9月29日夜、岡山市上空はきれいな星空になっています。じゃあ、PentaxDA35mmで、絞り開放f2.4での移り具合はどんなものか?試しに撮影してみよう!ということで、Sequatorを利用して16枚重ねて写真にしてみました。
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ISO1600 f2.4開放 15 s秒 JPEG* 16shots
Pentax DA35mmf2.4 Pentax K-5 + GPS AstroTracer
写真右下の屋根やアンテナが、ぶれぶれ、になっているように、ペンタックスのオプションGPS装置をカメラに取り付けて、簡易星追尾をしながら一枚のJPEGを露光時間15秒で撮影しています。
そしてそのJPEGを、専用フリーソフトSequatorで16枚のカットを重ね合わせたものが上の写真になります。
GPSユニットを利用して星の動きを追尾(星が線ではなく、点で写る)するのは、取り付けて電源を入れるだけでお手軽なのですが、複数枚撮影したJPEG写真を重ね合わせるのは、決してお手軽ではありませんでした。というのも、以前は手作業で重ね合わせていたからです。(なので、4枚重ね合わせたらもうこんなもんでいいだろ!といつもやめていましたし、その作業そのものが面倒で,JPEG一枚だけでの星空撮影をしてきていました)
しかしながら、JPEG写真を複数選択して、合成処理開始!のボタンをクリックするだけで、スルスルと写真を重ね合わせてくれるSequatorは、これはまさにお手軽星空撮影のための便利ツールです(^-^;)。
ですが・・・・
たとえば旅行先とか、キャンプできれいな星空のロケーションで、ちょっと撮影したいな!と思った時に、普通の旅行の様子を撮影できるように星空も写真に取れたらいいな!というのが、個人的な星空撮影のスタートなので、お気楽、お手軽に撮影して、すぐ見れる!というのが基本だったりします。
ちなみに、今夜、上のオリオン座の左上の赤い星・ベテルギウスと、その他の明るい星を線で結んだ「冬の大三角」、
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この写真は、JPEGモードのまま、しかも一枚だけ撮影したJPEG写真です。レンズが(ズームレンズのようにf3.5とか、f4よりも)明るいレンズ(今回はDA35mmf2.4)であれば、星を追尾しなくてもいい程度の露光時間、10秒とか8秒で、十分目の前の、頭上の、星の様子を写真に撮ることが出来ます。
上の写真も8枚、16枚と撮影を重ねて、最後にPC上でアプリケーションを使って合成したらきれいになるのは間違いないのですが・・・ 個人的には、JPEGで一枚だけでほどほどきれいな星空の写真が取れたらいいなあ、というところで、星空撮影を楽しんでいるところです。
明るいレンズが好ましい、といっても、35mmでf1.4とかの明るいレンズは、それは星空撮影には理想的です。間違いないですね。(かりに絞り開放で多少破綻があったとしても、f1.8にしたり、f2と、少し絞って撮影するだけで写真の様子が変わってくるのが一般的です)
ところが、こうしたf値の小さい=明るいレンズは、レンズの直径が大きく、ガラス素材の体積も大きくなり、レンズそのものもサイズが大きくなります。すなわち、レンズ単体の重量が一眼レフカメラのボディと同じくらい、とか、カメラよりも重くなったりする場合もあるようです。
・・・となると、ちょっととても「お手軽」とは言えそうにないですね。何より実質的に、物理的にその質量は大きく、機材そのものがずいぶん重たいものになります。
その点、今回利用しているPentaxDA35mmは、鏡筒が樹脂製、プラスティック製で、交換式レンズとしてはほぼ最軽量と言ってもいい124gの小型軽量レンズなので、文字通り「お手軽星空撮影」には最適・・・・
なんじゃないかなあ??と、個人的には強く期待して入手したレンズです。
そんなこんなで、今後、絞り開放での星空撮影、絞りを少しずつ絞った場合の星空の様子、など、撮影設定をいろいろ組み合わせて、
「出先で簡単、お手軽に、一番キレイに星空を撮影できる撮り方」を、個人的に試行錯誤、模索していこうと思っています。
◯ 追記 今夜もオリオン座 f2.4 > f4 に絞って撮影 2022.10.01
朝晩気温が下がってきていますが、週明け中旬の雨の後が、一気に寒くなる週間予報です。とりあえず、星の見えているうちに!と、DA35mmレンズで引き続きオリオン座を撮影してみました。
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ISO1600 f4 15 s秒 JPEG* 4 shots
Pentax DA35mmf2.4 Pentax K-5 + GPS AstroTracer
先の撮影では、開放値f2.4の明るいレンズが、そのまま開放で星空撮影可能かどうか?のチェックをかねての撮影でした。・・・が、連続して同じオリオン座、今度は「f2.4レンズの絞り値をf4まで絞ってみたらどうなるか?」と、その点を確認するために撮影してみました。
結果は、開放f2.4だと軽くソフトフィルターを利用したような、星の光が少し大きくにじむような写りをしていたのに対して、絞りf4にすると、星の光が小さく、ぐっと引き締まったような写りになった気がしています。(今後も、幾枚もF値を変化させながら、色色な星空を実際に撮影して試していく予定です)
一枚一枚のJPEG写真が、ほどほどにしっかりとした結像を感じさせる星空写真になった・・・ということで、今回は四枚のJPEG写真を重ね合わせるだけにして!仕上げてみました。(露光時間 15秒*4=60秒)
ともあれ、
夏から秋へと季節が写り、夜の空気中の水分量が少なくなってきていることが原因なのか、夏に撮影した星空よりもたくさん星が写真に写っているような気がします。(岡山市街地で実際に目に見える星は、写真の一部だけ!)
もしくは、PentaxDA35mm単焦点レンズの描画の特性の影響で、星がたくさん写っているようにみえるのかもしれません。
どちらにしても、これから夜空の空気中水分が減って、夜に雲も発生しにくくなって、星空が次第にきれいに見える時期になってきていることは間違いありませんね。
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