保険に入っていてよかったこと

４０歳すぎた頃にそろそろ中年に突入するからと、アリコの医療保険とアフラックのガン保険に加入した。アフラックは終身保険だが、アリコは１５年定期保険だった。

定期保険というのは更新時に保険料があがるというのは知っていたが、まさか２倍近くに跳ね上がるとは想像していなかった。アリコは突然、4,000円ほどから7,300円になった。このまま１５年後の更新時には軽く１万円を超えそうなので保険の見直しをした。

あちこち調べて県民共済に決めたが、過去に２度も入院・手術した前科があるので、契約できるか心配だったためアリコを契約したまま申し込んだ。最近の保険は告知内容が少ないことに驚いた。

めでたく県民共済に合格したのでアリコを解約した。その３ヶ月後に私は腸閉塞で入院する羽目になった。腹痛で救急搬送されて、即時入院を言い渡されたが個室しか空きがなかった。

「個室料金支払えますか？」ときかれたその瞬間、「保険に入ってててよかった！」と思った。が、私の口は「無理です」と動いていた。すると「では個室料金は結構です」とあっさり了解してもらった(^O^)v

たった３ヶ月しか保険料を支払っていなかったので、退院後申し訳なく思いながら県民共済に保険金請求をした。病院から証明書をもらうのにかかった期間より、申請～振り込みしてくる期間の方が短かった。

後ろの山並みが六甲山、左手前が甲(かぶと)山

猛暑続きの真夏に、エアコンの効いた個室でベランダ越しに六甲山の山並みを眺めながら、ただゴロゴロと寝て過ごしただけの３週間は快適だった。絶食だったがなぜか空腹感がわかず、体重が減っていくのも嬉しかった。おまけに２０万円近い保険金までもらって最高の夏休みだった。退院時には自宅まで１万円のタクシー代を奮発したのだった。