茨木のり子さんの詩に
「わたしが一番きれいだったとき」という詩がある。
私と同世代のある女優さんが
この詩を取り上げていた。
若い時も、もちろん美しいと言われたその人は
50代を過ぎても活躍している
けれど、女性にとっての、その一年というものは
たとえ女優さんであっても
まだがんばれる、あと少し・・・
そんな狭間を生きているのだと思う。
私ですら、、マスクを外してお洒落を楽しみたい
そんな衝動に駆られる近頃。
今年に入ってもう半年以上が過ぎてもマスクを外せない日々は続く。
我々世代はともかくとしても
若い人たちこそ、色々な出逢いがあってほしい
マスクをしていては、伝わるインスピレーションは半減しはしないか?
そんなことをふと思う梅雨さ中のとある一日のこと。
・・・・
わたしが一番きれいだった時は
戦争で負けた・・・との一節がある
その一文だけで、背景がわかり
そこには言い知れぬ悲しみがある。
人の一生を折れ線グラフで示すならば、一番美しい(心も)その頃に
いきいきとした時代を生きたかった、
幻と化した日々が憧れのように映るのではないか
今わたしたちが振り返っても眩しい一つの時代というもの
長く生きた今になってこそ心の奥深くに灯る優しい光
そういったものに支えられて生きるという側面が私の中にもある。
・・・・
また雨が降り出しました。
一昨日は夜中に雨の音で目が覚める
夜中に起きるとロクなことはない・・・
とある友達の名言?があり
ものごとを暗く考える、
なので、この豪雨は一体、どこまで行ってしまうのだろう
不安に苛まれながら目をつぶり、また浅い眠りに。
またしばらくは続くのかな
予報によれば。
せめて楽しいことを考えて過ごすこと
そう思っています。