ふと思いつきで艦船プラモデルをポチッとやってしまいました。2015.08.26
(赤城 箱絵の拡大写真)
( Amazon 詳細:フジミ模型 1/700 特シリーズ No.35 日本海軍航空母艦 赤城 )
箱には「日本海軍航空母艦 赤城」とあります(^-^;)。ほんとうは就航したばかりの護衛艦いずもが早々にプラモデルで発売されているということで、いずもを買うつもりだったのでした。
しかし、現在の海上自衛隊最大級の艦船、ヘリコプター母艦いずもの大きさが、1/700スケールモデルでどのくらいのものなのか、比較対象のためまずは旧帝国海軍航空母艦の代表的なモデルをひとつ先に作っておこうと思ったのでした。(昨日25日に届いて、現在建造中!!)
○とにかく細かいプラモデル 2015.08.28
初めての艦船プラモデルです。1/700に、1/350というスケールもあるようですが、どのくらいの大きさのものなのか、どんなプラモデルなのか、まったく不明でしたが、1/700スケールでもともと巨大な航空母艦ながらも・・・・船の側面に取り付けるパーツがともかく「小さい」!
指でつまんで取り付けることが不可能なパーツがとにかく多い。こういうプラモデルを作る場合には、精度の高い扱いやすいピンセットが大事なツールである、ということを、今回の赤城で実感できました。
途中で気づいたことに、「奥まったところはあとの塗装がきわめて困難」ということでした。しかたありません、これだけ複雑でややこしい形状なのですから。
ということで、まだ比較的塗装のやりやすい状況で、空母の奥まったところに暗いグレーを塗装しておきました。
途中で気づいたことに「あちこちすぐ壊してしまう」。
説明図に描いてある順序で作成していくと、空母から飛び出るようにアンテナや、各種アームなどを取り付けるようになっています・・・・が、作成作業途中でこれらを端から端から「折って行く」ことになるのに気づきました(^-^;)。
・・・ちょっと持ち上げて、反対側の・・・ああ、ここに取り付けるのか・・・とやっていると、あっちでポキッ、 こっちでポキッ。
・・・あーだんだん、持つところが無くなってきたじゃないかーーーー。(^-^;)
そんなこんなで、とっても新鮮な思いでプラモデル作りをさせてもらっている、フジミの空母赤城です、はい。
○ パーツ取り付け 2015.08.29
とにかく小さなパーツを切り出して、それをひとつずつ船体側面に取り付けていく作業は、いつか終わるよなー、と思いつつ、それでも作業ごとに船の雰囲気が変化していくのを楽しめました。
そんなこんなで、どうやら全体に一通りパーツを取り付けることが出来たようです。まだ取り付けていない(今から取り付けると必ず壊してしまうという理由であとまわし)パーツもあるのですが、ひと段落しました。
他方、艦上機も入っています。九九式、九七式、そして零戦21型がそれぞれ3機ずつ、全部で合計9機あります。・・・あー、これがまた・・・小さい!(^-^;)
最後に、艦首と艦尾にポールを立てて、イカリを取り付け、そして船首に菊の御門を取り付けました。基本的にキットの組み立てはこれで終わりとします。
○華奢・・・
1/48飛行機を中心にプラモデル遊びをしてきましたが、手にとって遊んでいるうちに壊さないよう「プロペラ、脚、機銃、アンテナ」などの「飛び出たもの」は取り付けないようにしています。
それに比べて今回初めて作った艦船プラモデル(空母)は、もう全身がハリネズミのように飛び出たものばかりです。もうすでに小さい機銃の砲身とか、アンテナとか、作成作業途中にいくつも折ってしまいました。
最後に取り付けた艦首と艦尾のポールも、完成後は一切手を触れるべからず!といわんばかりのパーツです(^-^;)。
とはいえ、透明アクリルケースに入れて眺めて楽しむ・・・というほど完成度の高い仕上がりになるとは思えませんし、どうしたものやら。
希望としては、本棚においてある空母赤城を、ふと思い立ったら手にとって眺めてみたい!と思っているので、ポキポキ折れそうなパーツは最初から取り付けないほうがいいのかもしれません。
