よこしまな日々

瀞なる妄想と暴言の垂れ流し。
主に古代史、好きなこと、好きなものの話。

トランスユーラシア語って?

2021-11-12 | 参考:歴史・古代史

Triangulation supports agricultural spread of the Transeurasian languages
トランスユーラシア語は農業と共に拡散した(恣意的に翻訳するなら)

Martine Robbeets/Max Planck Institute for the Science of Human History by Jena Germany
Remco Bouckaert/The University of Auckland
Chao Ning/Shanghai Jiao Tong University

https://www.nature.com/articles/s41586-021-04108-8
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/13869

これは最新(2021)の研究です。

言語的、考古学的、遺伝的証拠の
三角測量をしてみたよっていう研究です。

簡単に言うと、

Transeurasian languages
 ↓
トランスユーラシア語
と定義づけされている、

日本語族、
朝鮮語族、
モンゴル語族、
ツングース語族、
テュルク語族

それらの祖語やアルタイ諸語祖語などから
どのように農業を持って拡散したかなどを
言語、考古学、DNAなどから見てみました
という研究です。

面白いので、Google翻訳で
日本語にして読んでみて下さい。

最新の研究でもやっぱり「西遼河集団」と
いうワードが出てきます。楽しいわぁ。

学問というのは、こんなふうに、色んな分野
からのアプローチが大切なんですよね。

学問にはマクロの視点とミクロの視点、両方
持たなくてはならないのは当たり前で、それら
を突き詰めていく時、何が一番必要なのか
というと、それは、多くの人達の協力です。

大学っていう象牙の塔は、お互いにそういう
協力が出来る最高の場所だと思うのです。

だから、こそ、学生支援緊急給付金など、
院生にこそ出してあげて下さい。

彼らを優遇することこそ、日本の未来でもあります。
優秀な頭脳が流出する前にお願いしたい。

皆様にもこういうことを心に
とめておいて頂きたいです。

これからの未来の為に。

是非。



Kirati people

2021-10-25 | 参考:歴史・古代史

Kirati people
https://en.wikipedia.org/wiki/Kirati_people

 ↑
Google翻訳して読んでみて下さい。

キラト族
彼らはヒマラヤの先住民であり、主にネパールから北東インド
(主にインドのシッキム州と西ベンガル、ダージリン、カリンポン
地区の北部の丘陵地帯)に東に伸びる東ヒマラヤです。

チベタンでは無い人々ですが、地勢的には近いヒマラヤの先住民。
なんと!彼らも日本に島封されたD系統と同じhapleD4が3~4割
を占めているそうです。

古くからキラト人とチベット人の間で広範な文化交流と
結婚が行われ8~9世紀頃が最高潮であったそうです。

そういったこともあって、チベット人とキラト人はD系統を
保持しているのかもしれません。

なんか、「科学」と「言い伝え」という両極端に見える
ものが同じものを示すという面白さを最近感じています。

昔の人の感覚を侮ってはいけないんですよね。
誰一人欠けても今の自分は居ないのですから。

あああ!面白いなぁ~♪