Hobby545KMFという車両を所有しての悩み事…。
私が所有する車両は2017年式です。
悩みというのは、所謂足まわりですね。車両の最低地上高も低いです。以前所有していたHobbyと足まわりの機構の改良によるものと推測します。
ショックアブソーバーやバネの造りが改良されています。
キャンピングトレーラーはフレームメーカーがこの足まわりも設計しているようです。
HobbyはKNOTTと言うメーカーがフレームを専用設計されています。日本で輸入されている他のメーカーはAL-KOが多いです。
どちらのメーカーも一長一短と言うところでしょうか??
この足まわりのバネが2015年ころより両メーカー共に改良されています。以前はトーションビーム式であったバネがラバーコイル式へ変更。
詳細理由は不明ですが、おそらく…軽量化とコスト、ゴムの再資源化、柔軟性よりCaravanの揺れ対策。
ヨーロッパは再資源化にかなり力を入れています。そこも大きな理由だと思います。また以前のトーションビーム式では軽量の車両は跳ねる事も理由かと思います。
余談ですが…現に2018年よりHobbyで一部オプション設定がある、重量車両向け一軸2,000㎏対応Axleは、トーションビーム式が採用されています。このことから重い荷重を受けるAxleには、向かない構造が推測されます。
AL-KOもKNOTTもラバーコイル採用。
両社の違いは…。ラバーの本数です。
本数から推測すると~KNOTTの方が硬い乗り心地では??と思われるでしょう。
しかしHobby社のCaravanは、走行中のトレーラー内の事を検討し、柔軟性に特化させた設計の様です。
その事より、ヨーロッパでは~7年程度でラバーコイルがヘタってくると言われている模様です。
そこで大きな違いは路面状況かと思います。
ヨーロッパの道路路面は日本より凹凸が少ないと言われています。つまり、日本の道路を走行すると~現国よりラバーコイルのヘタリは早くなる??
日本の道路は左側通行で、左側に道路排水やマンホールが配置されている傾向にあります。この凹凸が柔軟なラバーコイルへは悪影響??
悩みはこのヘタリです!
私が所有するトレーラーはHobby545KMFです。
Hobby社が一軸で制作する車両では最大サイズで、幅も2500㎜です。
つまり一般道路では~幅いっぱいでの走行になります。よって~先程述べた、マンホール等の影響は大きいです。
他にも田舎道の荒れた路面や雪道等の走行が多い方は、やはりラバーコイルのヘタリは早い模様。
ただ単にヘタルだけなら良いのですが…。
キャンピングトレーラーと言う構造より、色々な弊害が発生します。
ボディ構造は建築的には、壁構造です。つまり外部側壁と床パネルその物が構造体!
亜鉛メッキの軽量フレームが基礎ですね。
この基礎フレームへ床板に当たる土台がのっています。
画像から分かるように、土台は大きく左右に基礎よりはね出しています。片持ち状況…これがデメリット…。
タイヤがバウンドすると~リーディングアーム形状が突きあがり、四角のラバーコイルAxleビームを捩ります。この運動で足まわりの突き上げ、突き下りを吸収している模様。この吸収にはタイヤの硬さも大きく左右すると推測しています。
ココが私の車両で、以前投稿した内容に記載していますが…エアコン室外機取付時には、ホワイトトップ社長が見つけてくれました。
ここのボルト形状はテーパータイプです。推測するに、剛接合したいけど溶接するとメンテナンス作業へ弊害。ホイールナットと同じで軸心がズレずに強固に取付可能な形状としていると…。
何故緩んだのか???
色々検討…
見て推測できますか?
フロントへ荷重置いても、リア側へ影響が出る事。そして遣りがちな事…ヒッチ荷重が超過したので、リアへ荷物搭載しバランス取ること。
コレが一番やってはダメな事と言う理由がよくわかります。
私は常に車両重量を測定しています。耐荷重1750㎏のAxleなので、-100㎏を目指しています。
しかし、トラブルは発生しました。
第一段階の修理として、この無くなったボルト補修方法を検討。
新たに穴あけしてボルト取付案もありますが、構造的に良くない事は即わかります。
ここでナット部分はハードロックを採用しました新幹線での微振動でも緩まない信頼性あるナット!
取付ボルト位置の変更はしていないので、構造変位に伴う強度自体の変更はない想定。
全体バランスへの弊害は少ないと考えています。
しか~し悲劇は続きます…(>_<)
修理後…数千キロ走行し、今度は右側の後方ボルトが緩みました。
旅の途中…いつもですが、最低限の工具を持参していたことが良かった…道の駅で点検で緩み発見!
