焦点55mmレンズを取り付けて撮影した写真と、その同じ写真の一部を切り抜き、トリミングしたものです。5Dは2005年登場の古い一眼レフカメラで、フルサイズセンサーの画素数は1200万画素になっています。

=大きなサイズのセンサー面積に、大きなサイズの受光画素がならんでいる、ということなのですが、手持ちのAPS-C(少し小さなセンサ面積に、小さなサイズの画素がならんでいる)とくらべて、

・・・・なんか写真の一部をトリミングしたときの、画像のきれいさが、Canon EOS5Dは優れているなあと、使うようになって以降、たびたび感じることが多いです。

このセンサーサイズの違いは、真っ暗な夜空の星を撮影するときなど、その僅かな光を撮影する時に、面積の大きいセンサー=ひとつひとつのサイズの大きい画素!のカメラで撮影すると、APS-Cセンサーサイズカメラと、撮影設定そのものが異なってくる、というような話もネット上にありますね。

同じCanon5Dでも、後継機種のMarkII になると、2000万画素をこえているようなので、もし5D初代を使い切ったら、その時には後継機種を試してみたいなあと思っています。
(MarkIIでは、動画撮影も可能になっているし、背面液晶でピント拡大表示も可能になっているので、5D と 5DmarkII では、基本スペックがずいぶん違っているようです。)


追記 せっかくの空母赤城撮影・・ちょっとモノクロ風に!

 
  (画像をクリックで拡大写真へ)




 

<<Canon EOS5D(初代)>>
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<<Takumar 55mm f1.8 レンズ>>
<<Takumar 55mm f1.8 レンズ>>
<<PentaxM135mm レンズ>>
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