標準鍵盤(サイズ)のMIDIキーボード&コントローラーYAMAHA KX61・中古が届きました
( Amazon 詳細:YAMAHA KX-61 MIDIキーボード/USB )
(KX61: およそ 幅94センチ 奥行35センチ 高12センチ 重量4.3kg)2016.01.11
サイズも大きく見た目もずっと以前のワークステーション並みの堂々とした見た目になっています。が、このキーボードは鍵盤こそ付いていますが単体では音が出ない装置です。PCにUSB接続して操作するための外部コントロール・デバイスです。
・・・と、いうことは先に購入して使っているKorg MicroKey61鍵盤と同じことになります。
・・・が、今回購入したポイントは、コルグのキーボードが「ミニ鍵盤」装備のデバイスで、今回のYAMAHAのキーボードは「標準サイズ鍵盤」のデバイスという違い!が第一のポイントでした。
普通サイズの鍵盤でも、ミニサイズの鍵盤でも・・・どうせ初めてのことで、まともに弾く能力がないのだからどちらでもいい!と、本当にそのように考えて最初コルグのミニ61鍵盤を購入しました。 鍵盤は小さく幅も狭いほうがちゃんと指が届いていいだろう!と思ったりもしました。
ところが、その後「単体で音の出るシンセサイザー、Roland Gaia」を手に入れたことで、他方では標準鍵盤も触れることになりました。確かにミニ鍵盤よりは大きく、幅も広いので手を広げて指の届く範囲は小さくなるのですが、・・・ですが、しだい次第に「 自分の手の大きさに対して自然に鍵盤を押すことが出来るのは標準鍵盤 」ということが実感されるようになりました。
手を鍵盤の上に置くと、自然に指がそれぞれの鍵盤を押しやすい位置になっているのは標準鍵盤の方でした。
ということで、同じ61鍵盤でも、標準サイズの鍵盤が欲しいなあと思うようになりました。当初は普通にもう一台シンセサイザーを用意するつもりで物色していたのですが、49鍵盤シンセサイザーではなく、61鍵盤のシンセサイザーとなるとこれはもうずいぶん高価なものになります。( 手元のローランドガイアは確か37鍵盤 )
ならば中古で・・・と、さらに物色してみました。3年前、5年前、7年前、10年前、15年前のシンセサイザー・・となると、中にはお手軽な価格になっているシンセサイザーもあるのが分かりました。
しかし!しかしながら!時代と技術の進化の過程に存在するそれら個々のシンセサイザーの「基本仕様」「特徴」が、現在のPCとUSB接続してDTM(デスクトップミュージック)を行うためのシンセサイザーとしては、細々としたことまで十分に判別、識別する能力が自分に無いことも分かりました。
個人的なポイントとしては「標準61鍵盤」がスタートなので、シンセサイザー部分をごっそり削り落としたMIDIキーボードの中から探せばいい!とサーチエリアを変更しました。ところが、標準サイズの鍵盤が61個もついた装置となると、そのどれもが安くはなくて、もう少し追加支出を覚悟したらシンセサイザーが購入できたりする状況でした。
ならば、MIDIキーボードの「中古品」!!!
・・・・ということで、ずっと頭のすみにおいて時々思い出したときにチェックをしていたところ、つい先日出くわしてしまいました。もう見た目とそのサイズはまるでシンセサイザーのYAMAHA KX-61に。 PC上のコントロールをキーボードパネル上で操作可能になっているのは覚えがありました。 「机の上に置くとでかいよなー」と思いつつ、自分の乏しい知識の範囲内でもとても良く出来たMIDIキーボードであるのは確かなので、OK。
なおかつ、おそらく付属の備品やディスク類が何もない、ということが理由か、大手楽器店の中古取り扱いページに一万円とちょっとで出てました。 「電源ケーブルを何とか作って」「USBケーブル接続」できたら、この装置は十分稼動してくれるので、OKです。
同じくYAMAHAのMX-61というシンセサイザーを六万円ほどで購入・・・するかぁ?とか思ったりしていたので、そのことを思うと一万円ちょっとで「標準サイズ61鍵盤」をひとまず手に入れるというのは悪くないよなあ、と今回の購入となりました。
2015年の十月頃から年末にかけて、たまたまYoutubeで見つけて気に入った「我是歌手」という動画などでいくつかの曲を「耳コピー」したりして遊んでいるところなので、ちょうど「標準サイズ61鍵盤」のMIDIデバイスに出くわすことが出来たのは幸いでした。
ということで、MIDIドライバをインストール、机の正面の安定化電源から12Vをキーボードに供給して、USBケーブルを接続、ついでにキーボードパネルからPCソフトを制御するリモートツールもダウンロードしてインストール、無事動作確認が出来ました。
同じ61鍵盤でも、ミニ鍵盤を左右の手で押さえていたときと違って、多少左右の手が遠く離れた感じがしますし、例えば1オクターブ離れた音を親指と小指で押さえると「手を一杯に広げた状態」でちょうどぴったりになります。ミニ鍵盤の時は1オクターブ以内のミスタッチや、同じくらいの確立でオクターブを越えたミスタッチをしていて、なかなかミニ鍵盤用の1オクターブの親指と小指の位置が決まらなかったのですが、標準鍵盤では(1オクターブを越えて押さえるのは難しいですが)、ぱっ!と広げた状態でほぼOKです。
ともあれ、そのようなタッチの違いを体感したかったので、その点においてはさっそく確認が無事スタートしました。
・・・そういえば、キーを押さえた時の重さ、反発の力もコルグのミニ鍵盤よりはぐんと強くなっているのが印象的です。
追記 USBバス駆動