メガネレンチで締め付けし…数百km毎に点検締め付けで、旅を終えました。
すぐにいつもメンテナンスでお世話になっている、アースモータリング社長へ連絡。工場の空きに修理して頂けることに。
アースモータリングではリフトでトレーラーを上げて整備が出来ます
同様に整えて今回は社長が拘り他の方法で…純正ナットに近い形状の対応製品へ交換
ナットは私が拘りハードロック孔の広がりが小さかったので、座金も形状変更しています。
修理方法は良かったと推測。
これで安心して牽ける~と思っていたら…またもや数千km走行後に(>_<)
今度はアクスル前方の緩みが発生しました。
取付部ボルトにマーキングして頂いていたのですが~クルクル回っています。
テーパーナットなので回るだけなら~と思いましたが、やはり緩みも発生しました。
何故??Axleの後方側ボルト強度が変わったから??でも接合位置は変更していない…。
ピン接合ですが~限りなく剛接合として考えたいような構造…難しい(/・ω・)/
元々テーパーナット採用の理由も回転してしまうことを推定しているのかもしれませんね。ナットは緩み対策のUナットですから。
またもや、アースモータリング社長へ相談し対策施工。
今度は純正ボルトサイズの変更はナシでナットは純正のまま使用しています。
これでAxle部の下側の荷重方向のボルトナットは全て緩み対策へ変更されました。
最初からすべてこの状況へ対策したら良かったのかも??
しかしやってみないと分からない事が、この様な修理なのでしょうね!
このAxle補修より、弊害はありました。
ショックアブソーバーも左がスカスカにヘタリ、前回ブログ記載の通り新品へ更新。
これが左Axleボルト破損への影響か否かは不明です。ショックアブソーバーは走行バランスより2本セット交換しています。
ボディ構造で床板がフレームより左右に張り出していることが、デメリットと記載しました。
これは何故と思われるかも知れませんが…走行中のフレームの歪みや車両全体の歪みを側壁で耐えているからです。
柔軟性をもったラバーコイルは、新車で牽くと~以前のトーションバー式との違いはすぐに分かります。コトコト感は低減します。しかしHOBBYは柔らかいレートを選定していることが~ヘタルと…最悪(>_<)
ラバーコイルが劣化すると、突き上げ、突き下げが激しく車両へ伝わります。
その歪みを全て側壁が受けて、フレーム変位や車両全体の変位も受けている模様…。
そこで影響が出るのが、基礎となるフレームから張り出した床板です!
基礎となるフレームからの変位を床板→側壁と受けます。すると~板厚方向で荷重を受けなければならない床板が一番弱点!
フレームより張り出しが無ければ良いのでしょうけど~コレが構造上仕方がない。
独自ですが、ヨーロッパトレーラーのユーザーに聞いてみたところ、Axle(アクスル)弊害が出ている方はいらっしゃいました。これはメーカー問わずですね。
症状として、初期は外部後方樹脂パネルが浮き上がったり。ルーフコーナー樹脂パネル割れ。ルーフパネルに間仕切り下地跡が見える。床パネルクラック…。
大体の方が前兆の症状は同じでしたね。ココで気付ければ、大修理とはならない可能性が高いかも??
日本人の考え方で良く聞くのは、車軸部分のAxle耐荷重が○○○○㎏だから~安全率考えると…。
この考え方はNG!
海外製品にこのシナリオは通用しない模様ですよ。
だから耐荷重より安全荷重を目指す事が大事。
ヒッチ荷重も同じです。軽くする為に、後方へ荷物移動…。
絶対にダメとの事です。Axleへの負担もフレームや側壁への負担も増加し、最悪な状況です。
アクスルの取付方法に伴うフレーム変位検討を簡単に模型を作り妄想
この図面を書いてみて、ショックアブソーバーの取付方法の理由が~(^^)
しかし自由長の短い足回り…即、フルボトム状況!
HOBBY社もKNOTT社も色々検討されている模様で、2018年式以降のHOBBYでは明らかに最低長高も変更されています。とは言え、足回りの自由長の変更があるようには見えません??
近年の年式Axleです。見た目では全くわかりません(;^_^A
何かが変わっています。
進化していきますね~(^^)
あまり見る場所でもないですし、ユーザー車検等ではなかなか確認されていないと思います。
時間がある時に、たまには~基礎にあたるフレームのボルトが緩んでいないか??
確認されてみてはいかがでしょうか?
※今回内容も、素人な私個人の意見であり公的な話ではありません!このblogを見て頂き、事故にならない様。また大きな修理とならない様に役立てれば幸いです。
笑顔で楽しいCARAVANへ(^^)v
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