○引き伸ばしランナー 2015.08.30
空母赤城のキットのパーツは取り付け終わったのに、いままでチマチマとパーツを取り付けてきていた惰性で・・・「何か他に取り付けるものはないかぁ」「何かないかぁ」と中毒症状がみられたので(--;)、船尾の補強パーツを、熱したプラスティックをビィヨーンと引き伸ばして作成し、取り付けました。
このあと船体の塗装を済ませたら、飛行甲板と合体させますが、その時にはさらに補強の鉄骨を取り付けてみようかなあ・・・などと解毒ができていない頭で考えていたりします。
船尾の鉄骨にドリルをあてて、穴をあけてみました(^-^;)。
○1/700 艦載機 2015.09.02
航空母艦・赤城の本体へのパーツ取り付けがほとんど終わりかけた頃から、キットに付属の艦載機の作成、塗装を始めました。
1/700スケールの艦載機は、今まで作ってきていた1/48スケールの戦闘機とは・・・当然のことながら、比較にならない小ささです(--;)。しかもパーツがすべて透明で、もし一気にすべて切り出したらもう何がなにやら分からなくなりそうです。
九七式、九九式艦上爆撃機と、21型零式戦闘機の三種類がそれぞれ三機ずつキットに付属しているのですが、小さく透明な「飛行機の形」をしたパーツは区別がつきにくいので、一つずつ種類を確認しながら作っていくことにします。
(あまりに区別が付かないので途中筆塗りで機体を塗装して、見た目にもシルエットが分かるようにしながら作成することにしました。)
一通りパーツを接着した機体(合計九機)、とりあえず機体の裏側は灰色なので全部まとめてエアブラシで(筆塗りの上に)塗装します。さすがに霧状の塗料を乗せていくと、こんな小さな機体でも均一にきれいな塗装が出来ます。
機体上面が濃緑色の九七式爆撃機だけは、反転させて緑色を吹き付けます。乾燥後はノーズカウルを黒色で塗装し、プロペラをまとめて茶色で塗装しました。(茶色のプロペラは、模型的にあまり輪郭がはっきりしないので、あとでシルバーでの塗装を試してみるつもりです)
比較 零戦21型 1/48と1/700 2015.09.07
1/48スケールでWWII戦闘機を作っていたので、その中の零戦21型と、1/700空母赤城に付属していた零戦21型をならべてみました。
というより、1/48の翼の上にもっていくと1/700一機だけでは分かりにくいので、付属の三機を並べておいてみました。
ともかく、これで付属の艦上機作成が終了です。
空母赤城の甲板にデカールをはる
甲板上の白線は、初めての艦船プラモデルということもあって、とてもマスキングをしていく根気は当初から無かったので、あっさりと付属のデカールを貼り付けました。
昇降機の部分は、乾燥したデカールにナイフを入れて、そこへマークソフターを使ってデカールを軟化させ綿棒で押さえつける作業を追加しました。
でも光線の向きによってはデカールの白線三本の部分が、その両側の甲板と少し色合いがことなります。なるほど、これを嫌がるとしたら、白線も塗装するのがいいわけですねえ。なるほど。
ともあれ、甲板部分はデカールの上からつや消しクリアコートを吹き付けて作業終了です。
あとは、船体側面の細かな塗装を残すのみとなりました。
○空母赤城 船体のウエザリング
いよいよ最終段階です。もともと船体の塗装は濃いグレーと薄いグレーの二色でエアブラシ塗装をしてありましたが、そこへエナメル塗料の黒色を凹凸のある部分においていきます。
エナメル塗料乾燥後に、溶剤を付けた筆で溶かしながら伸ばしていきます。
このあと、さらにもっと細かいところにエナメル塗料・黒色をのせて、現在乾燥中です(^-^;)
○ 1/700スケールの艦船乗組員 2015.09.11
空母赤城に搭乗する乗組員が今週届いていました。初めてのエッチングパーツということで、金属用のプライマーはもっていませんので、代わりに薄めたラッカー塗料をエアブラシで吹き付けておきました。
