日本橋出勤

勤め先が日本橋にもオフィスがあるため、年に数回行くことがあります。

今日は久しぶりに朝から日本橋出張。

満員電車に揺られる電車通勤。

日頃の車通勤や自転車通勤とは全く違います。

東京に近付く程、車内の人と人の距離は近くなり、仕舞いには肩と背中が擦れあう。

電車を降りると、人に当たらない様な距離感を保ちながら群れを成し改札を目指す。

学生時代はこの群れを成すことが日常でしたが、年数回の作業になるとまるで外国人になったかのように、東京の通勤ラッシュを観察してしまう。

なんでこの人、改札の直前で急な方向転換するのだろ？なんでこの人階段を斜めに上るのだろ？なんて考えている暇は無いが、果たしてどんな秩序で成り立っているのだろうと思う。

訓練したわけでもなく、学校で習うわけでもなく、多くの人はこの群れを成すことが出来る。

実際には秩序なんて無くて、人それぞれがそれぞれの目的地を目指しているだけで、群れを成そうとは思っちゃいない…

自転車の方が車より干渉が無くて良いなぁって私が感じている間に、都内では毎日この群れの時空が存在している。自分がチッポケに見える程の、究極の共存通勤手法が都内への電車通勤だと思う。

毎日このラッシュを体験する人にとっては大したことではないのでしょうが、これって本当にストイックな人が自分をストイックとは感じないことと同じだと思う。

皆さん、好きで通勤ラッシュに乗り込んでいるわけでは無いのだと思うと、なんか俺ってダラけてるなぁと思った。

たまには通勤ラッシュに揉まれて、それでもイライラしない人間にならないと一人前のサラリーマンと言えないなと思った。