半月

日曜日、午前２時半に目覚める。
そのまま気が向いたので、朝日でも眺めに行こうと午前3時出発。
大晦日ツーリングでも行ってきた熊野海岸に向かうことにした。



上には半分の月が昇る空。満月ではないが、それでもわりに明るい月の光の下を、寒さをこらえつつも走る。これがまた、なかなかに気分が良い。耐えがたいほどの寒さでもないし、車もほとんど走っていない。うん、悪くない。

ちなみに、デジカメってけっこうすごいなと思う。使っているのはキヤノンのKissデジN、レンズはTAMRONの18-200mm。３５のサイズに換算すると望遠は３００mm相当になる。決して超望遠ではない。しかし上の画像の月の部分だけを見ると、月のクレーターまで写ってました。いやはや、面白い。



さて、順調に南へと走り続けて午前6時過ぎに熊野の海岸へ。冷えた体を温めるべく、コンビニで熱いお茶とあんまんを購入。ホントに寒いときには、肉まんよりもあんまんの方が温まる気がするのは気のせいか。
徐々に東から明るくなる空。冬の夜明け前の雰囲気は、なんだかとても厳かで好きな時間帯なのだ。黒から蒼に変わりつつある空には、半月がその輝きを残している。砂浜に三脚を据えて座り込み、ボーっとしつつも写真を撮る。



やがて東の海に日が昇り始める、はずなんですが。生憎とちょうど東の空にだけ雲が出てきてるでやんの。熊野の海岸に日の出を見に来るのはこれで６回目なのだが、一度もまともに見れたことがない。ちゃんと快晴の予報の日を選んでいるにも関わらずだ。ふむ、口惜しや。
ま、雲の隙間から垣間見える太陽もおつな物、としておこう。



さて、朝日を拝んだあとはもはや帰り道。北に進路を取って、無駄に海岸沿いの道を選んでバイクを走らせる。朝日を浴びながら走るのは月明かりの中を走るのとはまた違った愉しみがあるのだ。
途中、立ち寄った紀伊長島の道の駅でマンボウの串焼きをほおばりつつとあるポスターを発見。そこにはこの日行われる渡利牡蠣まつりの案内。行けば格安で牡蠣にありつける。むう、喰いてエ。これは行かねば。そんな訳ですでに通り過ぎていた会場を目指し、再び20KMほど南下。紀北町は白石湖畔の会場に到着。狭い会場にかなりの人手。思ってたより人が多い。何はともあれ行列に並んで焼牡蠣を購入。



大振りな牡蠣が３個で100円！安い!そしてウマイ。たまらん。思わずもう１回並んで二皿めを購入。さらに揚げたての牡蠣フライとたっぷり牡蠣の入った牡蠣ごはん(どちらも１００円)を食べた大満足。400円で牡蠣をたらふく食えるとは。幸せだねえ。
また来年も来ようかな。

その後は海岸沿いに志摩から伊勢へ抜け、伊勢神宮でも詣でようかと思ったがあまりの観光客やら車の多さに嫌になっったので高速に乗り午後4時に名古屋に帰還したのでありました。

この日の走行距離　５９８km

ああ、久々にツーリングに行くと実に気分がいい。やっぱまだまだバイクはやめられねえな。