左が鉄道模型用のフィギュア・1/150で(これでも初めて目にした時にはなんと小さいフィギュア!!と思ったのですが)、右が1/700艦船プラモデル(ジオラマ)用のフィギュアで、もう別格に小さなフィギュアです。
( Amazon 詳細:1/700 乗員フィギュア 海魂 OceanSpirit [H012] officers & sailors )
一枚に乗組員が・・・とにかくたくさん・・・(^-^;) 薄いぺらぺらの乗組員ですが、
拡大してみると、それぞれが持ち場で何やらあれこれやっている瞬間の様子になっています。・・・すごい!(^-^;)
先に購入した一号艦「赤城」に加えて、二号館「あたご」にも使えるだろうと、1/700フィギュアに手を出してしまいました。
○ 塗装完了 空母赤城1/700フジミ 2015.10.03
初めての艦船プラモデル、空母赤城の塗装を終わりとします。
* 組み立てあがった空母赤城の「アンテナ」「マスト」「機銃」をポキポキ折りつつ
* グレー色を塗装したあと一度クリアトップコートを吹き付け
* エナメル塗料茶色で、艦体の赤錆をつけたり
* 奥まったところのクスミを、エナメル塗料黒色で塗ったり
* 表面の日のあたる部分を明るいグレーでブラシしたり
などなど・・・気が向いたときに手にとって空母赤城と向き合ってきました。
結果的に、艦首、艦尾のマストや、艦橋のアンテナ、そして大小さまざまの機銃の銃身など、上の作業中に次から次へと折れてしまいました。いくつかは再び接着を試みたりもしましたが、完成した後今後も空母赤城を手にとって眺めていると同様に「損壊」させてしまうことはあまりに明白なので、途中からパーツの際接着を・・・・やめました(^-^;)。
空母の前部、後部ともに鉄塔のような通信アンテナが、まだ取り付けていないパーツとして箱の中にあるのですが、これも取り付けは・・・やめておきます。
いわゆるウエザリングは、艦船プラモデルで初めてだったこともあってか、いわゆる「やりすぎ」となりましたが(^-^;)、赤城へ敬意として、そのつもりでおもいっきり赤錆だらけにしてみました。
艦船プラモデルの塗装について
当初、つや消し塗料やつや消しタイプのクリアトップコートを使ったのですが、あまりに赤錆だらけにした空母赤城が「 みすぼらしい残骸 」か、「幽霊船」のようになってしまいました。なるほど、1+1が5くらいになった印象です。
そこで対応策として、甲板も空母艦体そのものも「つやありトップコート」をつかって、生き生きとした現役空母艦船である雰囲気を復活させました。
とくに船体下部、喫水線あたりは海を切り分けて進んでいるということで、大海原の波をかぶった様子を「ツヤありトップコート」をたっぷりと吹き付けてツヤツヤにしておきました。
最後のそうした塗装作業で、海岸線にうち上がった軍艦の残骸----> 長年生き残って今なお現役の航空母艦 に復活させることが出来たのは幸いでしたし、今回の艦船プラモデルでいちばん興味深く面白いところでした(^-^)。
(海上自衛隊イージス艦あたご、も、艦全体のつや消し状態から艶ありのクリアトップコートを部分的に強弱をつけて吹き付け塗装をすることで、ずいぶん様子が変化しました。)
○作業終了 空母赤城 2015.10.06
とりあえず初めての艦船プラモデル、空母赤城は作成作業を終了とします。
まだ取り付けていないパーツや、取り付けたものの作業途中で折れてしまったパーツなど、色々あるのですが、それらを取り付けても今後次から次へと破損させていくのは、このわずかな経験だけでも明白なので!もうこれいじょう「飛び出たもの」は取り付けないことにします。( 最終段階で、残っていた赤城船首の旗ざおを最後に折ってしまいました。)
それにくらべて全体につるりとしたイージス艦あたごは、壊れるところのすくない模型です。
( Amazon 詳細:青島文化教材社 1/700 海上自衛隊 護衛艦 あたご )
プラモデル環境TOP 2014-2015
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