30年前、マイケル・クライトンの小説「ジュラシックパーク」を読んで衝撃を受け、すっかりファンになってしまいその後、彼の著書のほとんどを読みました。
琥珀に閉じ込められたハエから恐竜の血を取り出し、DNA解析により恐竜を蘇らせるという設定に驚かされ、当時最新の情報を基に恐竜たちを生き生きと表現した内容に魅入られ、一気読みでした。
以来、恐竜に興味を持ち、TV番組を見たり雑誌を購入したりしてきました。
福井県の恐竜博物館にも行ったことがあります。
盆休みにTVを見ていた時にこの恐竜展のコマーシャルを見て、慌てて行ってきました。
1)ポスター
展示内容が何となく想像できます。
スコッティは現在発見されているティラノサウルスの中では最大の大きさを誇る。
その全身復元骨格標本が見られるだけでも価値がありますね。
2)スコッティ(ティラノサウルス・レックス)
ティラノサウルスは6800万年前の白亜紀に生息していた、最も有名な恐竜の代表。
この個体は1991年にカナダのサスカチュワン州で発見された。
ティラノサウルスの中で最大で、全長13m、体重8.8tと推定されている。
3体のレプリカが制作されており、その内の1体が展示されている。
3)推定年齢は22歳で、顎に寄生して骨を変形・破壊する寄生性原虫によるトリコモナス症状が見られる。
また、右側の折れた肋骨の治癒痕と尾椎の骨折および眼窩付近の穴は別のティラノサウルス個体の攻撃に起因すると考えられている。
他にも歯の衝撃などの異常から、スコッティは他個体に噛まれただけでなく、他の動物に噛みついていたことが示唆されている。
弱肉強食の壮絶な生き様を感じさせてくれます。
一方で最新の研究では、顎に細かな神経が張り巡らされていて細かな動きができ、子供を咥えて外敵から守っていたということも分かってきているそうです。
4)カムイサウルス・ジャポニクス
北海道むかわ町で発掘された、全身の8割が保存されている日本屈指の恐竜化石。
草食恐竜で、肉食恐竜であるティラノサウルスとの違いが良く分かります。
5)ステゴケラス
小型の草食恐竜。
6)ミモオラペルタ(鎧竜類)
7)始祖鳥
鳥は恐竜から進化したことを物語る化石。
8)シノサウロプテリクス
世界で初めて発見された羽毛を持つ恐竜化石。
鳥と恐竜の共通点が多く、今や鳥が恐竜から進化したことは疑いがないようです。
9)ヴェロキラプトル
「ジュラッシクパーク」では凶暴な上に、知能指数が高く、群れで狩りをするなど最も恐ろしい恐竜だとされていましたが、最新の研究成果ではそこまで脳は発達しておらず、狩りは単独だったと考えられているとか。
10)ティラノサウルス・レックス
この模型には羽毛は生えていませんが、今では羽毛を生やしていたと考えられています。
大きさからでしょうか、化石の骨格標本の方が迫力を感じます。
名古屋ボストン美術館は2018年に閉館してしまいましたが、今後もこのような展示会を開催されることを期待しています。
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