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風の向くまま 気の向くまま

風と気の向くままに、日常を。

グダグダでした

2006-01-01 14:51:41 | バイク
大晦日、走ってきました。2005年最後のツーリング。名古屋市から和歌山市まで。普通に行くなら東名阪道-名阪国道-西名阪道-近畿道-阪和道というルートだ。

んがしかし、そんなつまらん事するもんでスカイ。何はともあれ午前4時(この時点ですでにキ○ガイ)に名古屋を出発。
むちゃくちゃ寒い中、上も下も重ね着しまくり&全身12箇所にカイロを貼り付ける重装備。それでも寒い。
そうして東名阪道-伊勢道と乗り継いでたどり着いたは三重県伊勢は二見浦。初日の出ならぬ、最後の日の出を見てやろう。それも夫婦岩の間から登る日の出を見てやるぜ。
さあ、時刻はまだ6時20分。日の出は7時4分だ。この日は風が強くて海は大荒れ、夫婦岩を望む場所にも時折波しぶきがかかる有様。あまりの冷たさに震えながら待つことしばし。ようやく東の空が明るくなってきた。いいぞ、待ってました。
って、あれ。なんかおかしい。確かに空は明るくなってきたが、その中心はどう見ても夫婦岩の間じゃない。それどころか思いっきり外れてる。周りで同じく日の出を待っていた10数人の人たちに動揺が走る。そのときでした。誰かが言いました。
「この時期は夫婦岩の間から日の出は拝めないらしいぞ」
衝撃でした。その場にいただれもが、そう思いつつも口にできなかった言葉です。
そして確かに、日の出は夫婦岩にかすりもしませんでした。それどころか、日の出は島影にさえぎられてまったく見えませんでした。
目の前に見えるは、荒れた海と夫婦岩。一体この寒い中、おれたちゃ何をしていたのだ。
こうして、大晦日最初の目標は無残に打ち砕かれたのでした。そしてその場から駐車場に向かう道で見つけた看板。



・・・。
なんでだろう、この疲労感。ちゃんと案内出てるやん。来た時にゃぜんぜん気づかんかったぞ。はーあ。もういいです。さいなら。


こうしてその場を後にしたのでした。





















ならいいのだが、この後トイレに行ったのですよ。体が冷えすぎたのか、おなかがゴロゴロとしたもので。そして用を足して紙に手を伸ばしたその瞬間。

ねえ。紙がねえ。なんてこったい。

個室内を見渡します。どこにも紙がありません。衣類のポケットを探ります。紙は財布の中にしかありません。やべぇ、どうする俺。


紙幣で拭く?そんなことができるか。ならば指で拭うとでもいうのか?勘弁してくれ。


この寒いのに下半身露出してどれほどの時間、固まっていたでしょうか。誰かがトイレに入ってきました。もうここは恥も外聞もねえ。今を逃したらもうだめだ。勇気を振りしぼって声を出しました。

「スンマセン、紙、とってもらえませんか?」

親切にもそのお方、隣の女子トイレにいた奥さんに声をかけ、紙を取ってきてくれました。ありがとう。本当にありがとう。


こうして無事にトイレから脱出、グダグダな出だしでしたが、人の親切に癒されながら次なる目的地へ向かうのでした。

つづく

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