なんとめでたいご臨終 ~小笠原文雄~

2017-11-06 | 
図書館で借りてきた。母がそのタイトルをみて(^◇^;)という顔をしていたが、実にホッコリさせてくれる内容だった。著者は訪問医で、自宅で最期を迎えた人達の暖かいエピソードが集めてあった。



乳がんを放置して15年も生きた人の癌写真や、臨終直後のご遺体の前で家族と一緒に笑顔で撮った記念写真が掲載されていたのにはぶっ飛んだが、「旅立つ人が希望死・満足死・納得死ができたなら、離別の悲しみはあっても、遺族が笑顔で見送ることができるのです。『なんとめでたいご臨終』と言わずにはいられません」ということらしい。

人は誰も終末はピンピンコロリンと逝きたい願っているだろうが、実際にこんな幸せな終末を自分で選択できるとは想像できなかった。患者、家族、在宅チームの信頼関係があってこそだと思うが、近い将来親を見送るとき、いつの日かの自分のときの参考にしたいと思った。

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2 コメント

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1人の時は死なないらしい (にゃんころりん)
2017-11-06 21:21:08
pukariko さん こんばんは。

この本には1人暮らしの人も登場していました。
お友達、近所の人、知り合いetcに見守られて亡くなった人もいれば、
ヘルパーさん、看護師に見守られて亡くなった人もいました。
人は1人では死なないらしいです。つまり、誰かがそばにいる時を待って
息を引き取ると書かれていました。
しかし、いずれ友人達も同じように年を取っていくし、深いご近所つきあいがなけれ
ばなかなか難しいなぁと思います。
ただ、在宅医療について知るきっかけにはなりましたね。
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プラス思考で (pukariko)
2017-11-06 21:10:41
こんばんは。

>旅立つ人が希望死・満足死・納得死ができたなら

いざというときに自分がそう思えるかどうか・・・
良く生きた人は良く死ねると言いますね。
しっかり悔いなく生きなさい、ということでしょうかね。
独り暮らしでも、やっぱり自宅で死ぬのが幸せなのかな~。
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