善光寺参り

別所温泉で一泊して翌日は長野市善光寺へお参りです。
善光寺は長野県を代表する大寺院。ダライラマも来たとのこと。

本堂は日本の木造建築で3番目に大きい建造物でこれも国宝です。
本堂に阿弥陀如来が安置されている「瑠璃壇」という小部屋の真下にあるとされる「極楽浄土への錠前」に触れるツアーがあるのです。本堂の地下真っ暗の道を辿る「なんだそりゃ？」と言う500円コース。

右側の壁を触りながら恐る恐る歩いて行くのです。なにせ真っ暗ですから。
頭になにかあたるんじゃないか？何が出てくるんだ？肝試しみたい。
歩くこと2～3分。右手にガチャガチャと当たるモノを感じます。
それがそれなのですが…信じるモノは救われると言うのは間違い無いようです。

せっかくの勉強ついでに「牛に引かれて善光寺」について調べてみました。
昔話の１つで、仏の心を持たない意地汚い婆さんが洗濯物を牛の角に引っ掛けていたら、
牛が走り出して追いかけて行ったら善光寺に辿りついたのだとか。

日が暮れて牛が入っていったお堂に婆さんも入ってみると、
光明に照らされて、牛のよだれが「牛とのみ思いすごすな仏の道に　汝を導く己の心を」と読めた。

それからと言うもの、婆さんに仏の心が芽生え信心深い人間に生まれ変わったとのことじゃ。
思ってもいなかったことや他人の誘いによって、よいほうに導かれることのたとえとなりました。
メデタシメデタシ。

僕は昔の人が牛車に引かれて善光寺にお参りしていたのかと思たよ…
ちなみにこの昔話にあるようにこの善光寺は仏教には珍しく女性救済の仏様です。
今度はウチの家族も連れて来ようかな。女性だらけだから。。。

僕らは別所温泉から来たのですが、別所には北向観音という堂が北向きに建つことに由来する観音様があります。



南向きの観音様の善光寺が来世の利益、別所の北向観音が現世の利益をもたらすということで
善光寺のみの参拝では「片参り」になってしまうと言われています。
僕らはしっかり両参りをしたわけで、今日まで健康で過ごせたことにお礼を申し上げ、明日からの健康を祈願して参りました。