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ペンタックス M200mmでオリオン座を撮影

2020年02月21日 | カメラ・ビデオ関連
ペンタックス・単焦点レンズ <Pentax-M200mmF4> でオリオン座を撮影してみました。ペンタックスの一眼カメラK-30を使うようになって半年を越えました。手元にあった50mmレンズ、その後追加された28mm、135mm、200mm、そしてズーム40-80mmと Pentax-Mレンズシリーズがぽつりぽつりと増えていきました(^-^;)。

夜空を撮影するうえで、どうしても望遠の暗いレンズを使用すると星の光を十分にカメラのセンサーに送り届けるためには、長時間露光が必要となります。

ところが地球は自転していて、日周運動のため夜空の星は同じところにいつまでもじっとしてくれません。「 はーい撮影しますからね。動かないでじっとしていてくださいよ。 はいチーズ・・・・ あと60秒じっとそのまま! 」

・・・いうことを聞いてくれませんね。

ということで、星空撮影の使用レンズは、比較的明るいレンズを選ぶようになるのですが、手元の明るいレンズというのは f1.7の50mm、次がf3.5の28mm、135mm、 そしてf4の200mmという順番に並ぶことになります。
(F数値が小さい方が、レンズを通過する光の量が損なわれにくく、結果明るいレンズと一般に呼ばれています)

で、我が家では基本的に50mmレンズを中心に利用してきていました。

ところが‼! ペンタックスカメラのあたまにGPSユニットを取り付けて、GPS情報をキャッチすることで、地球上にいる自分がどのくらいどっちの方向へ動いているかをもとに、カメラ内部のイメージセンサーを制御して、「カメラ本体が星の動きを追尾」してくれるというわけです。 すごいしかけですよね。

このGPSユニットを併用することで、F値の大きい=暗いレンズ=望遠レンズをカメラに取り付けて星空の一部を大きく拡大して撮影することが出来るようになりました。

  

この写真は、<<ISO800  f5.6  30s秒 >> 30秒もの長い間カメラのシャッターを開いたままにして撮影したものです。( つまり カシャ・・・の・・・・ カッ 30秒後に シャッ )

望遠レンズ200mmともなると、狭い画角の範囲の夜空は、30秒も経過すると上の写真の1/3くらいは右へ右へと移動してしまいます。・・・しかし、GPS情報をもとにカメラ内部で追尾するような動きを制御することで、上の写真のように「 一点にとまって撮影可能 」となります。

・・・・とはいえ、下の写真= 画像の中央部分を拡大トリミングしたもの、では、 撮影された画像をぐいーんと拡大表示すると、星がわずかに楕円形になっています。

  
   (画像をクリックで拡大表示)

でも、もしGPSユニットを利用した星の動きの追尾をしていなかったら、楕円形どころか、夜空全体が白線だらけの写真になりますので、 個人的にはペンタックスのカメラは「 たいした仕事をしているなあ 」ととても評価したいと思っています。
( よし星空をアップで撮影するぞ!と望遠レンズをカメラに取り付け、三脚に固定して撮影したとき、いろいろ設定を変えたり、何とか夜空の写真にならないかといろいろ試みて、その結果のすべてが、ことごとくしましま模様の夜空になってがっかりしたことを思い出しながら・・・・(^-^;)
最終的には 「広角レンズならまだしも、50mmレンズでは2秒以内で撮影できないと星が点にならない! 」という個人的実験結果を得ました。 135mm、200mm望遠レンズで夜空撮影は問題外!!!!!!!! )


〇複数枚撮影を加算平均合成すると・・・

Canonデジタルカメラの箱の中にあるCDから、自分のPCに各種アプリケーションをインストールすることが出来ます。その中にDPPというのがあります。
デジタル・フォト・プロ4 この画像処理アプリケーションの中の機能に、複数枚撮影の写真を、重ねて・・重ねて・・・重ねて・・・合成写真を作る!という機能があります。

この合成も、いろいろな合成の方法があるようなのですが、星空撮影写真では「 加算平均」という合成方法を選択することで、 撮影した一枚だけの写真よりも、もっと陰影や輪郭、コントラストがはっきりとし、そしてノイズも少なくなった写真を合成して作り出すことが出来るということです。


その加算平均合成を実際に上のオリオン座の写真でも試してみました。 (まだまだ星空そのものを撮影する、ということそのものが不慣れなので、撮影後の写真を合成処理するステップにはまだ至っていません)

  
   (画像をクリックで拡大表示)

たしかによりくっきり、すっきりとした写真になっていくような予感はします。(^-^;)

なぜこんな中途半端な表現になるかというと、それは加算平均合成の作業や、その前後の画像処理作業の経験値がまだかなり不足していて、基本的にまだ星空撮影写真にまで仕上げる知識と能力が足りていない、と思っています。

実際、上の合成前の写真と、合成後の写真を比較して、 前者はたしかに画面全体に上質とは言えない画像となっていることは明らかですが、後者の写真のようにどことなく<不自然>な違和感はなく、すっきりとした写真になっています。
それに対して後者の写真は、見かけ上画像の質はよくなっているのかもしれませんが、いかにも<つくりもの感>が満ち満ちていて、自分でも気持ち悪いです(^-^;)。

ただこのPC上の画像処理ソフトの「使いこなしレベル」が上がっていけば、上記のような ひどい作り物丸出しの合成写真からは脱皮することが出来るのではと思っています。
個人的には、ごく普通の夜空の写真になるくらいまでは、なんとかレベルアップしたいなあと思っています。












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