野良猫への不適切な餌やり禁止条例成立

2015-04-09 | 
野良猫などへの不適切な餌やりを禁止する条例が、先月20日に京都市議会本会議で可決、成立した。7月1日から施行される。条例では「野良猫など飼い主がいない動物に対し、餌を与えたまま片付けずに腐らせるなど、不適切な給餌で住民の生活環境に支障を生じさせた場合は、餌をやった人に対して勧告・命令を行い、命令違反の場合は10月1日から5万円以下の過料を科す。」というものだたっ。

私の町内にもノラ猫がおり、自治会から「エサをやらないように」と通達がきていた。私はかわいそうだとは思うが、エサをやる以上は最後まで責任をもつ必要があるという考えなので、見て見ぬふりをしている。せめてトイレはくらいは自由にと庭を開放している。

町内にはエサをやっている人がいる。そのおうちの方と話す機会があったのだが、エサはやっているが、同時に捕獲して去勢・避妊手術も受けさせているということだった。すべて自費なので頭がさがる。お手伝いしたいが介護でできないことをお詫びし、その方の所属するボランティア団体への寄付をお約束した。

京都の条例についてはネットに賛否両論が渦巻いているが、こんなことをしても野良猫はなくならない。野良猫は望んで野良になったわけではないし、生まれてきた以上生きていくしかない。野生動物ならば山へ帰ればいいのだろうが、野良猫には帰る場所はない。つまり隣町へでも移動してもらうか、餓死や病死でいなくなる事を期待しているわけだ。

野良猫をめぐるトラブルを減らすためには、猫を増やさないことが重要だ。数が増えなければ、害は増えず、状況はよくなっていくはずだ。
わが町内会でも、去勢・避妊手術をして繁殖を抑える「地域猫活動」に取り組んで欲しいと願っている。



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