「生産終了品」パンフレットをメーカーサポートページでダウンロードしてみると、USBで接続するだけで、そこから電源を得て動作する、というようなことが書いてあるのを見つけました。早速試してみたところ・・・おお!(^-^) 電源ケーブルを挿して供給しなくても、USBから電源を得てKX-61が普通に動作しました。 へーーー(^-^)、すごい。
追記 DAW:CUBASE と KX-61の連係動作について 2016.01.17
CUBASEなどいくつかの主なDAW(PC)ソフトを、MIDIキーボードKX-61パネル上のボタンやツマミで制御できる!というのが、特徴のひとつです。・・・が、それはKX-61発売当時のCUBASEバージョン4とのことです。
我が家でPCにインストールしたCUBASEは、ZoomのマルチトラックレコーダーについていたCDからインストールしたもので、バージョンは6です。
ということで、どうもUSBケーブルを接続するだけですべてのセットアップが完了!!!とはなっていない様子です。
それはそうでしょう、KX-61からしてみると、CUBASE6なんてのは「未来のアプリケーション」なわけで、まだ見ぬアプリケーションに対応しろというのが無理なことかもしれません。( 一般的にはこの「機能の引継ぎ」をして、進化発展を足踏みするか、 過去の引継ぎを振り払って「最新の進化」をするか、常に選択が求められるところです。)
YAMAHA KX-61 商品ページ
このTOPに、Cubaseの後のバージョンとKX-61パネル上のボタンやツマミの連係動作について書いてあります。
「・・・これらは技術的な理由により、残念ながら今後改善される見込みがございません・」
ということで、KX-61の大きな特徴の一つ、キーボードパネル上からのDAWアプリケーション制御のいくつかは( ・・・動作するものもある )、制限されるということが分かりました。
あとは、どれだけ手動で関連付けの設定を進めて、便利に動作させることが出来るか?ということになります。
でも、個人的には実はそれほど気になっていません。KX-61からDAW操作は出来なくても、普通の標準鍵盤が61個並んでること、それに、アルペジエーターが機能すること、この二点だけで実は満足していたりします。
追記 標準キーボードのこと 2016.02.09
もともと将来的には Korgのマイクロアレンジャーを購入するつもりでした。この機種はいわゆる「ミニ鍵盤」が付いているシンセサイザーでした。
そんなこともあって、とりあえず同じKorgのミニ鍵盤のマイクロキーMicrokey61・MIDIキーボードを購入していました。
なにせ初めての鍵盤なので、個人的にはミニも標準もありません(^-^;)。どちらでもいいだろうと思っていました。
ところが、その後購入したのが、あれれRolandのGAIAという電子音製造装置とでもいうタイプの、向いた方向が全く逆のシンセサイザーでした。で・・・、これについていた鍵盤が「 標準サイズの鍵盤 」でした。
Korg MicroKey61 / Roland SH-01 GAIA (37鍵盤)との間を行き来するうち、鍵盤の大きさ、幅が違うことで、押さえる時の動きも違ってきました。
こまった・・・、しかたない、じゃあ標準鍵盤の安いMIDIキーボードを探そう。(なにをやってるんだか(--;))
ということで、YAMAHA KX-61中古 を入手することになりました。
届いたKX-61で初めて鍵盤を押した時・・「鍵盤がでかい!」と思ったものです。(^-^;)
そんなKX61ですが、届いて以降、ずーっと使っています。ミニ鍵盤はすっかり使わなくなってしまいました。
不器用な右手と左手の指で鍵盤を押さえる時には、小さく幅の狭いミニ鍵盤を押すよりも、大きく押し込んだ時に動きの大きい標準鍵盤の方が、自分の手の大きさには「自然」であることにすぐ気づかされました。もうこうなるとミニ鍵盤には戻れません(^-^;)。
そんなこんなで、標準鍵盤で練習をするようになってからは、普通に指を広げて押した鍵盤がどの音になるか、だいたいこの形で鍵盤を押すとどれとどれを押すことになるか、しだいに感覚的にも固定されてきたような気がしています。結果、ミスタッチがずいぶんと減ってきました。( 一番最初と比べての話で、ミスタッチはてんこ盛り状態ですが )
でも、もうひとつ実感したことがあります。
「ミニ鍵盤が弾けても標準鍵盤は難しい」
逆に
「標準鍵盤が弾けたら、ミニ鍵盤を弾くのにそれほど差し障りは無い」
いまではすみに追いやられているKorgミニ鍵盤・Microkey61ですが、小型できわめて軽量ですから、ちょっとした演奏会やライブの時には気楽に持ち出せそうです! < ない!ない! そんなこと今まで一度もないし。
○ 標準鍵盤とミニ鍵盤 2016.02.20
標準鍵盤のYAMAHA KX-61が届いて1ヶ月少々が経過しました。実のところずっとKX-61ばかりを使っています。当初は鍵盤が大きく幅も広いので指が届かないなあとか思ったものの、自分の手の大きさ(手は小さく、指も短い!)に自然なKX-61が手放せなくなりました。(実際ミニ鍵盤のMicroKey61は部屋のすみに立てかけてあるものの、ケーブルを接続していません、ずっと。)
(上:YAMAHA MX-61 下:KOEG MicroKey61 )
( 拡大写真 )
標準の鍵盤とコルグの「ミニ鍵盤」の比較メモとして一枚写真を撮ってみました。確かに、並べてみるとまるで鍵盤の大きさが違う!というのが、あらためてよく分かりました。
ミニ鍵盤の時には、1オクターブを押さえる親指と小指の「間隔」がなかなか定まらなくて、弾くたびにミスタッチをしていたのですが、標準鍵盤だとぐいっと手を広げたサイズがちょうど1オクターブの鍵盤の位置に相当するので、いっきにミスタッチが減りました。
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